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秋のお彼岸とは?春彼岸と何が違う?
時期やお供え、由来を解説!

このように放置されたお墓は無縁墓と呼ばれます。
今回は、無縁墓がどうなるかと、無縁墓にさせないためにどうすればいいのかについてご紹介いたします。
目次
1. 秋のお彼岸と春のお彼岸に
お彼岸とはご先祖供養としてお墓参りや法要を行うにふさわしいと決められた期間です。年に2度、秋と春にあります。具体的には、3月の春分の日、9月の秋分の日を中日とした前後3日間のことを指し、それぞれ初日を「彼岸入り」最終日を「彼岸明け」と呼びます。お彼岸の時期は地球の運行を観測した結果に基づき定められるため、毎年変化します。
秋のお彼岸とは
秋のお彼岸は、秋分の日を中日とする前後7日間を指します。秋分の日が祝日と定められている理由は、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ためです。秋のお彼岸では、御萩(おはぎ)をお供え物とします。
春のお彼岸とは
春のお彼岸とは、春分の日を中日とする前後7日間を指し、この時期に先祖供養をおこないます。春分の日が祝日と定められている理由は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という目的があるためです。
春のお彼岸では、牡丹餅(ぼたもち)をお供えします。
2. 秋のお彼岸と春のお彼岸の違い
ご先祖様を供養するという目的では、秋のお彼岸と春のお彼岸に大きな違いはありません。異なる点としては、お供えする食べ物やお花が挙げられます。
お供えについて
秋のお彼岸では「御萩(おはぎ)」春のお彼岸では「牡丹餅(ぼたもち)」をお供えするのが一般的です。これらは同じ食べ物ですが秋に咲く「萩」、春に咲く「牡丹」を見立てて作られており、季節によって名前が変化します。
お花について
お彼岸の際、お供えするお花に明確な決まりはありませんが、その季節を代表するお花をお供えするのが一般的です。秋のお花の代表例は「菊」「リンドウ」、春のお花としては、「マーガレット」「牡丹」、などが挙げられます。
どの花にしようか悩むときにはお花屋さんにお任せしてみるのもおすすめです。「お彼岸用を季節のお花で」と希望するとアレンジメントを作ってくれます。もちろんご先祖様が生前好んでいたお花をお供えしても問題ありません。
ただし、バラのようにトゲがあるお花の場合は、お供えする前にトゲを取り除くのがマナーです。
また、香りが強いお花、毒のあるお花はお供えとしては不適とされる地域もあるため注意しましょう。
時期について
| 秋のお彼岸 | 春のお彼岸 |
|---|---|
|
秋分の日を中日として前後3日 合計7日間 |
春分の日を中日として前後3日 合計7日間 |
秋分の日、春分の日は天文学的に定められているため、毎年同じ日ではありません。目安としては、毎年9月22日頃は秋分の日、3月20日頃が春分の日です。
3. 秋分の日と春分の日がお彼岸になった由来
仏教的思想では古来、西に極楽浄土があるとされています。太陽が真東から昇り、真西に沈む日である秋分の日、春分の日は西方の極楽浄土と現世が最も近づく日であり、この時期に西方に向かって拝むと功徳を積むことができると信じられてきました。これが春分の日、秋分の日がお彼岸に定まった由来と考えられています。
4. お彼岸を迎える準備
| お彼岸を迎える準備 |
|---|
|
・お墓の掃除 ・お仏壇、仏具の掃除 ・お花、お供えの用意 |
お墓の掃除
お彼岸ではお墓参りをおこなうのが一般的です。普段、お墓掃除ができていない方もお彼岸の際はお墓参りに合わせてお掃除してみてはいかがでしょうか。雑草をむしり、墓石を水洗いするだけでも十分に綺麗にすることができます。お彼岸を迎える前は一番綺麗な状態に保ちたいと考える方も多く、墓石掃除専門業者にクリーニングを頼む方もいらっしゃいます。
お仏壇、仏具の掃除
彼岸は節目として仏壇や仏具を綺麗にする良い機会でもあります。ご自宅の仏壇、仏具を丁寧に掃除するようにしましょう。掃除をする際には、仏壇を傷つけないためにも仏壇の種類に合わせた掃除の方法を確認しておきましょう。
お花、お供えものの用意
お彼岸中、ご自宅の仏壇やお墓にはお花とお供えものを用意します。法要のため親族を訪ねる場合は相談の上、持参するとよいでしょう。この時期にはお花屋さんにお彼岸用の花が用意されています。その場でアレンジメントを作ってもらう場合は時間に余裕を持って出かけましょう。お供えものには御萩(おはぎ)、牡丹餅(ぼたもち)の他に果物やお団子も選ばれます。こちらも置く場所や置く期間を考えて、販売店で相談するとよいでしょう。
5. 秋のお彼岸と春のお彼岸はどちらもご先祖様に感謝を伝える大切な行事
9月の秋分の日を中日とした前後3日間のことを指す秋彼岸は、春彼岸同様に多くの方がお墓参りを行います。
ご先祖様に感謝を伝える大切な行事でもありますので、お墓掃除、お仏壇掃除をしてご先祖様をお迎えしましょう。
秋彼岸では御萩(おはぎ)や菊などの準備をすることで、ご先祖様とともに季節を感じることができます。「年末にお墓参りができなかった」「最近、お墓参りをしていない」という人は、今年の秋こそお墓参りに行ってみてはいかがでしょうか。
位牌とは何か?種類や相場から浄土真宗で使われない理由まで一挙に解説!


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位牌とは何か?種類や相場から
浄土真宗で使われない理由まで一挙に解説!

目次
1. 位牌とは
位牌(いはい)とは、戒名や法名を記して、故人やご先祖様を祀るための木製の板、牌のことを指します。
家庭の仏壇や寺院の位牌壇に安置してあるのが一般的です。位牌の由来については諸説ありますが、中国の儒教を考えの起源としてその後日本に伝来したといわれています。
2. 位牌の意味と重要性
位牌を安置する意味は、日本古来の依代(よりしろ)という考え方にも大きく関係があるとされています。
依代とは、樹木や岩石などに神霊が宿るという日本の伝統的な習わしです。この習慣と中国から伝来した、死者の霊の依り所として存命中の位官や姓名を札板に記すという習俗が合わさったものが現在の位牌であると考えられています。
その成り立ちから、位牌は故人やご先祖を模した、あるいは魂を宿した供養の対象という重要な意味を持つようになりました。
浄土真宗で位牌を使用しない理由
浄土真宗では、「全ての人は阿弥陀如来に導かれ極楽浄土へ導かれる」と考えます。魂は亡くなってすぐにこの世から離れ、成仏してしまうため死者の霊の拠り所は必要がないのです。
浄土真宗では位牌の代わりに法名軸や過去帳が使用されます。どちらも故人を偲ぶことができるので、位牌の代わりになるものが欲しいという方は相談してみてください。
3. 位牌の種類
位牌には大きく分けると、「板位牌」「回出位牌」の2種類が存在します。
ここでは、板位牌と回出位牌の違いについて紹介します。
・板位牌
・回出位牌
板位牌
板位牌とは位牌の中でも最も一般的な位牌で、新しく位牌を作った場合は板位牌であることがほとんどです。蓮台(蓮の花をかたどった位牌の土台)に札板が刺さった形をしています。故人のために個別に作られるものであり、通常はひとつの位牌におひとりの戒名を記載します。板位牌の中にはさらに種類が3つあり、「塗り位牌」「蒔絵位牌」「唐木位牌」が存在します。
塗り位牌
素材に檜などが使用され、塗りを重ねて黒く重厚に仕上げた位牌です。彫刻や金粉、金粉などの塗料で装飾されているものから、ウレタンなどの樹脂塗装を用いたものまで、幅広い種類のものが存在します。
蒔絵位牌
蒔絵位牌は漆の表面に美しい模様が蒔かれた位牌です。現代的なデザインの仏壇にも合うよう、様々な絵柄が存在します。
唐木位牌
唐木位牌とは、黒壇や紫壇などの高級銘木を使用した位牌です。素材の木目を活かしたデザインをしています。
回出位牌 (繰出位牌)
先祖代々全ての位牌をひとつにまとめた位牌です。箱形の位牌をしており、その中に例札を収納します。
何代にもわたる多くの位牌を仏壇に祀る場合は、回出位牌を選びます。
三十三回忌や五十回忌のタイミングで板位牌から回出位牌に作り替えることが多いようです。
4. 位牌の相場
位牌の値段相場は、使用する素材や製造工程によっても大きく異なります。ご先祖様を宿すものであり、長く人生を共に過ごすものでもありますので、購入する際は値段以外の点も重視するようにしましょう。
| 位牌の種類 | 値段相場 |
|---|---|
| 塗り位牌 | 1万円~3万円 |
| 唐木位牌 | 2万円~4万円 |
| 回出位牌 | 3万円~ |
5. 位牌の選び方
位牌を選ぶ際に最も重視すべきことは、仏壇に収まるサイズであるかという点です。位牌に決まったサイズはありませんが、一般的に使用されているものは3.5~4寸(約7.5~12㎝)です。位牌の全長がご本尊を超えないこと、ご先祖様の位牌よりも高いものにしないという考え方もあります。
先祖代々受け継いでいる仏壇であればご親族や仏壇仏具店に相談するとよいでしょう。
6. 位牌の注文や注意点
位牌を新たに作る場合は、仏壇仏具店での注文が一般的です。しかし近年ではインターネット通販でも購入できます。店舗、インターネットのどちらで購入するにしても、「位牌のサイズ」「位牌のデザイン」「文字の色」「文字のデザイン」を事前に決めておくようにしましょう。
位牌サイズ、デザインは仏壇に合うものであれば問題ありません。文字の色については、表が白か金、裏が白、朱、金の3色から選ぶのが一般的です。また文字のデザインについては、位牌に直接書く方法と文字を彫る方法がありますので、注文前に確認しておきましょう。
インターネットで位牌を注文する際は、宗派によって入れ方が異なる梵字について、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。店舗であればスタッフが宗派によって異なる梵字について説明してくれますが、インターネットの場合は自分で調べなければなりません。梵字のデザインミスなどにより作り直すことが無いように、インターネットで位牌を注文する際は特に注意をしておきましょう。
7. 位牌は故人やご先祖様を象徴する大切な存在
位牌の歴史は長く、中国の儒教を起源として日本に伝来してきたといわれています。日本古来の依代の考え方と大きく関係しており、故人やご先祖の代わりとして供養の対象としての重要の役割を持っています。
位牌はご先祖様の魂を宿すものであり、長く人生を共に過ごすものでもあります。購入する際は値段以外の点を重要視してみてもよいかもしれません。故人を身近に感じ続けるために納得のいく位牌を作るようにしましょう。
お墓を放置するとどうなる?墓じまい後の遺骨の納骨方法


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お墓を放置するとどうなる?
墓じまい後の遺骨の納骨方法

このように放置されたお墓は無縁墓と呼ばれます。
今回は、無縁墓がどうなるかと、無縁墓にさせないためにどうすればいいのかについてご紹介いたします。
1. 放置されたお墓はどうなる?
無縁墓とは、お墓を継承する者や使用する者がいなく、お墓の管理料が一定期間支払われなかったお墓のことです。一定期間とは墓地の約款や規則によって異なりますが、一般的には5年程度、管理料を払わない、所有者と連絡が取れない場合、墓地管理者が強制的にお墓を撤去することができます。
しかしながら、いきなりお墓を撤去できるわけではありません。最初に、墓地の使用者に管理料の支払いについて電話や手紙で連絡をします。納付期限を超えた場合、該当する墓地に立札を立て、官報への公示が行われます。公示後一定期間が過ぎても連絡がないと、墓地の撤去が可能となり、遺骨は取り出され他の遺骨と一緒に合祀されます。
2. 無縁墓を避けるためには?
先祖代々のお墓が撤去されてしまわないためには、墓じまいをすることが必要です。墓じまいとは遺骨を取り出してお墓を片付け、管理者にお墓を返すことです。取り出した遺骨はどこかに納骨しなくてはなりません。
遺骨の納骨方法は大きく分けて4つあります。
1.別の墓地や霊園に改葬する
2.永代供養のお墓に入れる
3.手元供養をする
4.散骨をする
1.別の墓地や霊園に改装する
改葬とは、もともとのお墓が遠方にありお墓の管理ができないなどの場合、近くのお寺や霊園に遺骨を移すことです。継承者がいて管理ができる場合は改葬することが多いようです。
2.永代供養のお墓に入れる
永代供養とは、さまざまな理由からお墓参りに行けない人に代わって、お寺や霊園がお墓の管理・供養をしてくれる埋葬方法のことです。
永代供養のお墓として主なものは以下の3つです。
・永代供養墓
・納骨堂
・樹木葬
永代供養墓はお寺や霊園の敷地内にモニュメントなどを立て、そこに不特定多数の人の遺骨を合祀するお墓です。
納骨堂は屋内型が主流で、駅からのアクセスも便利な場所に建てられていることが多いようです。
遺骨を安置する個別のスペースが並んだロッカー型や、仏壇がずらりと並んだ仏壇型、カード認証で遺骨が呼び出されてお参りをする自動搬送型などがあります。
施設によっては一定期間後に合祀されるタイプもあります。
樹木葬は、もともとは里山にシンボルツリーを植えてその周りに遺骨を納骨する形でしたが、現在はお寺や霊園の敷地内に樹木やお花を植えたガーデンタイプが増えています。施設によって形や費用などさまざまなものがありますので、比較してみるといいでしょう。
3.手元供養をする
手元供養とは遺骨をお墓などに納骨せず、自宅に置いて供養する方法です。骨壺に納めるだけでなく、人形に入れたり、遺骨をペンダントや指輪などの石に変えてアクセサリーとして身に着けることもできます。ただし、一般的な手元供養の場合、遺骨の一部を分骨するため、遺骨の納骨先は決めておく必要があります。
4.散骨する
散骨は遺骨を山や海などの自然に還すことです。散骨をするためにはまず遺骨を細かく砕いて粉末状にしなければいけません。また散骨する場所も、自治体によって禁止されている場合もありますので事前によく調べておく必要があります。専門業者がありますので、信頼できるところか調べて依頼するといいでしょう。
荒れ果てたお墓を見ることはとてもつらいことです。
今自分が生きているのは、先祖代々受け継がれてきた命があるからです。
人には様々な事情があるかと思いますが、無縁墓とならないように、自分にできる墓じまいの形を選択してみるといいでしょう。
プロ直伝!お墓掃除の仕方と注意点とは?お墓掃除の基本や汚れの原因について


未来のお墓研究所
更新日:2023.04.20
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プロ直伝!お墓掃除の仕方と注意点とは?
お墓掃除の基本や汚れの原因について
目次
1. お掃除の正しいやり方
お墓掃除をする際には正しい手順が存在します。敷地内の掃除をおこなってから墓石をきれいにするのが、お墓掃除の正しい手順となります。以下の手順を参考に、正しいお墓掃除をおこなって故人を偲ぶようにしましょう。
1.お墓の敷地内の掃除
2.墓石の掃除
3.墓石周りにある小物類の掃除
4.水分を拭き取る
1.お墓の敷地内の掃除
・落ち葉集め
・雑草の除去
・植木の選定
・玉砂利の汚れ落とし
はじめに、敷地内にある落ち葉集め、雑草の除去をおこないます。お墓に植木がある場合は剪定もするようにしましょう。また、敷地内にある玉砂利が汚れている場合はスコップなどで掘り起こして、ザルに入れ、水洗いをすることで汚れを落とすことができます。
2.墓石の掃除
墓石は、放っておくと水垢やカビが発生します。汚れが付着している所に水をかけて、スポンジや歯ブラシなどを使いながら軽く磨くようにして洗いましょう。
3.墓石周りにある小物類の掃除
花筒や線香皿など墓石周りにある取り外し可能の小物は全て水洗いが可能です。花筒のように縦に長いものは歯ブラシなどを使用して洗うようにしましょう。
4.水分を拭き取る
水気を放置したままにすると、墓石にコケが生える原因となります。最後に必ず乾いたタオルを使用して墓石に付着している水気を拭き取るようにしてください。
2. お掃除で用意するもの
お墓掃除にいく際に必要になる道具について、解説します。基本的にはご家庭にあるもので代用することが可能ですが、掃除の内容によっては、新たに仏壇仏具屋、ホームセンターなどで購入が必要となるものもあります。
【基本の道具】
・雑巾、タオル、布
・毛の柔らかいブラシ・スポンジ
・バケツ、桶
・ほうき、ちり取り
・軍手
・ゴミ袋
【あると便利な道具】
・墓石専用洗剤
・ザル
・スコップ
・剪定用のハサミ
お墓周りに植木がない場合、玉砂利の掃除をおこなわない場合は、基本の道具のみ持参すれば問題ありません。
また、墓石に頑固な汚れが付着している場合は墓石専用の洗剤、スポンジ、ブラシが必要になります。仏壇仏具店やホームセンターでは、お墓お掃除セットなども販売していますので、必要な場合は準備しておきましょう。
3.お掃除する上での注意点
ここではお墓掃除の注意点を紹介します。今まで何気なくしていたお掃除方法が、墓石の扱い方としてはNGであることも。一度確認しておきましょう。
墓石は水洗いが基本
頑固な汚れ、目立つ汚れがない場合は水洗いのみで十分です。上から下に水をかけながら、スポンジ、雑巾、歯ブラシなどを使用して水拭きをします。この際、必ずきれいな水を使用しましょう。
タワシの使用について
水拭きで取れない汚れに対しては、タワシを使用することになりますが金属製のタワシの使用は絶対にやめてください。
墓石が傷つき、カビやサビ、墓石に光沢がなくなる原因となってしまいます。
通常のタワシでも強く擦りすぎると金属製同様に墓石が傷ついてしまいますので、タワシの使用はできるだけ避けてください。頑固な汚れに対しては、ナイロン製のブラシや軍手の指先を濡らして磨くなども効果的ですので、タワシを使用する前に一度試してみてください。
お供え物やゴミは持ち帰る
掃除の後にはお供え物をしますが、放置したまま帰宅するのではなく、お帰りの際に必ず回収するようにしましょう。
放置したままにすると、鳥によって食べ散らかされ、お墓が汚れる原因となります。
また、缶ジュースや缶ビールをお供えする場合も放置はNGです。缶のサビが墓石に付着してしまいますので必ず持ち帰りましょう。
4.お墓が汚れてしまう原因
お墓が汚れる原因としては大きく2つあり、「日々の汚れが蓄積」「墓石の経年劣化」が挙げられます。それぞれ、どのような汚れなのか、お墓が汚れてしまう原因について解説します。
日々の汚れが蓄積した汚れ
蓄積する日々の汚れとしては以下の4つが挙げられます。基本的には月1回程度の簡単なお掃除で防ぐことができますので、汚れが蓄積しないために定期的にブラシを使っての水洗いをおこないましょう。
・水垢/黒ずみ
・カビ/コケ
・シミ
・チリ/ホコリなどの粉塵
水垢/黒ずみ
花筒や水鉢など、直接水を入れる場所には特に水垢が発生しやすくなります。また、花筒には傷んだ花によって菌が発生してヌメリのある黒ずみが付着することもあります。
カビ/コケ
日当たりや風通しが悪い場所にお墓がある場合は、カビやコケが繁殖しやすく墓石に生えてしまう可能性があります。
墓石の表面を水洗いすることで繁殖をある程度防ぐことは可能ですが、万全であるとは言えません。カビやコケが生
えてしまった場合は、墓石専用洗剤などを使用して、できるだけ早く取り除くようにしましょう。
シミ
お供え物であるお酒やジュースなどを溢したまま放置するとシミになる可能性があります。墓石にシミができてしまうと簡単には落ちないものもあります。水洗いや墓石専用洗剤でも落ちない場合は、墓石掃除のプロにお任せしても良いかもしれません。
チリ/ホコリなどの粉塵
線香の灰、燃えカス、花粉、チリやホコリなどの粉塵が墓石のつなぎ目に入り込み、雨などにより固まってしまうことがあります。長期間放置すると落としにくい汚れになりますので、定期的に歯ブラシなどを使用して水洗いをするようにしましょう。
墓石の経年変化による汚れ
墓石は定期的にお掃除をしていたとしても、雨風による劣化で年数が経つと汚れが目立ってしまいます。経年劣化は仕方のないことですが、墓石をきれいにしたい場合は墓石掃除のプロにお任せするのが良いでしょう。経年劣化により、どうしようもないと思っていた汚れもしっかり落として見違えるほどきれいにしてくれます。
5. プロによるお墓掃除について
お墓掃除のプロに掃除をお任せすることで、普段の水洗いでは落としきれない汚れを除去することが可能になります。石材店の墓石クリーニング、掃除代行業者、墓石掃除専門業者などが存在しますので、ニーズに合った業者にお願いするようにしましょう。石材店の墓石クリーニングの場合は、通常の掃除だけでなく墓石のキズ、割れの修復などをお願いすることが可能。掃除代行業者、墓石掃除専門業者では、通常の掃除に加え高圧洗浄などをオプションで追加することもできます。
石材店と比較すると安い値段でお願いすることもできますので、お墓の汚れ具合などと相談しながら検討するようにしましょう。
6. お墓クリーニングのメリット
経年劣化による墓石の汚れなど、水洗いで汚れが落ちない場合は墓石掃除のプロにお任せするのがおすすめです。高圧洗浄機やスチーム洗浄機などを駆使して、普段のお掃除では落としきれない、墓石のつなぎ目に入り込んだ汚れや付着したシミなどを一気に除去できます。また墓石を傷つけない専用の薬剤を使用して頑固な汚れを浮かしきれいにしてくれるのもプロに頼むメリットです。自己流の掃除方法だと墓石を傷つけてしまう心配もあります。頑固な汚れに悩んだ際は墓石掃除のプロへお任せするのも検討してみてください。
7. 定期的なお墓掃除でお墓をきれいに保とう
お墓に眠るご先祖様にとって、定期的に掃除をしていただくこと、そして会いに来てくれることは何よりも嬉しいことなのではないでしょうか。定期的にお墓掃除をおこない、ご先祖様を偲ぶようにしましょう。お墓掃除には正しい手順や注意点などが存在します。金属製のタワシの使用が禁止であることなど、今回ご紹介したお墓掃除の方法を参考にしながらいつでもきれいな状態を保つようにしましょう。
しかし定期的にお掃除をしていただとしても、年中雨風に晒されてしまっているお墓が経年劣化してしまうのは仕方のないことです。通常のお手入れではどうしようもない頑固な汚れなどが目立つ場合は、必要に応じて墓石掃除専門業者にお願いしてみるのもおすすめです。
四十九日法要でのお布施の渡し方|値段の相場や書き方について一挙解説


未来のお墓研究所
更新日:2023.03.06
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四十九日法要でのお布施の渡し方|
値段の相場や書き方について一挙解説
目次
1. 四十九日法要のお布施の
四十九日法要でのお布施の相場は、3~5万円と言われています。葬式や告別式で渡した金額の10~20%をお布施に入れることが多いです。またお布施とは別に、お車代や御膳料の用意が必要になることもあります。
お布施以外に必要なお代
| お代 | 封筒 | 渡し方 | 表書き | 裏書き |
|---|---|---|---|---|
| お車代 | 白封筒 | 個別 | 「お車代」 「御車代」 |
なし |
| 御膳料 | 白封筒 | 個別 | 「お膳料」 「御膳料」 |
なし |
| 開眼供養 納骨式 |
香典袋 黒白の結び切りの水引 (地域や金額によります。) |
個別 または、 まとめる |
「御布施」 「入魂御礼」 「御礼」 |
施主の氏名か家名 |
四十九日法要では、場合によってお布施以外にもお金がかかることがあります。
お車代
自宅に僧侶を招いて法要を行う場合、お布施に加えてお車代がかかります。一般的に相場は5千円~1万円 です。
お車代は、僧侶の移動距離から計算することができますが、あくまでも感謝の気持ちであることを念頭に置いて金額を決めましょう。また、宿泊を伴う法要の場合、宿泊費の用意が必要です。
御膳料
法要後に会食が予定されており、僧侶が欠席する場合にのみ必要です。会食を行う場所にもよりますが、5千円~1万円 が相場です。
開眼供養を行う場合
開眼供養を四十九日法要と同時に行う場合、お布施とは別に1~5万円かかります 。開眼供養とは墓石に故人の魂を宿すための儀式です。新たにお墓を建てる、もしくは改葬をする場合などに行われます。
納骨式を行う場合
お墓に遺骨を入れる納骨式を、四十九日法要と同時に行う場合には、別途お金が必要です。3~5万円 が相場です。
四十九日法要と同時に開眼供養と納骨式を執り行う場合、お布施とは別に3~5万円を用意します。渡し方は、お布施に加えても、別個でも差し支えありません。
2.地域・宗派・お寺ごとに見る相場の違い
お布施の相場は、地域や宗派、法要を執り行うお寺の格によっても変動します。ひとつずつ見ていきましょう。
地域
| 地域 | 相場 |
|---|---|
| 北海道/東北 | 3万5千~4万5千円 |
| 関東 | 5万円 |
| 西日本 | 3万~4万5千円 |
お布施の金額はお寺によっても異なります。上の数字はあくまで目安として参考にしてみてください。
宗派
| 宗派 | 目安 |
|---|---|
| 浄土真宗 | 葬儀で渡したお金の1割 |
| 真言宗 | 3万円 |
| 日蓮宗 | 読経1回につき5万円が相場 |
| 曹洞宗 | 3~10万円 複数の僧侶が参加する場合があるため |
| 浄土宗/臨済宗/天台宗 | 3~5万円 |
3. 四十九日法要のお布施を渡すまでの手順
| 手順 | |
|---|---|
| Step 1 | 封筒を選ぶ |
| Step 2 | 表書き/裏書きの作成 |
| Step 3 | お布施を包む |
| Step 4 | お布施を渡す |
以上、4つの手順に沿ってお布施を包みましょう。次項からは、手順に沿って注意事項やポイントをお伝えします。
(1)封筒を選ぶ
四十九日法要のお布施には、一般的に奉書紙か白封筒が用いられます。白封筒でも問題はないですが、奉書紙が最も丁寧とされています。白封筒を使用するのが心配な方は、奉書紙で包みましょう。失礼にあたることはまずありません。
奉書紙を使用する場合には裏表に注意しましょう。見分け方としては、ツルツルしている面がオモテ、ザラザラしている面がウラです。
御布施にのし、水引は必要か
四十九日法要では、基本的に両方とも必要はありません。のしは 、長寿や繁栄を象徴しているので「弔事」には使われません。水引が「慶事」や「弔事」使用されます。四十九日法要は、「法事」であり「弔事」に当てはまらないので、使わなくても問題はありません。
ただ、法要は弔事と深い関係にあると考えられるため、お布施に水引をつける人もいます。水引をつけるのであれば、白黒のあわじ結びを選びましょう。
(2)表書き/裏書きの作成
表書きと裏書きには必要な項目や記入場所などの細かい作法があります。頻繁に書くものではないので、何をどこに書けばいいかわからない人も多いのではないでしょうか。
表書きと裏書きで失礼のないように、ここでしっかり確認しておきましょう。
水引は「無し」または「白黒のあわじ結び」
表書き
| 表書き | 注意点 |
|---|---|
| お布施(御布施) | 最も一般的な表書き 宗派関係なく使用可能 |
| 御読経料 | 浄土真宗では使用不可 |
| 御回向料 | 浄土真宗では使用不可 |
表書きは、名目と施主の氏名を外袋のオモテ面に書きます。名目として用いられるのは、「御布施」か「お布施」が一般的で、宗派関係なく使用できます。
「お布施(御布施)」は、封筒、もしくは奉書紙の上半分に記載します。氏名は、下半分の真ん中に「お布施」に続く形で書きましょう。
施主の氏名に関しては、氏名、苗字のみ、家名(〇〇家)と書き方が3種類あります。氏名を書く場合、ウラ面には名前は必要ありません。家名のみを書く場合は、裏面に施主の氏名を記載しましょう。
裏書き
裏書きには、中袋がある場合とない場合で書き方が変わります。裏書きを書く際には、表書き同様に黒墨の筆ペンを使いましょう。
表書きと違い、裏書きは中袋がある場合とない場合で書き方が変わるため注意しましょう。
| 中袋あり (中袋に記入し、外袋の裏面には何も書かない) |
中袋なし (表書きを施した封筒の裏面に記入) |
|---|---|
|
・中袋のオモテ面に金額、ウラ面に住所・氏名・電話番号を記入する。 ・金額は表面の中央に、住所・氏名・電話番号は裏面の左下に記載する。 ・金額は、旧字体で書く。(例:金伍萬圓) ・住所、電話番号は漢数字で書く。 |
・裏書きには、金額・住所・氏名・電話番号を記入する。 ・金額は右側に、住所・氏名・電話番号は左側に側に書くのが一般的。 ・金額は、旧字体で書く。(例:金伍萬圓) ・住所、電話番号は漢数字で書く。 |
(3)お布施を包む
お札を包む際には、①奉書紙②中袋+白封筒③白封筒のみと3パターンあります。それぞれポイントを説明します。お布施に包むお札は、新札で揃えると、より丁寧な印象を与えます。
| パターン | 手順 |
|---|---|
| ①奉書紙 |
お札を半紙か中袋で包みます。 それを奉書紙で包みます。 (注)お札の包み方は次項で説明します。 |
| ②中袋+白封筒(外袋) |
お札を中袋に入れる。 中袋を外袋に入れる。 (注)中袋にお札を入れる際の注意点はこちらで説明します。 |
| ③白封筒のみ |
お札を白封筒に入れる。 (注)お札を入れる際の注意点はこちらで説明します。 |
奉書紙でお札を包む際のポイント
御布施に奉書紙を包む場合、まずお札を半紙で包むか、中袋に入れて、中包みをつくります。この項では、半紙での中包みの作り方をご紹介します。
| 手順 | 注意点 |
|---|---|
| ①半紙を横向きで少し斜めに置き、その上にお札を置く。 |
・半紙は横向き ・お札の向きは、横向きで肖像画が上にくるように配置する。 |
| ②お札の横幅に合わせるように半紙を折る。 | |
| ③半紙の左下隅を、お札の左端にくるように折る | |
| ④お札を隠すように半紙の左側を折る | |
| ⑤残った半紙の右側で、お札を巻くように折る。 |
次に、半紙に包んだお札を奉書紙で包みます。
| 手順 | 注意点 |
|---|---|
| ①奉書紙のウラ面を上にして、中包みを縦に置く。 |
・中包みは、奉書紙を縦半分に折り、その左半分の中央に置く。 ・奉書紙を折る際は、中包みの大きさに合わせずに、空間が少しできるように折る。 |
| ②奉書紙の左側を折る。 | |
| ③同様に右→下→上の順で折る。 |
中袋にお札を入れる際の注意点
中袋から取り出したときに、肖像が見えるようにお札を入れましょう。外袋に中袋を入れる場合、外袋に糊付けはしません。
白封筒に直接お札を入れる際の注意点
白封筒のみの場合、お札は、白封筒から取り出した際に肖像が見えるように入れましょう。
封筒には糊付けが必要です。
4.お布施の渡し方
お布施が用意できたら、残るは僧侶に渡すのみです。お布施を僧侶に渡すタイミングとマナーをご紹介します。
お布施を渡すタイミング
お布施を渡すタイミングは、「法要が始まる前」「法要が終わった後」のどちらかが一般的です。会食を開くのであれば、法要後にお車代と一緒に渡す方が多いようです。
お布施の渡し方
四十九日法要の場合、お布施は袱紗(ふくさ)に入れておきます。渡す際に、袱紗から取り出し、お盆の上において僧侶に渡す方法が一般的とされています。
袱紗(ふくさ)はグレーや紫などの寒色系を選びましょう。菓子折りとともにお布施を渡しても問題はありません。
どちらの場合も、僧侶から表書きが正しい向きで見えるようにお布施を置いて渡しましょう。
感謝の気持ちを込めてお布施を包みましょう。
封筒選びから、僧侶に渡すまで、お布施には多くのマナーがあります。日常的に使うものではないので、煩わしいと思うかもしれませんが、お布施は故人を弔ってくれた僧侶に対する感謝の気持ちです。故人との思い出を振り返り感謝の気持ちを込めて、お布施を包みましょう。
お布施の相場はどのくらい?葬儀、法事・法要、宗派別に紹介


未来のお墓研究所
供養
お布施の相場はどのくらい?
葬儀、法事・法要、宗派別に紹介
目次
1. 葬儀時のお布施の相場
葬儀が終わった際に僧侶へ手渡すお布施ですが、相場としては20万円~50万円と言われています。
お礼の気持ちですので明確な金額が決まっているわけではありませんが、地域や葬儀の規模、お寺との関係性によって、金額が変化します。
また葬儀後のお布施が他の法要と比較して高額になるのは、戒名料が入っているためです。あくまでも目安になりますが、一日葬であれば15万円~25万円、直葬の場合は5万円~15万円程度が相場です。
お布施の内訳
| 読経料 | 葬儀や法要での読経に対するお金 |
|---|---|
| 戒名料 | 戒名をつけてもらうことに対するお金 |
お布施の内訳は、読経料と戒名料からなります。戒名料については、戒名のランクによって大きく変化します。位の高い戒名の場合は、100万円を超える高額な戒名料になることもあります。読経料と戒名料は、葬儀が終わったタイミングでお布施として、同時に渡すのが一般的ですが、その際には戒名料を同封していることを伝えるのが一般的です。
2. 法事・法要時のお布施の相場
葬儀が終わると、初七日法要や四十九日法要などがあります。ここでは、初七日や四十九日法要、お盆、彼岸、年忌法要でのお布施相場について紹介します。
初七日のお布施の相場
初七日法要でのお布施の相場は3万円~5万円程度と言われています。
初七日法要とは、葬儀後初めて行われる法要であり、故人が無事に三途の川を渡り切れるようにお祈りすることとなっています。命日から四十九日目に故人が生まれ変わるという仏教的思想に基づき、命日から七日ごとに法要を行います。
四十九日、納骨法要のお布施の相場
故人が極楽浄土に行けるかの審判を受けると考えられている仏教的思想に基づき、極楽浄土へ渡れるようご遺族が祈る盛大な法要が四十九日法要です。納骨法要とは故人の遺骨をお墓に納骨することを指します。
四十九日法要と同時に納骨法要をおこなうことが一般的です。それぞれの法要のお布施相場は、四十九日法要が3万円~5万円、納骨法要は1万円~5万円が大まかな目安です。
お盆、彼岸、年忌法要のお布施の相場
| 新盆 (四十九日法要後初めてのお盆) |
3万円~5万円 |
|---|---|
| 彼岸 | 3万円~5万円(個別法要) 3千円~1万円(合同法要) |
| 一周忌 | 3万円~5万円 |
| 三回忌以降 | 1万円~5万円 |
| 月命日 | 3千円~1万円 |
| 祥月命日 (年忌法要がない年) |
5千円~1万円 |
初七日法要や四十九日法要、納骨法要以外のお布施相場は上記の通りです。一般的に葬儀に近いほどお布施金額も高くなります。ただこれらの金額はあくまで目安です。どうしてもお布施の相場が気になる場合は、菩提寺へ確認するなどしてみましょう。
3. 宗派によるお布施の違い
宗派によって、お布施についての考え方は大きく変わります。例えば浄土真宗のように戒名という考え方のない宗派では、戒名料は必要ありません。ここではこうした宗派別のお布施に対する考え方や相場について紹介します。
曹洞宗
曹洞宗では戒名に応じて金額が決まります。最も一般的な戒名である「信士・信女」の場合、お布施の相場は30万円~40万円。また曹洞宗では複数の僧侶が読経に加わることもあります。読経に加わる僧侶の人数によって、お布施代も高くなることを知っておきましょう。
浄土真宗
浄土真宗では戒名ではなく、法名という考え方になります。戒名と違い、法名にはランクというものが存在しません。そのため、浄土真宗では戒名料が不要です。お布施は読経料のみで、相場としては10万円~20万円程度と言われています。
真言宗
真言宗では戒名のランクに比例して戒名料が決まります。最も一般的な戒名である「信士・信女」の場合の相場は30万円~50万円ほどと言われています。
日蓮宗
日蓮宗では戒名のランクに応じて戒名料が変わり、最も一般的な戒名である「信士・信女」でお布施の相場は20万円程度と言われています。また僧侶が二人以上になることもあり、その場合にはお布施の金額も変わってきます。
浄土宗
浄土宗では戒名のランクに比例して戒名料が決まります。真言宗や天台宗と同様に、「信士・信女」「居士・大姉」といった戒名の種類があります。一般的な「信士・信女」の場合、お布施は30万円~50万円程度になるのが一般的と言われています。
4. お車代・御膳代の相場について
お布施代以外にも、「お車代」「御膳代」を用意しておくのが一般的です。ここでは、それぞれの相場について紹介します。
お車代の相場
お車代とは、「葬儀に足を運んでいただいた」という僧侶に対する感謝、お礼としてお渡しするお金です。5千円~1万円程度を包むのが相場とされていますが、僧侶の送迎タクシーを手配して、その実費を払うこともあります。
御膳代の相場
御膳代は、僧侶が法要後の会食に参加できない時にお渡しするお金です。相場としては5千円~1万円と言われていますが、僧侶が会食に出席した場合は不要です。また注意が必要なのは複数の僧侶が法要に参加した場合は、人数分お膳代が必要になりますが、それぞれにお渡しするのではなく、ひとつの袋にまとめるのがマナーです。
5. お布施の金額、相場に関するポイント
お布施の金額を考える際に、気になるポイントをまとめました。マナーにも注意してお布施の金額を決定しましょう。
お布施として包むお札の枚数にマナーはあるの?
お布施の場合は、お札の枚数にマナーはありません。御香典の場合は4枚、9枚は不吉な数字であるとしてマナー違反となりますが、お布施はご遺族にお渡しするものではありませんので、枚数について気にする必要はありません。
お布施の相場についてお坊さんに直接聞いてもいいの?
お寺にもよりますが、基本的にお布施の相場についてお坊さんに直接聞いても問題ありません。しかしお布施はお気持ちを表す金額でもあるため、お坊さんとしても非常に答えにくい質問といえるでしょう。「初めてのことでお渡しする金額に見当がつかないので・・・」「他の檀家さんの平均額は・・・」と聞き方を工夫されることをおすすめします。
6. お布施で感謝の気持ちを伝えましょう
葬儀後の僧侶に対してお渡しするお布施は、読経料と戒名料を合わせて同封するのが一般的です。金額自体の相場は宗派、つけていただいた戒名のランクによっても大きく異なるため、一概に「この金額」と言い切ることはできません。あくまでも参考値ですが、20万円~50万円程度がだいたいの目安と言われます。不安な方は事前に菩提寺に確認してみることをおすすめします。
樹木葬の費用相場はどのくらい?内訳や種類ごとの費用も解説


未来のお墓研究所
更新日:2025.02.12
お墓
樹木葬
樹木葬の費用相場はどのくらい?
内訳や種類ごとの費用も解説
目次
- 樹木葬の埋葬方法別の費用相場
- 合祀型
- 個別型
- 家族型
- 樹木葬にかかる費用の内訳
- 霊園使用料
- 埋葬料
- 彫刻料(銘板料)
- 管理費(年間)
- 思わぬ追加費用に注意。契約前に確認すべきこと
- 樹木葬を安く抑える6つの検討項目
- 1.樹木葬のタイプ
- 2.埋葬場所の管理団体
- 3.埋葬の種類
- 4.埋葬する人数
- 5.バリエーション
- 6.個別埋葬の期間
- 樹木葬の費用を安く抑える上での注意ポイント
- 合祀型は遺骨を取り出せないため慎重に選ぶ
- 管理不要の霊園でも維持管理の状況を確認する
- お参りのしやすさを考えて立地を選ぶ
- 低価格プランでは供養の内容をよく確認する
- 家族と相談しながら決めることが大切
- 費用だけでなく長期的な満足度を重視
- 樹木葬の費用を理解して納得のいく埋葬を
樹木葬の埋葬方法別の費用相場
樹木葬の場合、墓石を購入する必要がないため、新たにお墓を建てるよりも大幅に費用を抑えられます。墓石・土地を購入して新たにお墓を建てる場合は、一般的に150万円~300万円程度費用がかかると言われています。また一般墓の場合はこれに加え維持費も必要です。
埋葬方法や埋葬場所の立地などによって値段に差はありますが、樹木葬の場合は高くても80万円程度。一般墓に比べると費用を抑えられるケースがほとんどです。
合祀型:費用相場5万円〜20万円
複数の遺骨を同じ区画に埋葬する方法です。骨壷から取り出した遺骨、または専用の布袋に移した遺骨を埋葬します。永代供養料や管理費がかからないため、もっとも費用を安く抑えられる埋葬方法です。
個別型:費用相場15万円〜60万円
一人ひとりに設けられた区画に埋葬する方法です。合祀型の埋葬方法に加え、骨壷のまま埋葬する方法や、遺骨をパウダー状にして専用の容器に移し替えて埋葬する方法があります。一定期間が経過すると、合祀スペースへ改葬されるケースがほとんどです。
家族型:費用相場20万円〜80万円
家族や友人専用の区画に埋葬する方法です。ほかの埋葬方法と同様、一定期間が経過すると合祀スペースへ改葬されるケースがほとんどです。
樹木葬にかかる費用の内訳
樹木葬を新たに申し込む場合、必要なのは「霊園使用料」「埋葬料」「彫刻料(銘板料)」「管理費」の4つです。
一般墓の場合、墓石とは別に土地を永続的に使用する権利として、100万円以上の永代使用料を払う必要があります。しかし、1代のみの埋葬が基本の樹木葬では、永代使用料は必要がない場合が多いようです。
霊園使用料:費用相場5万円〜80万円
霊園使用料とは土地や区画を使用するための費用で、樹木葬の種類によって異なります。合祀型樹木葬は5万円〜20万円、個別型樹木葬は15万円〜60万円、家族型樹木葬は20万円〜80万円が使用料の相場です。
埋葬料:費用相場3万円〜10万円
遺骨を埋葬する際に必要な費用で、霊園使用料に含まれている場合もあります。家族など複数名で樹木葬を利用する場合、埋葬のたびに費用が発生することもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
彫刻料(銘板料):費用相場3万円〜15万円
名前を残す墓誌がない樹木葬では、故人の名前や「○○家」と刻んだ銘板(ネームプレート)を貼付するケースがほとんどです。銘板の有無をオプションで選べる樹木葬もあります。
管理費(年間):費用相場0円〜1万円
霊園の設備管理維持に必要な費用です。霊園使用料に含まれていて、管理費が発生しない場合もあります。埋葬される方が生前に申し込んだ場合、管理費が発生するケースがあります。
思わぬ追加費用に注意。契約前に確認すべきこと
樹木葬は一般のお墓よりも費用が抑えられるイメージがありますが、契約後に思わぬ追加費用が発生するケースも。例えば、「納骨ごとの埋葬料」は、最初の契約時に含まれていない場合があり、追加の納骨(夫婦・家族用)には1霊あたり3万~5万円かかることもあります。
また、個別墓タイプでは「彫刻料(銘板料)」が別途必要になり、デザインや文字数によって3万~15万円の費用が発生。さらに、「管理費」が年間3,000円~1万円ほどかかる霊園もあるため、一括払いが可能か確認すると安心です。
契約前には必ず「費用に何が含まれているのか」をチェックし、長期的な負担がないか確認しましょう。
樹木葬の費用を安く抑える 6つの検討項目
樹木葬の費用に影響を与えやすい項目をご紹介します。できるだけ費用を安く抑えたい方は、事前にこれらの項目について検討しておきましょう。
樹木葬のタイプ
樹木葬の費用は埋葬場所によって大きく変わります。埋葬場所は主に2つで、墓地の許可を受けた山林に埋葬する「里山型」と、寺院や墓地の樹木葬専用エリアに埋葬する「都市型」があります。「都市型」に比べ、郊外に設置される「里山型」は費用が安い傾向です。
埋葬場所の管理団体
どの団体が霊園を管理しているかも費用に影響します。霊園を管理しているのは、主に「公営霊園」「民間霊園」「寺院霊園」のいずれかの団体です。費用は、公営→民間→寺院の順に高くなる傾向です。自治体が運営する公営霊園の場合、埋葬料が15万円〜20万円程度ともっとも安価ですが、現状、公営霊園の樹木葬は多くありません。
埋葬の種類
ほかの方と一緒に遺骨を埋葬する「合祀埋葬」がもっとも安く、5万円〜20万円程度です。一人ひとりに区画のある「個別埋葬」、家族専用の区画に埋葬する「家族埋葬」の順に費用が高くなる傾向です。
埋葬する人数
樹木葬は、一般墓のように一つの墓石・一つの区画を家族専用で使用し、そこに家族全員を埋葬するものではありません。家族や友人同士で利用する場合、埋葬するたびに埋葬料が発生します。つまり、申し込み人数によって費用が大きく変わることを押さえておきましょう。
バリエーション
通常、樹木葬に墓誌はありませんが、故人の名前を記載する彫刻やネームプレートがオプションで用意されている場合もあります。また、琉球ガラスや九谷焼を用いた骨壷、花壇や桜の木の下に埋葬する樹木葬など、近年はバリエーションが豊富です。重視したいポイント・気にならないポイントを、あらかじめ決めておくとよいでしょう。
納骨場所の期間
個別型樹木葬の場合、個別安置期間は管理費がかかり、合祀されてからは管理費がかからないケースがほとんどです。費用を安く抑えたい場合、個別安置期間を短く設定する方法もあります。
樹木葬の費用を安く抑える上での注意ポイント
「できるだけ費用を安く」という点だけで樹木葬を選んでしまうと、納得いく供養ができず後悔してしまうことも。必ず現地を見学し、費用の説明をしっかり受けた上で判断しましょう。
合祀型は遺骨を取り出せないため慎重に選ぶ
樹木葬の中でも費用が安い「合祀型」は、一度埋葬すると遺骨を取り出せません。そのため、後から「やっぱり家族と一緒に埋葬したかった」と思っても、変更することができず、後悔することがあります。納骨後も遺骨を個別に管理しておきたい場合は、一定期間個別管理ができるプランを選ぶと安心です。
管理費不要の霊園でも維持管理の状況を確認する
費用を抑えようと「管理費不要」の霊園を選ぶと、後々になって環境が悪化することがあります。手入れが不十分なまま放置されると、雑草が生い茂ったり、樹木が枯れてしまったりするケースも。霊園の管理状況は実際に見学し、スタッフが適切に管理しているか確認することが大切です。長期的に安心できる環境かどうかをチェックした上で、費用とのバランスを考えましょう。
お参りのしやすさを考えて立地を選ぶ
都心の樹木葬は費用が高いため、郊外の霊園を選びがちですが、交通の便が悪いと将来お参りが難しくなることがあります。若いうちは問題なく訪れることができても、高齢になったときにアクセスが不便だと、なかなか行けなくなることも考えられます。家族が頻繁に訪れることを想定し、駅からの距離や交通手段を考慮したうえで選ぶのがおすすめです。
低価格プランでは供養の内容をよく確認する
樹木葬の中には低価格なプランもありますが、それらの多くは供養の回数や法要のサービスが制限されていることがあります。例えば、「定期的な供養がない」「お坊さんによる読経サービスがない」「法要ができない」などのケースでは、後から「もう少し手厚い供養をしてもらいたかった」と感じることがあります。契約前に供養の内容をしっかり確認し、自分や家族が希望する形に合っているかを確かめましょう。
家族と相談しながら決めることが大切
樹木葬は比較的自由度の高い供養方法ですが、自分だけで決めてしまうと、後から家族と意見が食い違い、「もっと別の方法がよかった」「お参りしやすい場所のほうがよかった」と不満が出ることもあります。特に夫婦や家族で利用する場合は、後々のことも考えながら慎重に選ぶことが重要です。家族と話し合い、全員が納得できる形の樹木葬を選ぶことで、後悔のない選択ができます。
費用だけでなく長期的な満足度を重視
樹木葬を安くすることは可能ですが、後悔しないためには費用面だけでなく、遺骨の管理方法、霊園の維持状況、立地の利便性、供養の内容、追加費用の有無、家族の意向などを総合的に考慮することが大切です。短期的なコスト削減だけに目を向けず、長期的に満足できるかどうかをしっかり検討したうえで、自分や家族にとって最適な樹木葬を選びましょう。
樹木葬の費用を理解して納得のいく埋葬を
近年、人気の埋葬方法として注目されている樹木葬。樹木葬の費用は高くても80万円程度と、一般墓と比較するとかなり安価です。埋葬方法や利用人数など、選び方によって大きく費用が異なりますので、霊園や石材店でしっかり確認しましょう。
松戸家では、専属ガーデナーが手がけた花壇で眠る樹木葬「フラワージュ(永代供養墓)」をご用意しています。永代供養墓なの継承者の心配はなく、管理料等の追加料金もかかりません。残された方に負担をかけたくないという方や、大切な方をしっかりと供養したいという方にとても好評です。
位牌の処分 の仕方とは?費用やお寺・業者への依頼方法など解説


未来のお墓研究所
更新日:2023.07.06
供養
墓じまい
位牌の処分 の仕方とは?
費用やお寺・業者への依頼方法など解説
1. 位牌の正しい処分方法とは?
位牌とは、故人の霊を祀っているものです。処分をする際には、菩提寺に「魂抜き」をお願いするのが一般的です。位牌から故人の御霊を抜き、位牌そのものを物体として分離させることで位牌の処分が完了します。
魂抜き
位牌を処分する場合は、最初に菩提寺で魂抜き(閉眼供養)をします。菩提寺が遠方、もしくは不明である場合は、近所の寺院へ相談してみましょう。菩提寺でない場合でも依頼をすれば、魂抜きに応じてもらえることがあります。
また、魂抜きの際の法要は必ず必要なわけではありません。多くの場合、魂抜きをおこなうように勧められますが、最終的には家族の判断に任されます。
位牌そのものの処分を依頼する
魂抜きを終えた後は、位牌の処分をおこないます。位牌の処分を受け付けてくれる場所は以下の通りですが、魂抜きをした菩提寺でそのまま「お焚き上げ」を依頼するとスムーズです。
近年では環境への配慮からお焚き上げをおこなわない寺院も増えています。「お焚き上げを行ってもらえるか」をあらかじめ確認しておき、菩提寺で対応が難しい場合は、葬儀社や仏壇仏具店、石材店などに処分をお願いしましょう。
また、一般的ではありませんが位牌を一般ごみとして捨てても法律上問題はありません。自治体の区分にもよりますが、位牌は木製であるため、燃えるごみとして扱われます。
| 位牌の処分を受け付けている場所 |
|---|
|
・寺院 ・葬儀社 ・仏壇仏具店 ・お焚き上げ業者 ・遺品整理業者 |
白木位牌の処分
白木位牌は葬儀の際に使用される位牌であり、特別な装飾は施されていません。四十九日が終わるまで白木位牌を使用しますが、それ以降は本位牌に作り替えられます。白木位牌を処分する際も、菩提寺にて魂抜きを行い、お焚き上げをするのが一般的です。菩提寺にて法要をお願いする際に、一緒に白木位牌から本位牌への魂抜き、魂入れをお願いするとよいでしょう。
2. 位牌の処分に掛かる費用相場
位牌を処分する際には費用が掛かります。ここでは位牌の処分費用相場について解説します。
魂抜き(閉眼供養)の費用相場
位牌の魂抜き(閉眼供養)やお焚き上げを寺院へご依頼する場合は、お布施が必要です。相場がわからない場合は、1万円~3万円ほどを目安として考えましょう。お布施の金額について不安な時は、直接寺院へ相談しても構いません。また、菩提寺が遠方にある場合は「僧侶紹介サービス」などでお坊さんを呼 ぶことも可能です。
位牌そのものの処分に掛かる費用相場
| 相場 | |
|---|---|
| 寺院 | 1万円程度 |
| 葬儀社 | 数千円~1万円程度 |
| 仏壇仏具店 | 数千円~1万円程度 |
| お焚き上げ業者 | 3千円~1万円程度 |
| 遺品整理業者 | 5千円~1万円程度 |
上記はあくまでも目安です。見積もりを取り事前に金額を確認しておきましょう。また、業者の中には寺院と提携して魂抜きをセットで行ってくれることもあります。近くに菩提寺がないなどでお困りの場合は、専門業者にお願いするのもおすすめです。
3. 宗教により異なる位牌の処分方法
浄土真宗では、故人の魂は亡くなってすぐに成仏するとされています。そのため、故人の魂が位牌に宿るという考え方はなく、一部の宗派を除き本位牌は作りません。
浄土真宗で位牌を処分するのは通常四十九日の白木位牌だけです。
浄土真宗では位牌を祀らず、過去帳をお仏壇に供えることが本式とされています。ただ浄土真宗であってもご家族の意向により本位牌を作ることがあります。
その場合は位牌の処理について菩提寺にも相談するようにしましょう。
4. 位牌を処分するタイミング
浄土真宗では、故人の魂は亡くなってすぐに成仏するとされています。そのため、故人の魂が位牌に宿るという考え方はなく、一部の宗派を除き本位牌は作りません。浄土真宗で位牌を処分するのは通常四十九日の白木位牌だけです。
ただ浄土真宗であってもご家族の意向により本位牌を作ることがあります。その場合は位牌の処理について菩提寺にも相談するようにしましょう。
弔い上げしたとき
供養の対象が故人一人ではなく、ご先祖様と一緒になる最後の法要となります。
故人一人を対象に供養をおこなう一周忌、三回忌、七回忌と重ねてきた年忌法要を、三十三回忌や五十回忌などの節目を最後に終了することを意味します。
何代にもわたって多数の位牌がお仏壇の中にあるという場合に、繰り出し位牌としてまとめることが多いです。
位牌の供養を続けられなくなったとき
諸事情により自宅で位牌の管理ができない方や位牌の承継者がいない方に選ばれる弔い方の一つです。
永代とはいいますが、基本的にお預かり期間は決まっています。事前にしっかり確認しておきましょう。また期間に希望がある場合はあらかじめ伝えておきましょう。
位牌が破損したとき
何らかの原因で位牌が破損、変色した場合は位牌を作り替えることがあります。
作り替える際も、新しい位牌には魂入れ(開眼供養)、処分する位牌には魂抜き(閉眼供養)をおこなう必要があります。位牌を作り替える際の流れについては、葬儀社や仏壇仏具店、石材店などに相談しましょう。
引っ越すとき
引っ越し先に仏壇を置くスペースがないなどの理由で仏壇を処分する場合もあります。引っ越し先でも菩提寺が近ければいいのですが、遠方に引っ越しをする場合はその後が大変です。菩提寺が近くにあるうちに、魂抜き(閉眼供養)やお焚き上げができるスケジュールを確保しておきましょう
5. 最後に
死生観は人によっても大きく異なります。
位牌を処分する際は事前に家族に相談するようにしましょう。
また費用のトラブルを避けるためにも事前に金額をもらっておくのも大切です。加えて位牌の処分を検討している段階で菩提寺へもあらかじめ相談することも重要です
【簡単解説】仏壇の掃除方法とは?道具やタイミング、掃除の流れや頻度を解説


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お墓
供養
【簡単解説】
仏壇の掃除方法とは?道具やタイミング、掃除の流れや頻度を解説

今回はこうしたスマートフォンの普及を背景に、スマートフォンで簡単にお墓参りができると注目を集めているネット霊園について紹介いたします。
1. 仏壇の掃除
仏壇のお掃除を始める前に、掃除道具を揃えておきましょう。仏壇専用の掃除用具を使うことで末永く仏壇をお使いいただけますが、100均やホームセンターで入手できる道具でも代用可能です。毎週行う簡単なお手入れの場合は、代用品を利用して年に数回の本格的なお掃除の際に専用の掃除道具を使ってみるのもいいでしょう。
| 100均やホームセンターで入手できる掃除用具 |
|---|
| 化学雑巾/綿棒/新聞紙/白手袋/毛はたき/筆 |
仏壇の掃除をする際に、必ず準備しておきたいのが上記の6点。仏壇は非常に繊細ですので、目が粗い雑巾を使うと細かなキズが入ってしまいます。拭き掃除をする際は化学雑巾を使用しましょう。万が一入手できない場合は、綿100%のTシャツやストッキング、眼鏡拭きでも代用可能です。
また、仏壇は構造が複雑です。大まかなホコリ除去には毛はたきを使い、細かいデザイン部分のホコリを落とすために筆を用意しておきましょう。
| 仏壇仏具店で入手できる専用の掃除道具 |
|---|
|
・仏壇クリーム : 仏壇のツヤだし ・ロウ落とし : ろうそくのロウを除去 ・金属磨き : 丁番など金属部を磨く |
本格的な掃除を行う場合は、上記の3点を準備しておきましょう。専門の掃除道具ではありますが、すべて1000円以下で入手可能です。
2. 掃除する頻度
仏壇を掃除する頻度について、特に決まりはありませんが週に1回のペースで簡単なお掃除をするだけでも印象は大きく変わります。日々の負担にならない程度で、溜まったホコリを落とすようにしましょう。
日々のお掃除は簡単で構いませんが、年に数回しっかりとお掃除をするとご先祖様も喜ぶでしょう。「正月」「盆」「彼岸」の時期に合わせて本格的な掃除をしてみましょう。
3. 掃除するタイミング
仏壇をお掃除する際は、天気のいい日を選ぶようにしましょう。ほとんどの仏壇は木製のため、湿気は厳禁です。天気が悪い日の場合は、掃除後に仏壇内に湿気が溜まってしまい、カビが発生してしまうこともあります。
万が一、雨の日や湿気の多い日に掃除をしてしまった場合は、丁寧な乾拭きをした後に、扇風機やエアコンを使用して湿気の少ない環境を作りましょう。
4. 仏壇を掃除する流れ
| 仏壇掃除の流れ |
|---|
| ①合掌・礼拝 |
| ②仏壇内の仏具をすべて出す |
| ③毛はたきでホコリを払う |
| ④仏壇内を拭き掃除する |
| ⑤仏壇の外側を掃除する |
| ⑥仏具を掃除する |
合掌・礼拝
仏壇掃除を開始する前に、「これからお仏壇の掃除を致します」とご先祖様にお断りをしておきましょう。また、お掃除を始める前に仏壇の写真を撮影しておくことをおすすめします。不慣れな方だと、位牌や仏具などの並べ方が分からなくなってしまうためです。
仏壇内の仏具をすべて出す
仏壇内の仏具を外し、新聞紙などの上に置いておきましょう。普段のお手入れでは見つからない傷などを発見できる機会になるため、できるだけすべての仏具を外すことをおすすめします。ただし、簡単に外せない仏具がある場合は更に傷を付けてしまうなど逆効果になることも。できる範囲でのお手入れを心がけましょう。
毛はたきでホコリを払う
次に、仏壇内のホコリを毛はたきで払いましょう。日々のお手入れでは手の届かない場所のお掃除ができるため、入念にチェックしましょう。この際、上から下の順でお掃除をしてください。
仏壇内を拭き掃除する
雑巾を使って仏壇内を軽く拭き掃除してください。金仏壇の場合は、濡れ拭きは厳禁です。仏壇の種類に合わせて、適した掃除をしましょう。
仏壇の外側を掃除する
仏壇の外側も、毛はたきでホコリを取り除くことから始めましょう。汚れがひどい場合は、専用のクリームで掃除をします。無理やりこすってしまうと仏壇に細かい傷ができてしまうので、優しく扱いましょう。
また内側同様、水拭きは厳禁です。変色やカビの原因になってしまいます。
仏具を掃除する
仏壇のお掃除ができたら、最後に取り出した仏具を掃除して終了です。「位牌」「金属製仏具」「木製の仏具」に分けて掃除方法を紹介します。
| 位牌 |
①毛はたき、筆でホコリを落とす ②化学雑巾など柔らかい布で軽く拭く ※位牌の金箔部分が剥がれる可能性があるため、 手で触るのをできるだけ控えましょう。 |
|---|---|
| 金属製の仏具 |
①毛はたき、筆でホコリを落とす 【真ちゅう・アルミ・ステンレス製の場合】 ②金属用研磨剤で磨く ③化学雑巾などの柔らかい布で軽く拭く 【金メッキ製の場合】 |
| 木製の仏具 |
①毛はたき、筆でホコリを落とす ②化学雑巾などの柔らかい布で水拭き ③乾いた布で水気を拭き取る |
5. 仏壇の種類ごとの掃除方法
・金仏壇
・唐木仏壇
・家具調仏壇
金仏壇
白木に漆を塗り、金箔や金粉でデザインされる仏壇が金仏壇です。掃除をする際には、特に注意が必要です。
濡れ雑巾など水気はいけません。また、むやみに素手で触ることも避けましょう。金箔が剥げてしまったり、皮脂や汗が付着し変色したりする原因となります。
金仏壇を掃除する際は、金箔が塗られていない箇所のホコリのみを丁寧に取り除きましょう。万が一、金箔が剥がれてしまうと修繕費用が掛かってしまいます。自信がない場合は専門業者への依頼をオススメします。
唐木仏壇
黒壇と紫壇など美しい木目デザインが特徴的な唐木仏壇。木の材質についてはさまざまですが、塗装で仕上げられているため、掃除方法はどれも変わりません。仏具を取り外し、仏壇掃除用の筆やはたきで溜まったホコリを掃除しましょう。
前述した通り、仏壇に湿気は厳禁ですので水拭きは避けましょう。
具調仏壇
ウォールナット材、タモ材などで作られているモダンなデザインが特徴的な家具調仏壇。掃除方法は、唐木仏壇と同様です。すべての仏具を取り外し、溜まったホコリを取り除きましょう。
6. 仏壇の掃除は慎重に!日々のお手入れで末永く使えるようにしましょう
仏壇の掃除でまず気をつけるのは湿気です。大事な仏壇を末永く使うためにも、天気のいい日の掃除や、乾拭きを心がけましょう。またお手入れ方法は、仏壇の種類によっても異なるので、しっかりと確認したうえで掃除をしましょう。
仏壇の掃除をしてみると、取り切れない汚れにも気づくかもしれません。もし気になるようでしたら、新調することも検討してみてはいかがでしょうか。松戸家では「永代供養埋葬」をセットにしたものなど、バリエーション豊富に仏壇を取り揃えています。気になる方はお気軽にご相談ください。
新盆(初盆)とはいつ?新盆の日程ややること、準備物や法要の服装マナーを解説


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投稿日:2021.04.07
更新日:2024.07.03
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新盆(初盆)とはいつ?新盆の日程ややること、準備物や法要の服装マナーを解説

目次
新盆(初盆)とは ?普段のお盆との違い
新盆(初盆)とは、故人が亡くなってから四十九日を過ぎ、初めて迎えるお盆のことです。通常のお盆同様、お墓参りやお供えなども行いますが、新盆では僧侶を呼び法要をするなど念入りに供養を行うことが一般的です。
新盆・初盆の読み方
新盆・初盆は同じ意味を指しますが、それぞれの読み方は地域によって異なります。全国的には「初盆」を使う地域が多く、関東甲信越地方では「新盆」使う地域が多い傾向にあります。
| 読み方 | |
|---|---|
| 新盆 |
・にいぼん ・しんぼん ・あらぼん |
| 初盆 |
・はつぼん ・ういぼん |
新盆はいつのこと?【2024年・2025年のお盆の日程】
新盆は、故人の死後四十九日を空けて迎える初めてのお盆のことですが、お盆の時期は地域によって異なります。全国的には8月のお盆が多いですが、東京をはじめとする一部地域では7月にお盆を執り行っています。
なお、故人の死後四十九日以内にお盆を迎える場合、その翌年が新盆となります。
2024年・2025年のお盆の日程
| 7月盆 | 8月盆 | |
|---|---|---|
| 2024年 | 7月13日(土)〜16日(火) 盆の入り…13日(土) 盆明け…16日(火) |
8月13日(火)〜16日(金) 盆の入り…13日(火) 盆明け…16日(金) |
| 2025年 | 7月13日(日)〜16日(水) 盆の入り…13日(日) 盆明け…16日(水) |
8月13日(水)〜16日(土) 盆の入り…13日(水) 盆明け…16日(土) |
新盆の流れ
お盆の時期は地域により7月と8月にわかれますが、それぞれで行う内容は変わりません。
| 13日(盆の入り) | 14日・15日(中日) | 16日(盆明け) |
|---|---|---|
|
・迎え火 ・お墓掃除 ・お墓参り |
・法要 ・会食 |
・送り火 |
13日(盆の入り)にやること
午前中に精霊棚を設置してお供え物や飾り付けを行います。日中にお墓掃除とお墓参りを行い、夕方に自宅で迎え火を焚いて盆提灯を灯します。
戸建ての場合の送り火は自宅の玄関や庭先などで行い、集合住宅の場合はベランダなどで行うことが多いです。ただし、集合住宅の場合は、事前に住居の規定を確認してください。火の取り扱いには十分注意しましょう。
14日・15日(中日)にやること
14日と15日のいずれかに、自宅に僧侶を招き法要を行います。菩提寺がある場合、新盆を迎える檀家がお寺に集まって合同法要を行う場合があります。事前にお寺に確認しておくとよいでしょう。
法要には、親族や故人と生前親しかった方を呼ぶのが一般的です。法要が終わり次第、参加者でお墓を参ったのち会食を行います。
16日(盆明け)にやること
できるだけ遅い時間に自宅で送り火を焚き、ご先祖さまの霊を見送ります。お墓で送り火を焚くこともありますが、施設によっては夕方以降のお墓参りができない場合がありますので、事前に確認しましょう。
お盆飾りの片付けを行ってお盆は終了です。16日中に片付けられない場合は、翌日になっても問題ありません。
新盆で準備する飾り・お供え物
新盆を迎えるにあたり、お供え物や飾りを準備する必要があります。基本的に、準備物は通常のお盆と共通ですが、地域によっては新盆ならではのモノが必要となりますので、確認しておきましょう。
精霊棚(しょうりょうだな)
精霊棚は盆棚(ぼんだな)とも呼ばれ、ご先祖さまをお迎えする祭壇のことです。精霊棚には本尊を祀り、お位牌、お供え物などを配置し、棚の脇に盆提灯を置きます。
盆提灯
通常のお盆では、絵柄の入った盆提灯を精霊棚の脇に設置します。新盆の場合は、白提灯または白紋天(しろもんてん)と呼ばれる白色無地の提灯を使用し、玄関先に吊り下げるのが一般的です。これは、初めて自宅に帰ってくる故人の霊が迷わないための目印の意味があります。
集合住宅などで白提灯を玄関先に飾れない場合は、室内に飾っても問題ありません。また近年は、通常のお盆と同じ絵柄の入った盆提灯を使うことも増えてきました。火事を防ぐために、提灯にはろうそくではなくLEDの電池式ろうそく灯を使いましょう。
おがら/松の割木
「おがら」とは、迎え火・送り火を焚くための木材で、麻の茎を剥いで内部を乾燥させた麻がらのことです。麻は古くから、悪いものを祓い清める清浄な植物であると考えられてきました。おがらは、お盆の時期になると花屋やスーパー・ホームセンターなどで販売されます。
おがらではなく、松の割木や竹・樺・わらなどを用いることもあります。割り箸で代用することも可能です。焙烙(ほうろく)と呼ばれる素焼きの皿の上で火を焚きます。
精霊馬(しょうりょううま)
精霊馬は、キュウリとナスに割り箸や爪楊枝で足を作り、牛と馬に見立てた飾りのことです。ご先祖さまが浄土と現世を行き来するための乗り物、という意味があります。キュウリは「足の速い馬に乗って、早く戻ってこられるように」、ナスは「足の遅い牛に乗って、ゆっくり帰れるように」との意味がこめられています。
精霊馬は盆棚に飾るのが一般的で、盆明けの片付けの際に処分します。塩で清めたのち、白い紙に包んで可燃ごみとして処分する方法が簡単です。キュウリやナスが傷むのが心配な場合は、わらや布でできた精霊馬を用いることもあります。
新盆の法要・会食の流れ
新盆では、親族や故人と生前親しかった方を招いて法要・会食を行います。家族だけで法要を行っても問題ありませんが、関係者にはその旨を知らせておくと親切です。関係者を招く場合の法要・会食の流れをご紹介します。
法要・会食までの準備
日時と場所を決め、僧侶の手配と親族への連絡を行います。自宅で行う場合が多いですが、菩提寺や法要会館で行うこともあります。お盆はお寺も一般の方も忙しい時期のため、なるべく早く日程を決めて連絡しましょう。
また、お布施と参加者への返礼品も準備しておきます。
・お布施の費用相場
新盆のお布施の相場は、30,000円〜50,000円です。また、別途お車代として5,000円〜10,000円をお渡しします。送迎タクシーを手配する場合は、実費を払うこともあります。
僧侶が会食に参加できない場合は、御膳料として5,000円〜10,000円をお渡しするのが一般的です。複数人の僧侶が法要に参加した場合は、人数分の御膳料が必要な点には注意しましょう。それぞれの僧侶にお渡しするのではなく、ひとつの袋にまとめて渡すのがマナーです。
・返礼品の費用相場
法要に参加された方から香典をいただきますので、返礼品をお渡しします。参加者に気を遣わせない1,500円〜5,000円ほどを目安に、持ち帰りやすい物を選びましょう。お菓子や飲み物など、消え物を選ぶのがおすすめです。
法要・会食の当日
法要が始まる前に、僧侶にお布施を渡します。法要、お墓参りが終わると、施主が終了のあいさつを行います。参加してくれたことへの感謝を伝え、会食についてご案内するとよいでしょう。
会食会場に移動し、施主の簡単なあいさつで会食をはじめます。会食の最後にもお開きのあいさつを行い、改めて参加者への感謝をお伝えしましょう。
新盆での服装マナー
新盆では法要を行いますので、服装マナーにも配慮が必要です。黒を基調としたスーツやブラックフォーマルなどの準喪服を意識すれば問題ありません。
参加者として法要に招かれた場合も同様です。「平服」と指定がある場合は喪服でなくても構いませんが、露出度の高い服や明るい色味の服は避けましょう。
男性の服装のポイント
カジュアル過ぎる服装はマナー違反と見なされることもあります。色付きや柄のあるシャツは避け、白い無地のシャツを選ぶのが無難です。次のようなアイテムを選びましょう。
・無地のスーツ(黒、グレー、紺)
・白のワイシャツ
・黒のネクタイ、靴下、革靴
女性の服装のポイント
デコルテや肘・膝が隠れる服を選びます。スカートは、座っても膝頭が出ない丈を選んでください。生足はふさわしくないとされていますので、ストッキングを身につけます。次のようなアイテムを選びましょう。
・無地のワンピースやアンサンブル(黒、グレー、紺)
・黒または肌色のストッキング
・黒のパンプス
子どもの服装のポイント
学生の場合は、学校の制服を着用するのが基本です。制服がない場合、男子は黒や紺・グレーのブレザーにズボンと白いシャツ、女子は黒や紺・グレーのブレザーにスカートと白いシャツ、またはワンピースがよいでしょう。小さなお子さんの場合、キャラクターものや柄は避け、地味な色合いのシンプルな服を選んでください。
足元は、黒系の革靴やスニーカーを選び、黒や紺・白の靴下を履きましょう。
故人が亡くなってはじめてのお盆。新盆にしっかりと備えましょう
新盆の時期は地域によって7月と8月にわかれますが、準備物や行うことについては基本的に全国共通です。はじめての新盆を迎える方は、余裕を持って故人の魂を迎えられるよう早めに準備を進めましょう。
墓石クリーニングをしよう!自分で行う方法や専門家への依頼について


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墓石クリーニングをしよう!
自分で行う方法や専門家への依頼について

目次
1. 墓石クリーニングとは
墓石クリーニングとは、墓石の汚れを落としてきれいな状態にすることです。墓石クリーニングというものの、墓石だけではなく、玉砂利や外柵、樹木のお手入れなど、お墓全体のお掃除を指す場合もあります。
墓石は汚れたままの状態で放置していると耐久年数が短くなってしまいますが、定期的にお手入れすることで寿命を延ばすことができます
2. 墓石クリーニングを自分で行う
墓石を自分でクリーニングする場合は、まず必要な道具を揃えましょう。それから手順に沿ってクリーニングを進めます。ここでは必要な道具と手順について説明します。
墓石クリーニングに必要な道具
| 備考 | |
|---|---|
| 雑巾(タオル) | 水拭き用、乾拭き用に各2枚ほど |
| スポンジ | 墓石を傷つけない柔らかいもの、花筒も掃除できる柄付きがよい |
| バケツ | 水を入れて気軽に運べるように、あまり大きすぎないものがおススメ |
| 箒とちりとり | 箒とちりとりがセットで組み合わせるものだと持ち運びに便利 |
| 小さなブラシ | 彫刻文字や蓮華などの細かい溝を掃除するため、柔らかい毛を選ぶ |
| ゴミ袋 | ゴミのほか、掃除道具を持ち運ぶためにも複数枚あると便利 |
| 軍手、ゴム手袋 | 軍手は草むしり用に、ゴム手袋は水仕事用にあると便利 |
| ヘラ | コケを落とすため、小さいほうが便利 |
| 剪定ハサミ | お墓周りの植栽を簡単に整えられるコンパクトなもの |
墓地や 霊園によっては道具を貸し出しているところもあります。事前に問い合わせしておくとよいでしょう。この他、夏は虫よけスプレーや日焼け止め、帽子を用意しておくと、作業が楽になると思います。当然、服装は動きやすく、汚れても構わない服にしましょう。
墓石クリーニングの手順
1. お墓周りの植栽を整え、コケを取り、雑草を抜く
2. 墓石や外柵に付着しているホコリや枯れ葉などを箒で払い落す
3. 草木や雑草などを集めてゴミ袋へ入れる
4. 墓石に水をかけて雑巾で拭く
5. 必要に応じて墓石用の洗剤で錆取りをする
6. スポンジで花筒や線香皿を洗い水垢を落とす
7. 墓石を全体的に水で洗い流した後、乾拭きして水分を取る
墓石クリーニングで水を使用するときにはマナーを守り、周囲に気を配りましょう。ゴミの捨て場所などもあらかじめ確認しておきます。また、有人の管理事務所が存在する墓地や霊園の場合は墓石クリーニングにきたことを伝えておくとよいでしょう。
3. 墓石クリーニングのポイント
・汚れやすい部分はこまめにクリーニングする
・目立つ部分はこまめにクリーニングする
・取れない汚れは専門業者に依頼する
汚れやすい部分はこまめにクリーニングする
墓石の中でも、雨水などがたまる花筒や灰がたまる線香皿は汚れやすい箇所です。
これらの場所はこまめにクリーニングしましょう。 また、季節によって汚れも変化します。例えば梅雨時は苔ができやすくなります。秋になると落ち葉が集まりやすい場所に汚れがたまるので注意しましょう。夜露で濡れた落ち葉を墓石に張り付けたままにしておくと経年劣化が進みますのであわせて気をつけておきます。
目立つ部分はこまめにクリーニングする
墓石はお墓周りで最も目立つ場所です。特に、墓石の正面が汚れていると管理に良くないだけでなく、気持ちも良くありません。墓石の彫刻部分だけでもホコリを拭き取ると、見違えるほど綺麗になります。こうした目立つ部分はこまめにクリーニングすることをおススメします。また、「外柵も錆取りする」などお墓の周囲もこまめにお手入れしておくと、お墓の印象が大きく変わります。
取れない汚れは専門業者に依頼する
通常のお手入れで取れない汚れは、洗剤を使うなどより強力なクリーニングを実施する必要があります。しかし、墓石の種類によっては、使用してよい洗剤やクリーニング方法は変わります。万が一間違った方法でクリーニングしてしまうと、墓石を傷めてしまいかねません。錆やシミなど、拭き掃除で取れない汚れは専門業者に適切な方法でクリーニングしてもらいましょう。
4. 専門の業者による墓石クリーニング
自分で墓石をクリーニングするのが負担になってきたら、専門業者へクリーニングを依頼するのもおススメです。業者に依頼すると自分のお手入れでは取れなかった汚れをとることができ、何より労力もかかりません。ただし、依頼する際は必ず墓石クリーニングの専門であるかを確認しましょう。
墓石に関する知識がない一般のクリーニング業者に依頼してしまうと、薬品や道具で石材を傷つけられてしまうなどのトラブルが起こりかねません。墓石は性質上、一度傷めてしまうと修復が難しいことも多いため、業者を選ぶ際は慎重に確認しましょう。
5. 墓石クリーニングの費用
| 自分で行う墓石クリーニング | 専門業者に依頼する墓石クリーニング |
|---|---|
| 数千円~1万円 | 3万円~10万円 |
墓石クリーニングの費用は、自分で掃除する場合であれば道具の購入費と墓所までの交通費のみです。一方、お墓掃除の専門業者に墓石クリーニングを依頼する場合は3万円~10万円程度かかるのが一般的です。一般の屋外クリーニング業者に依頼することもできますが、大切なお墓を任せるのですから、せっかくなら石材の扱い方を知っている専門業者に依頼しましょう。
自分のお手入れでは落としきれない汚れを落とすことができるのも、専門業者に依頼する大きなメリットです。
6. 墓石クリーニングで綺麗にできるもの
墓石クリーニングで綺麗にできるのは、墓石やその周辺、外柵、植木や樹木などです。専門家による墓石クリーニングはプロの技術や知識によって墓石を傷つけることなく、苔や水垢などのしつこい汚れを綺麗に取り除いてくれます。
7. 墓石クリーニングをこまめに行い、お墓の寿命を延ばしましょう
墓石はこまめにクリーニングすることで経年劣化を緩やかにし、より長く良い状態を保つことができます。自分で墓石クリーニングの時間をつくることができず、汚れが溜まってしまった場合は、専門の業者に依頼して一度完全にきれいにしてもらいましょう。
松戸家では、お墓のクリーニングも承っています。
興味のある方はいつでもお気軽にご相談ください。
お彼岸 にはどんな意味があるの?由来や歴史、お盆との違いについて解説


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お彼岸にはどんな意味があるの?由来や歴史、お盆との違いについて解説

1. お彼岸の意味とは?
お彼岸の時期には先祖供養を行うことが習慣となっています。なぜ、春分の日と秋分の日に行うかというと、その日は一年のうちで昼と夜の長さが同じであり、太陽が真東から昇って真西に沈む日であるからです。
太陽が真西に沈む日であるため、仏教的思想から古来より西方に極楽浄土があるといわれています。つまり、「この日が最も現世と極楽浄土が近くなる特別な日」という考えが日本で生まれました。だからこそ、お彼岸である両日に西方(極楽浄土)に向かって拝むと功徳を施すと信じられたことで、お彼岸にお墓参りにいく習慣が生まれた説が有力です。
2. お彼岸の歴史
実は、お彼岸は日本独自の仏教的習慣であり、他の仏教諸国ではこの時期に先祖供養を行うことはありません。日本のお彼岸の起源は諸説ありますが、承和7年(840年)に記された『日本後紀』に、ある僧侶が春秋2回法要を行っていたという記録が最古のものだといわれています。つまり平安時代より続く日本の慣習なのです。
3. お彼岸の言葉の由来
「彼岸」という言葉は仏教用語であり、サンスクリット語の「パーラミター(波羅密多)」に由来します。「パーラミター」の漢訳が「到彼岸(向こう側へ渡る)」であり、この言葉が略語となり「彼岸」という言葉が生まれたと考えられています。
「パーラミター」には本来、完成する、成就するという意味があり、この言葉を仏教的観点から考えた時、「悟りを開く」「最高の所へ到達する」という意味を示すようになったと言われています。
この最高の所というのが現世のあちら側、すなわち極楽浄土の世界を指します。こうして現世を「此岸(しがん)」と呼ぶのに対して、あちら側の岸である極楽浄土の世界を「彼岸(ひがん)」と呼ぶようになりました。
4. お彼岸の時期とは?
墓地のお墓にもいくつかの種類があります。大きく分けて「家墓」、「両墓」、「個人墓」の3つです。それでは、各お墓を詳しく見ていきましょう。
| 春彼岸の時期 | 秋彼岸の時期 |
|---|---|
| 春分の日を中日として前後3日 合計7日間 |
秋分の日を中日として前後3日 合計7日間 |
お彼岸とは、3月の春分の日、9月の秋分の日を中日とした前後3日間のことを指します。それぞれ初日を「彼岸入り」最終日を「彼岸明け」と呼び、期間中はお墓参り、お墓・仏壇の掃除などを行います。
春彼岸と秋彼岸の日は毎年変わる?
春彼岸と秋彼岸の正確な日付は国立天文台から前年の2月1日に発表されます。春彼岸と秋彼岸は地球の運行を観測した上で決まるのですが、地球の運行状態は常に変化します。そのため、再来年以降の春彼岸や秋彼岸については事前に決めることができず、毎年国立天台の観測結果を鑑みて確定する形をとっています。
そのため再来年以降のお彼岸の正確な時期について、事前に知ることはできません。
春彼岸と秋彼岸の違い
春・秋ともにご先祖様を供養するという点では同じ行事であり、基本的に大きな違いはありません。異なる点を述べるとすれば、春には「牡丹餅」を、秋には「御萩」をお供え物とすることです。これらはどちらも同じ食べ物ではありますが、春に咲く「牡丹」、秋に咲く「萩」を見立てて作られることから時期によって違う呼び名をしています。
また春分の日と秋分の日についてみてみると、その目的について違いが伺えます。「国民の祝日に関する法律 第二条」によると、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを目的とした祝日です。一方で、秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ」ということを目的とした祝日になります。
5. お彼岸とお盆の違い
春と秋に行われるお彼岸と夏に行われるお盆の違いについて解説します。前述したようにお彼岸は現世と極楽浄土が最も近づく日とされています。そのためお彼岸はあの世に想いが通じやすくなる日と考えられています。
これに対してお盆は、仏教用語の「盂蘭盆会」と儒教思想が混ざり合い生まれた独特の習俗です。この日にはご先祖様の魂が現世に帰ってくると考えられており、ナスやキュウリで作った「精霊馬」を飾って迎え入れる準備をするのが一般的です。
このように「ご先祖様を迎え入れて、また送り出すお盆」と、「あの世に想いを馳せるお彼岸」では意味合いが異なります。しかしながら、お彼岸とお盆はともにご先祖様の魂を身近に感じられる行事ですので、お墓参りには適した時期と言えるでしょう。
6. 意味や由来を知り、お彼岸のお参りを有意義なものとしましょう
繰り返しになりますが、日本では昔から春分の日と秋分の日を中日として、前後3日間をお彼岸の時期と呼びます。お彼岸は他の仏教諸国にはない日本独自の仏教習慣ではありますが、平安時代より執り行われている歴史ある行事です。
お彼岸は7日間という比較的長い期間が設けられているのは、日々の生活がどれだけ忙しくても、この7日間という期間内ならご先祖様に想いを馳せることができるという意味合いも含んでいます。普段、「お墓が自宅から遠い場所にある」「毎日、忙しくてお参りに行けない」という方は、このお彼岸という機会にお墓参りをしてみてはいかがでしょうか?
墓じまいにかかる費用総額はどのくらい?費用の内訳やお金がないときの対処法を解説


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墓じまいにかかる費用総額はどのくらい?費用の内訳やお金がないときの対処法を解説
では、実際に墓じまいをする際、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。また、お金がないときはどのような対処法があるのでしょうか。今回は、墓じまいに必要な費用の内訳や相場、お金がないときの対処法について解説します。
目次
墓じまいとは何か
墓じまいとは、お墓を撤去し、更地にした土地を霊園やお寺の管理者に返還することを指します。しかし、墓じまいは単なる撤去作業ではなく、遺骨を新しい納骨先へ移す「改葬」という手続きも伴います。
この改葬を行うには、自治体への「改葬許可申請」が必要です。遺骨は家族にとって大切なものですが、法律上は行政の管理対象でもあるため、許可なく勝手に遺骨を取り出して移動したり、廃棄したりすることはできません。
そのため、墓じまいをする際は、しっかりと手続きを踏み、家族とよく話し合いながら進めることが大切です。
墓じまいの費用相場
墓じまいにかかる費用は、一般的に30万円〜200万円ほどが相場といわれています。そのうち、現在のお墓を撤去する費用は10万円〜30万円前後が目安です。
ただし、墓じまいは単なる撤去作業にとどまらず、遺骨を新しい納骨先に移す「改葬」も含まれるため、改葬先としてどのようなお墓を選ぶかによって、最終的な費用は大きく変わります。
納骨堂や樹木葬を選ぶ場合と、一般墓を選ぶ場合では、費用に幅が生じることを理解しておくとよいでしょう。
墓じまいにかかる費用の内訳
墓じまいにかかる費用は、大きく分けて「お墓の撤去費用」「行政手続き費用」「改葬先の費用」の3つに分類されます。それぞれの費用が具体的にどのような内訳になるのか、順番に見ていきましょう。
お墓の撤去にかかる費用
| お墓の撤去にかかる費用 | 相場 |
|---|---|
| 墓石撤去費用 | 約10万円/1㎡あたり |
| 閉眼供養のお布施代 | 3万円~5万円 |
| 離檀料 | 3万円~20万円 |
・墓石撤去費用
墓石の撤去費用は、墓石の大きさや撤去方法によって異なりますが、1㎡あたり10万円が相場です。この費用には、墓石の解体から撤去、墓地を更地にする作業、さらに撤去した墓石の処分までの一連の工程が含まれています。
通常は、石材店に見積もりを依頼する形になりますが、民間霊園の場合、管理者から特定の石材店を指定されるケースもあります。その際は、提示された金額が適正かどうかを確認するために、他の石材店からも見積もりを取ると安心です。
複数の見積もりを比較することで、相場からかけ離れた費用を支払うリスクを減らすことができるでしょう。
・閉眼供養のお布施代
お墓から遺骨を取り出す際には閉眼供養を行います。これは、僧侶を招き、お墓(墓石)の前で読経をしてもらい、墓石に宿っている仏様の魂を抜き取るための儀式です。閉眼供養にかかるお布施は、一般的に3万円〜5万円ほどが目安です。
なお、「供養」という概念がない浄土真宗では、閉眼供養と同様の儀式を「遷仏法要(せんぶつほうよう)」と呼びます。一方、浄土宗、真言宗、曹洞宗などの宗派では、閉眼供養を行うのが一般的です。
・離檀料
寺院内の墓地を撤去する際は、檀家を辞めることになるため、離檀料が発生します。離檀料の相場は一般的に3万円〜20万円ほどで、法要1回分の費用と同程度が目安とされています。ただし、寺院によって対応はさまざまで、離檀料を受け取らない場合もあれば、相場を大きく超える金額を請求されるケースもあるため注意が必要です。
離檀料に関するトラブルを防ぐためにも、事前に親族や近所の石材店に相談し、その地域での相場を把握しておくと安心です。また、どうしても寺院と折り合いがつかない場合は、自治体の相談窓口やお近くの弁護士に相談することも選択肢の一つです。
行政手続きにかかる費用
| 必要な書類 | 入手先 | 相場 |
|---|---|---|
| 1.受入証明書 | 改葬先の管理者 | 不要の場合が多い |
| 2.改葬許可申請書 | 現在のお墓がある自治体 | 無料〜1,000円 |
| 3.埋蔵証明書 | 現在のお墓の管理者 | 300円〜1,500円 |
| 4.改葬許可証 | 現在のお墓がある自治体 | 無料〜500円 |
改葬手続きでは、下記の1〜3の書類を揃えて、、現在のお墓がある自治体に提出します。その際、自治体から発行される「改葬許可証」を、改葬先のお墓の管理者に提出する流れとなります。
注意点として、改葬許可証はお墓1つにつき1通ではなく、遺骨ごとに必要です。たとえば、お墓に3つの遺骨が納められている場合は、3通の改葬許可証を取得する必要があるため、手続きの際は十分に気をつけましょう。
1.受入証明書
改葬先のお墓や納骨堂の管理者が、遺骨の受け入れを許可したことを証明する書類です。改葬先の管理者に発行を依頼し、署名・捺印をしてもらいます。
2.改葬許可申請書
現在のお墓がある自治体から入手する書類で、申請者が記入します。自治体によってはホームページからダウンロードできる場合もあります。申請書には、故人の氏名、死亡年月日、申請者の情報などを記載します。
3.埋蔵証明書
現在のお墓に遺骨が納められていることを証明する書類です。お墓の管理者に発行を依頼し、署名・捺印をしてもらいます。
4.改葬許可証
改葬許可証は、遺骨を新しいお墓に移す際に必要な法的に義務付けられた書類です。上記1〜3の書類を揃え、現在のお墓がある自治体に提出することで発行されます。
この許可証は、改葬先の管理者に提出しなければ、遺骨の受け入れ手続きが完了しません。しっかりと手順を確認して、漏れのないよう手続きを進めましょう。
改葬先でかかる費用
| 改葬先でかかる費用 | 相場 |
|---|---|
| 開眼供養のお布施代 | 3万円〜10万円 |
| お墓にかかる費用 | 3万円〜200万円 |
| 樹木葬の場合 | 5万円〜80万円 |
| 納骨堂の場合 | 3万円〜200万円 |
| 一般墓の場合 | 100万円〜200万円 |
| 散骨の場合 | 5万円〜30万円 |
・開眼供養のお布施代
開眼供養とは、閉眼供養で抜いた魂を新しいお墓に宿す儀式です。僧侶を招いて読経を行い、故人の霊を新しいお墓に迎え入れる大切な供養の一つです。
閉眼供養と同様に、読経をしていただいた僧侶にお布施をお渡しするのが一般的で、相場は3万円〜10万円ほどです。
なお、浄土真宗では「御移徒(おわたまし)」や「入仏法要」と呼ばれる同様の儀式が行われます。
・樹木葬の費用相場
樹木葬は、自然と一体になる埋葬方法として人気が高まっており、費用は埋葬方法や立地条件によって異なります。
複数の遺骨を同じ区画に埋葬する合祀型の場合、5万円程度から購入可能です。一方、家族で専有できる区画に埋葬するタイプは20万円〜80万円が相場となります。
・納骨堂の費用相場
納骨堂は、遺骨を屋内施設で管理するタイプのお墓です。種類によって費用は大きく異なり、もっとも安価な合祀型は約3万円から購入できます。一方、屋内に墓石を建立するタイプは費用が高くなる傾向があり、相場は100万円〜200万円ほどになります。
・一般墓の費用相場
一般墓の費用は、お墓を建てる場所の地価や石材のグレード、加工費、設置工事費などによって大きく変動します。
全国平均の相場は70万円〜80万円程度ですが、都市部の地価が高い地域では大きく上がります。たとえば、東京23区内では150万円〜200万円が相場となっており、地方と比べると費用に差が生じます。
・散骨の費用相場
散骨は、自然に還る埋葬方法として選ばれるケースが増えています。一般的な散骨方法には山葬と海洋葬があり、専門業者に依頼することが多いです。
山葬(山林などに散骨):5万円〜30万円程度
海洋葬(海に散骨):5万円〜10万円程度
費用は、散骨を行う場所や、他の遺骨と合同で行うか個別で行うかによって異なります。合同散骨の方が費用は抑えられる一方、個別散骨は費用が高くなる傾向があります。
墓じまいの費用は誰が負担するのか
兄弟姉妹がいる場合、墓じまいの費用は均等に分担するのが一般的です。ただし、状況によっては負担割合が異なることもあります。もし費用を分担する兄弟姉妹がおらず、経済的に厳しい場合は、親族に協力をお願いすることも一つの選択肢です。
墓じまいの費用負担をめぐり、家族や親族間でトラブルが起こるケースも少なくありません。誤解や不満が生じないよう、墓じまいを進める前に、費用負担の分担についてしっかりと話し合いを行うことが大切です。家族の理解を得ながら、納得のいく形で進めていきましょう。
墓じまいのお金がない場合の対処法
墓じまいには撤去費用や改葬手続き費用など、まとまったお金が必要になります。しかし、経済的に厳しい場合でも、いくつかの対処法を知っておくことで負担を軽減できることがあります。ここでは、墓じまいのお金が足りないときに検討すべき方法を紹介します。
家族や親族に相談する
まず、家族や親族に相談することが大切です。墓じまいは、家族のルーツや先祖に関わる重要なことなので、兄弟姉妹や親族も関心を持っているはずです。費用負担を家族間で話し合い、分担できる部分を均等に負担することを検討しましょう。
親族の協力を得ることで、負担が軽減されるだけでなく、後々のトラブル防止にもつながります。経済的な事情を率直に説明し、理解を得ることが大切です。
複数の石材店から見積もりを取る
墓じまいの費用は、依頼する石材店によって大きく異なることがあります。費用を抑えたい場合は、複数の石材店から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
特に民間霊園などでは、霊園側が石材店を指定する場合がありますが、提示された金額が相場より高いケースもあります。その場合は、他の石材店にも見積もりを依頼し、適正価格かどうかを確認しましょう。
改葬先を検討する
墓じまいの費用を抑えるためには、改葬先を慎重に検討することも重要です。一般的な墓地への改葬よりも、合祀墓や樹木葬、納骨堂など費用を抑えられる供養方法を選ぶことで、全体的なコストを大幅に減らすことができます。
メモリアルローンを利用する
どうしても一括で費用を支払えない場合は、メモリアルローンを検討するのも一つの方法です。メモリアルローンは、墓じまいやお墓の建立のための専用ローンで、石材店や墓地管理会社(霊園や寺院)が提携している金融機関から借りることができます。
多くの場合、分割払いで無理のない範囲で返済が可能です。提携先の金融機関によって条件は異なるため、事前に詳細を確認し、無理のない返済計画を立てることが重要です。
自治体に相談する
自治体によっては、墓じまいを支援する補助金制度を設けているところがあります。この制度の導入背景には、増加する無縁墓という社会問題があり、無縁墓問題に対処することを目的としています。
自治体の窓口で情報を得ることで、費用面のサポートが受けられる可能性があります。まずは現在のお墓がある自治体に相談してみるとよいでしょう。
墓じまいの補助金をもらえる可能性がある
墓じまい補助金制度は、墓石の解体・撤去や改葬にかかる費用の一部を自治体が補助してくれるもので、地域によって内容は異なります。たとえば、東京都では都立霊園の利用者を対象に、墓石の撤去および更地化にかかる費用を免除する制度があります。
こうした支援を活用することで、墓じまいにかかる負担を大きく減らせる場合もあるため、墓じまいを検討している方は、まずはお住まいの自治体に補助金制度の有無を確認してみると良いでしょう。制度の利用条件や対象者が限られている場合もあるため、早めの情報収集が重要です。
墓じまいの費用は改葬先によって大きな差が。予算も踏まえて改葬先を選びましょう
改葬先の選択によって、墓じまいにかかる費用には大きな差が生じます。改葬先や供養方法によっては、費用が比較的抑えられるケースもあれば、場合によっては数百万円にのぼる高額な費用が必要になることもあります。そのため、費用をしっかりと見積もり、計画的に進めることが大切です。
また、墓じまいを進める際には、費用負担について兄弟姉妹や親族との話し合いも欠かせません。特に、費用の分担を巡ってトラブルが起こるケースもあるため、事前に十分な協議を行い、全員が納得した上で進めましょう。
お墓のさまざまな種類について解説。新しい形態のお墓も紹介


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お墓のさまざまな種類について解説。新しい形態のお墓も紹介

目次
経営形態で見たお墓の種類
墓地の分類方法で一般的なものとして、経営形態の違いが挙げられます。大きく分けて、「公営墓地」「民間墓地」「寺院墓地」「みなし墓地(共同墓地)」といったものがあり、多くの方のお墓はこのいずれかに該当するはずです。
公営墓地
公営墓地は地方公共団体が運営している墓地を指します。運営主体が地方自治体であるものと、公認の指定管理業者に委託しているものがありますが、その両者に利便性やサービス面で大きな違いはありません。
公営墓地は、寺院墓地や民間墓地と比べ、永代使用料や管理料が安い傾向にあります。一方で、使用に制限があることも多く、基本的にはその地域に住んでいる方しか利用できません。また、公営墓地は生前の墓地購入を制限しているところもあります。直近で身内を亡くし、墓地をすぐに必要とする方向けであるといえるでしょう。
よく共同墓地が公営墓地に属すると勘違いされますが、公営墓地は共同墓地とは異なるので注意しましょう。
寺院墓地
寺院墓地は仏教寺院が運営・管理するタイプのものを指します。多くは寺院の境内、もしくは寺院の隣接地に開設されています。基本的に檀家や門徒、信徒のためにある墓地と考えるとよいでしょう。
葬儀や法要など、供養に関することをすべて執り行ってくれるだけでなく、いつでも相談できるのも寺院墓地の大きなメリットです。
民間墓地
民間墓地は宗教法人や公益法人から委託を受けた民間企業が運営するものを指します。経営母体は宗教法人や公益法人であり、運営管理する会社は異なることもあります。
厚生労働省の「墓地経営・管理の指針等について」という通達によると、民間企業には墓地経営は基本的に許されていません。そのため宗教法人が経営母体になり、民間企業が運営管理を行うのが一般的です。どこまでを民間企業が担っているかは、経営母体である宗教法人の考え方によって異なります。民間霊園は誰でも利用でき、時代に合わせたきめ細かいサービスが充実しているのが特徴です。
みなし墓地
みなし墓地は、「墓地、埋葬等に関する法律 (墓埋法)」以前に開設され、追認されたものを指します。昭和23年に施行された墓埋法により、墓地や納骨堂の経営者は都道府県知事の許可が必要になりました。
しかし、この法律施行以前の墓地は管理者の存在が曖昧であることも多く、知事の許可を取る手続きを行うことができません。そこで、こうした墓埋法以前から存在する墓地については追認という形で対処したのです。
みなし墓地は使用に関して法律上問題になることはありません。しかし、管理者が分からないことも多く、改葬などの手続きが難しくなるリスクもあります。
埋葬単位で見たお墓の種類
お墓の種類は、埋葬される人・単位ごとに分類されることもあります。おもに「家墓(累代墓)」「両家墓」「個人墓」「夫婦墓」「共同墓」の5つに分けられます。
家墓/累代墓
家墓(いえはか)は一族で所有しているお墓を指し、累代墓(るいだいぼ)とも呼ばれます。「○○家の墓」といった家名が刻んであり、家族や親族が共同で使用します。
もっとも一般的なお墓とされ、長男が引き継ぐのが主流です。しかし、昨今の少子高齢化を受け、承継者がおらず維持管理が難しくなるケースが多いようです。そのため、墓じまいをし、別の墓地や樹木葬などの永代供養墓への移転や散骨を検討する方も増えています。
両家墓
両家墓は夫婦両家で所有するお墓のことです。ひとつの区画に両家のお墓を建てるか、両家の墓石をひとつにまとめて管理するか、そのいずれかが一般的です。近年では、一人っ子同士の結婚やお墓を継ぐ長男がいないといった事情から両家墓にする方も多いです。
個人墓
個人墓は故人ひとりだけで入るお墓です。永代供養もセットになっていることが多く、承継者を必要としないメリットがあります。「親類縁者に手間をかけさせたくない」と選択する方も多く、近年、特に注目を集めているお墓といえるでしょう。
また、自分専用のお墓になるため、デザインを自分流にあしらったり、自分の好きな文字を刻んだりと、遊び心を盛り込むことができるのも個人墓の大きな特徴です。似た形式のお墓として自宅墓がありますが、個人墓はあくまで墓地に故人専用のお墓を建てるものです。自宅で供養を行う自宅墓とは少し形式が異なります。
夫婦墓
夫婦墓は、夫と妻の2人だけで入れるものをいい、「めおとばか」「ふうふばか」と呼ばれます。子どもがいない夫婦や、先祖代々のお墓とは別にしたい、お墓の継承を望まない場合などに、夫婦墓を選ぶケースが多いようです。一般的なお墓では墓石に「◯◯家の墓」と刻むことが大半ですが、夫婦墓では2人の戒名や俗名を並べるケースがよくあります。
共同墓
共同墓は、血縁とは関係なく複数の方を同じ場所に埋葬するお墓を指します。大きな供養塔を建て、その内部にたくさんの遺骨を納められるようになっています。お墓を管理する家族や親族がいない場合や、お墓に費用をかけたくない場合に選ばれるケースが多いようです。ほかの遺骨と一緒に埋葬されるため、あとから遺骨を取り出して移動させる、といったことができません。
新しい形態のお墓
ここ数年、お墓のあり方も多様化し、墓地の形態にも変化が表れています。ここでは、新たなニーズに応えるようにして生まれた4つの供養の形をご紹介します。
樹木葬
樹木葬は墓石の代わりに桜や紅葉などのシンボルツリーを植えて故人の供養を行います。従来の墓地に比べて、明るく華やかなイメージのある樹木葬は「自然へのロマン」を大切にする方以外にも受け入れられて一気に流行しました。
樹木葬の種類として、里山に埋葬するものや墓地区画に埋葬するものなどが一般的です。承継者を必要としない永代供養であることも多く、子どもや親類に手間をかけさせたくないという人にも人気の供養方法です。
納骨堂
納骨堂は故人の遺骨を埋葬するのではなく、収蔵して供養するところです。いわゆる収蔵施設のひとつで、もともとはお墓を建てるまでの間、一時的に保管する場所でした。近年では納骨堂を使い続ける方も増え、それに伴い、納骨専用のサービスも登場しました。そのため一時保管だけでなく、永代供養をしてくれる納骨堂も多いです。
墓地に比べると広い場所を必要としないため、都心部のビル内にあってアクセス至便なところが大きな特長です。また、ビルの中で空調が効いているため、夏や冬でも快適に過ごせます。こうした利点から納骨堂の人気が高まっています。
自宅墓
自宅墓はその名の通り、自宅に置くことのできるお墓を指します。お部屋や仏壇の中に遺骨を安置することもでき、より身近に故人を供養できます。リビング、寝室といったお部屋にも置けるため、それぞれのライフスタイルに合わせやすいのも自宅墓のメリットのひとつです。
「家から墓地までの距離が遠い」という心配事がないので、残された家族の利便性を重視して自宅墓を選ぶ人も多くいます。
散骨
散骨は、遺骨を粉砕して山や海などの自然にまく方法で、海洋葬、山葬、宇宙葬などがあります。近年よく聞くようになった言葉なので新しい葬送の仕方と思われがちですが、実は、土葬や、風葬、鳥葬といったものは古くから行われてきました。
散骨のメリットは継承者が必要ない点と、一般のお墓に比べて費用が少なくてすむ点です。また宗旨・宗派を問いませんので誰でも実施できます。
埋蔵施設と収蔵施設
施設タイプによっても墓地の違いがあり、「埋蔵施設」と「収蔵施設」に分けることができます。
埋蔵施設
一般的な墓地は埋蔵施設ともいわれます。いわゆる墓地と聞いてイメージするものは埋蔵施設の一種であり、「一般埋蔵施設(一般墓地)」と表記されることもあります。ここ数年の間に、芝生を敷き詰めた芝生型埋蔵施設(芝墓地)や壁型埋蔵施設(壁墓地)、そして樹木葬を行う樹木型埋葬施設(樹木葬)などが登場しています。
収蔵施設
収蔵施設は、一般的には納骨堂といわれる、お墓を建てるまでの間、一時的に保管する場所でした。しかし、長期的に保管してもらいたい、という大勢のニーズを受け「長期収蔵を前提とした施設」も登場しています。
基本的には、収蔵施設は一時保管を前提としているため永代供養はできませんが、最近では一時保管後、無料で永代供養墓に改葬し、永代供養してくれる施設も登場しています。なお、最近テレビCMや折込チラシなどで目にする屋内型の墓地はこの収蔵施設に該当します。
神道のお墓の種類とは
神道と仏教とで、実はお墓に大きな違いはありません。というのも、お墓を建てる行為は宗教の教えから始まったことではなく、日本の風俗習慣に由来しているものだからです。
神道と仏教のお墓の違いのひとつは、お墓に刻む文字です。仏教ではお墓に「◯◯家の墓」と刻むのが一般的ですが、神道では神道式のお墓を表す言葉として「◯◯家奥津城」「◯◯家奥郡城」と刻まれるのが一般的です。
多様化するお墓の種類。ご希望に沿ったお墓を選びましょう
経営形態だけでなく、墓地・お墓の種類はさまざまな切り口で分類することができます。樹木葬や自宅墓といった新しい供養の形を選択する方も多い近年では、従来のお墓のイメージにとらわれるのではなく、あなた自身や家族がどうしたいかを中心に考えることが大切です。今回の記事を参考に、ぜひあなただけの理想の墓地・お墓を探してみてください。
春のお彼岸はいつ?お彼岸にお墓参りをする理由や、春のお彼岸のポイントを解説


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春のお彼岸はいつ?お彼岸にお墓参りをする理由や、春のお彼岸のポイントを解説
目次
お彼岸の意味と由来
日本では「お彼岸」に馴染みがありますが、これは日本独自の仏教的習慣です。馴染みはあるものの、意味や由来には詳しくないという方も多いのではないでしょうか。お彼岸という言葉には2つの意味があります。
1つめは、あの世を指す「彼岸(ひがん)」です。私たちが生きているこの世を「此岸(しがん)」、あの世を「彼岸(ひがん)」といいます。
2つめは、太陽が真東から昇り、真西に沈んでいく時期を指す「お彼岸」です。仏教では「西」は仏様の住む世界が広がる方角と考えられているため、1年の中で太陽が真西に沈む「お彼岸」の時期は、浄土への距離がもっとも近づき、故人やご先祖様をより近い距離でご供養できると考えられています。そのため、「お彼岸」に仏事を行う習慣ができました。
春のお彼岸は、春分の日を中心とした7日間
では、1年の中で太陽が真西に沈む「お彼岸」の時期とはいつなのでしょうか。春のお彼岸は、春分の日を中心とした前後3日間、合計7日間です。春分の日は毎年3月20日頃に訪れる国民の祝日ですが、1月1日の元旦や2月11日の建国記念の日のように、日付が固定されているわけではありません。春分の日の日付は毎年変わるため、春のお彼岸もそれに合わせて時期が変わります。
ここで気になるのが、春分の日がどのように変わるのかです。春分の日は太陽の運行状況によって変わります。太陽が黄道上の春分点を通過する日が春分の日となるため、国立天文台が地球の運行状況を観測し、毎年2月に官報(歴要項)で翌年の春分の日を発表します。
お彼岸のスケジュール
例えば2026年の春分の日は2025年2月に発表され、2027年の春分の日は2026年2月に発表されます。数年後の春分の日までは正式決定されていませんが、地球の運行状態が現在と変わらないと仮定した場合の、予想の春分の日・秋分の日は国立天文台のホームページで確認できます。
予想をもとにした2026年~2028年のお彼岸スケジュールは以下の通りです。初日を「彼岸入り」、最終日を「彼岸明け」と呼びます。
【春のお彼岸、予想日程】
| 彼岸入り | 春分の日 | 彼岸明け | |
|---|---|---|---|
| 2026年 | 3/17(火) | 3/20(金) | 3/23(月) |
| 2027年 | 3/18(木) | 3/21(日) | 3/24(水) |
| 2028年 | 3/17(金) | 3/20(月) | 3/23(木) |
【秋のお彼岸、予想日程】
| 彼岸入り | 春分の日 | 彼岸明け | |
|---|---|---|---|
| 2026年 | 9/20(日) | 9/23(水) | 9/26(土) |
| 2027年 | 9/20(月) | 9/23(木) | 9/26(日) |
| 2028年 | 9/19(火) | 9/22(金) | 9/25(月) |
地球の運行状態は常に変化しているため、必ずこの通りになるわけではありません。正確な期間は毎年のカレンダー等で確認しましょう。
春のお彼岸のお墓参りはいつ行くべきか
春のお彼岸では春分の日にお墓参りに行く方が多いようです。では、春分の日以外はダメなのでしょうか。そんなことはありません。春のお彼岸は春分の日とその前後3日間の合計7日間です。一般的に、お彼岸の時期であればいつお墓参りに行っても問題ありません。
春分の日にお墓参りに行く方が多いのは、祝日で予定を合わせやすいからだと考えられます。春分の日の当日にこだわらず、行ける日にお墓参りに行きましょう。お彼岸の時期にお墓参りに行けない場合は、自宅の仏壇に線香やお花をお供えして故人を偲びましょう。
春の彼岸のお供えもの・お墓参りの特徴
春の彼岸のお墓参りは、お盆のような特別な飾り付けをしません。普段のお墓参りとそれほど変わりませんが、春を感じるお供えもので供養や感謝の気持ちを表します。
春のお彼岸では「ぼたもち」が一般的
お供えものは何を選んでも基本的に問題ありませんが、春のお彼岸では「ぼたもち」、秋のお彼岸では「おはぎ」が一般的に選ばれています。「ぼたもち」と「おはぎ」はほぼ同じものですが、季節によって呼び方を変えています。春には牡丹が咲くので「ぼたもち」、秋には萩が咲くので「おはぎ」。つまり、季節を感じるお供えものとして「ぼたもち」と「おはぎ」が選ばれているのです。
「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは、あんこの種類にあります。小豆の収穫期である秋に作られる「おはぎ」は、小豆の皮が柔らかいので皮も潰して作られる粒あんです。春に作られる「ぼたもち」は、収穫から時間が経ち小豆の皮が固くなっているため、皮を取り除いたこしあんが使われています。
春のお彼岸でおすすめの供花
お供えの花も基本的には自由に選んで問題ありません。供花というと菊のイメージがあるかもしれませんが、菊だけにとらわれず、季節の花や故人が好きだった花を選ぶとよいでしょう。ただし、「とげのある花」「匂いのある花」「毒のある花」は一般的に避けられる傾向にあるようです。地域によっては花の色や種類に決まりがある場合もあるため、花の種類に迷った場合は花屋さんに相談することをおすすめします。
<春彼岸に一般的なお花>
菊・ユリ・カーネーション・アイリス・マーガレット・スターチス・牡丹・ストック・スイートピー・フリージア など
<秋彼岸に一般的なお花>
菊・りんどう・キキョウ・ソリダコ・ケイトウ など
春の彼岸に行うこと
浄土への距離がもっとも近づくと考えられるお彼岸は、仏事を行うのに適した時期です。とはいえ、仏事とは何を行えばよいのでしょうか。ここでは一例として、3つご紹介します。
仏壇の掃除
お彼岸は、節目として仏壇や仏具を綺麗にするよい機会です。家に仏壇がある場合は、仏壇の周りをていねいに掃除しましょう。仏壇には主に3つの種類(金仏壇・唐木仏壇・家具調仏壇)があります。仏壇を痛めないよう、仏壇の種類に合わせた掃除方法を確認しておいてください。
お墓参り
お彼岸では一般的にお墓参りを行います。これまで春のお彼岸の時期にお墓参りに行く機会がなかった方も、お墓参りをしてみてはいかがでしょうか。お墓参りの際には、お墓の掃除もするとよいでしょう。雑草を取り除き、墓石を水洗いします。掃除の時間が取れない方や、自分では落としきれない汚れやシミに悩んでいる方は、お墓掃除の専門業者に相談するのも一案です。
法要
故人の冥福を祈って供養する行事を法要といいます。お彼岸の時期には、「お彼岸法要」や「彼岸会」と呼ばれる合同法要を行う寺院や霊園が多くあります。お寺の檀家やお墓を持っている方であれば誰でも参加できるので、足を運んでみてはいかがでしょうか。
法要に参加する際の服装は、黒やグレーなどの落ち着いた色味で、露出の少ない平服を選びます。喪服でなくても問題ありません。お布施を持参する場合、相場は3,000~10,000円ですが、霊園によっては金額が決められていることもあるため確認してから参加しましょう。
また、「亡くなってから初めてのお彼岸」や「三回忌」など節目のときには、合同法要ではなく個別法要をされる方も多くいます。お彼岸の時期は寺院や霊園、僧侶も忙しい時期です。個別法要をする場合は早めに希望を伝えるようにしましょう。
春の彼岸のお墓参りの準備
春の彼岸のお墓参りは、普段のお墓参りとそれほど変わりません。基本的には掃除をし、お供えをして合掌します。服装や準備するものを確認しておきましょう。
服装について
法要や初盆など特別な機会のお墓参りでは喪服や準喪服を着ますが、そうでなければ普段着で問題ありません。ただし、露出の多い服や奇抜なデザインの服、部屋着のような服は避けましょう。落ち着いた色味、清潔感のある服装を心がけます。親戚で集まってお参りする場合は、ワンピースや襟付きシャツなど少しフォーマルな服装が無難です。
お墓の掃除について
お彼岸にお墓を掃除しなければいけないという決まりはありませんが、一般的には故人やご先祖様へ感謝の気持ちを伝えるためにお墓を掃除します。以下のような掃除道具を準備しておきましょう。
<準備する掃除道具>
バケツ・雑巾・スポンジ・歯ブラシ・乾拭き用の布・ほうき・ごみ袋・軍手・剪定ハサミ など
掃除道具の貸し出しを行っている霊園や墓地もあるため、何が必要か事前に確認しておくとよいでしょう。
お墓の周りのゴミや草などを取り除き、樹木を植えている場合は綺麗に剪定します。墓石は水をかけながら雑巾やスポンジで磨きましょう。彫刻の細かい部分には歯ブラシが便利です。墓石に水分が残っていると苔が生えやすくなるため、最後は乾いた布でしっかりと拭き取りましょう。
春彼岸はお墓参りに適した時期。この機会に個人を偲んでみませんか?
お彼岸に仏事を行う習慣は日本独自のものです。「年末にお参りできなかった」「最近、お参りをしていない」という方は、故人やご先祖様をより近い距離でご供養できる春彼岸に、お墓参りをしてはいかがでしょうか。お供えものや供花、服装など参考にしてみてください。
お墓の由来とお墓の持つさまざまな意味


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お墓の由来とお墓の持つさまざまな意味

1. お墓とは?お墓の由来
お墓とは亡くなった方を弔うためのご遺骨の収蔵場所です。また、遺体や遺骨を葬った場所に立てる石や木などの建造物もさします。土を高く盛って築いた墓を「塚(つか)」といいます。考古学上のお墓は「墳墓(ふんぼ)」や「墳塋(ふんえい)」ともいい、一般に墓石・墓碑などの目印を置き、これを墓標(ぼひょう)といいます。
また、この墓石・墓碑を指して墓ということもあります。古い墳墓は古墳です。お墓の由来は諸説ありますが、有力なのは「果処」はてか)」や「葬処(はふりか)」だと言われています。他にも生と死の間が遥かだという考え方から「遥か」や「儚し(はかなし)」だという説もあります。
2. お墓の持つ意味
皆さんはお墓参りに行きお墓の前に立つとき、何かを語りかけてはいませんか?お墓はご先祖様に話しかける場所であり、家族のつながりの場所なので。ではお墓の持つ意味とは何でしょうか?
一つは亡くなった人の冥福を祈り、故人をしのぶ場所です。残された人は故人を埋葬し石碑を立て、供養のためにお墓参りをします。お墓には亡くなった人の魂が宿るとされてるように、お墓は故人とのつながりを感じ、心のよりどころとして存在する場所です。また先祖代々続いてる家族との絆を感じ、自分の命の尊さを認識することも大切です。
もう一つの意味は、生きている人たちにとっての祈りの場としての役割です。大切な人を亡くした時に感じる喪失感は、とても大きく辛いものです。その悲しみを乗り越えるためには多くの時間が必要です。
お墓は、故人を身近に感じながら手を合わせることで、少しずつ心の整理をり、悲しみを癒していくことができるのです。
故人への想い、毎日の出来事や相談事などを語りかけながら、徐々に目の前の死を受け入れ、前を向いて生きていけるようになるのです。
3. 墓石の部位に込められた意味
墓石を見てみるとさまざまな部位が合わさってできていることがわかります。実はそれらはそれぞれ意味があるのです。
石塔(せきとう)
石塔は皆さんが墓石と考える本体の部分で、亡くなった方が仏様となって安らかに眠る場所です。石塔は魂が宿る一番大切な場所で、仏やご先祖様そのものです。現在は魂入れの儀式を行ってからご本尊様を迎えます。
墓標(霊標)
墓標とは、石塔の横に据えられている先祖の名前が刻まれた板石のことをさします。いわゆる墓誌のことで、墓碑とも呼ばれます。墓誌には、お墓に入っている人の戒名や命日を刻んでいきます。
外柵(がいさく)
墓所全体を囲む石組を称して外柵といいます。外柵は、墓域内を聖地とし、その領域外とを分ける「結界」としての意味があります。また、隣のお墓との境界線を区切る目的もあります。
天水受(てんすいうけ)
天水受は、寺院の雨といの下に置く雨水を受ける容器のことです。仏教寺院では天水受の「天」は、極楽浄土を意味し、浄土から降り注ぐ雨が寺院の屋根を伝って「天水」として滴り落ちます。この清らかな水を受けて、そこに眠るご先祖様や故人を潤してくれるとされています。
灯籠(とうろう)
仏教でも神道でも火は神聖なものとされています。灯籠は火をともすことでご先祖様の世界を照らし邪気を払うと同時に、訪れた人の心を清めてくれます。仏教では、迷い(暗闇)を破る依り所(灯明)という意味もあります。
私たちが今生きていられるのは、ご先祖様から脈々と受け継がれてきた命があるからです。
お墓には亡くなった人の悲しみだけでなく、残された人々が前向きに生きるための原動力となるものが存在しています。
お墓が遠方にあったり、外出が難しくお墓参りが困難な時は、ご先祖様に想いを馳せて、生きていることへの感謝をしてみてはいかがでしょうか?
彼岸明け とは?彼岸明けの由来や、お墓参り・お祝いごとの可否を解説!


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彼岸明け とは?彼岸明けの由来や、
お墓参り・お祝いごとの可否を解説!
目次
1. 彼岸明けとは
「春分の日」と「秋分の日」を中日として前後3日間を含めた計7日間がお彼岸の期間です。地域の習慣により、若干の誤差はありますが一般的には彼岸の初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸明け」としています。彼岸明けの日を迎えるまでに、仏壇の掃除、お墓参り、法要を行うという方が多い時期でもあります。
彼岸明けの由来や歴史
仏教の世界では、現世を此岸(しがん)、煩悩を解脱した涅槃の境地・理想の境地を彼岸といいます。彼岸は西、此岸は東にあると言われており、太陽が真東から真西に沈む「春分の日」「秋分の日」は、彼岸から此岸へ最も渡りやすい日であるとの考えから、お彼岸期間に供養を行うようになりました。
この彼岸の時期に先祖供養をする習慣は他の仏教諸国にはなく、日本独自の仏教的習慣です。
古代インド語においての「彼岸明け」
彼岸のそもそもの由来は、古代インド語のサンクスリット語であるパーラミターだという説もあります。パーラミターは「煩悩と迷いの多い現世(此岸)から、悟りの境地である極楽浄土(彼岸)へ到る修行」を意味する言葉です。
そのため、地域によっては「生きている限り煩悩から逃れることはない」と考え、彼岸明けという言葉を使わないところもあります。
2. 彼岸明けはいつ?
春・秋ともに彼岸明けは、「春分の日」「秋分の日」を基準とし、その3日後にあたります。それぞれのお彼岸期間を定める「春分の日」「秋分の日」は天文観測によって導き出される ため、毎年同じ日であるわけではありません。もし具体的な日付が気になる方は、春・秋のお彼岸を基準にして彼岸明けを確認しておきましょう。
| 春のお彼岸 | 秋のお彼岸 |
|---|---|
| 春分の日を中日とした前後3日間 | 秋分の日を中日とした前後3日間 |
3. 彼岸明けにお墓参りはしていい?
彼岸明けも彼岸の期間内にあたりますので、お墓参りを行っていただいても問題ありません。大事なのは彼岸にこだわることよりも、きちんと故人を意識して偲び、思い出してあげて心を込めて供養することです。
また、スケジュールが合わずにお彼岸期間内に、お墓参りをできなかった年もあると思います。本来であれば彼岸の時期にお墓参りを行うのが一般的ですが、やむを得ない場合は彼岸明け後でも問題ありません。故人を供養することが何よりも一番大切です。どうしてもお墓参りの時間を取れない場合は、自宅での供養だけでも行うことをおススメします。
お彼岸明けまで結婚式などのお祝いごとは避けるべき?
彼岸であっても、彼岸明けであっても結婚式を行って問題ありません。お墓参りをすることが多い時期だからといって、喪中であるわけではないからです。しかし、お墓参りや法要が行われるため、お彼岸は忙しい時期であるとも考えられます。少しでも多くの人に参列してもらうために、彼岸明けに結婚式を行うと言う方も多いのかもしれません。
4. 彼岸明けまでに行うこと
お彼岸と言えば、お墓参りが思い浮かぶ方も多いのではないでしょう。一般的にお彼岸はお墓参りに適している時期とも言われており、彼岸明けまでに、「仏壇の掃除」「お墓参り」「法要」を行う方が多いようです。
仏壇の掃除
お彼岸期間中に行うことのひとつとして、ご自宅の仏壇、仏具の掃除があります。日常のお手入れをしている場合でも、ご先祖様を供養する特別な時期には偲ぶ気持ちを込めて、改めて綺麗にすることから始めましょう。
また、お供えものはそれぞれの時期、季節の合ったお菓子を選んでみてもいいでしょう。お掃除、お供えものが終わりましたら、日々の報告などご先祖様に伝えたいことを唱えながら仏壇に手を合わせましょう。
お墓参り
お彼岸の時期は家族のスケジュールをできるだけ合わせて、お墓参りを行いましょう。お彼岸期間であれば、いつお墓参りをしても基本的に問題ありません。しかし、地域の習慣によってはお墓参りの日程が定められている場合もありますので、あらかじめ確認しておきましょう。また、お墓参りの際、お墓の掃除も一緒に行う方が多いようです。お墓を綺麗な状態に保つことで、ご先祖様もきっと喜ばれるはずです。
法要
お彼岸の時期には、お寺で合同法要が行われます。合同法要はどなたでも参加できますので、タイミングが合えば参加してみましょう。また、自宅に僧侶を招き、お経を唱えてもらう個別法要をするご家庭もあります。供養をしたいご先祖様を思い、僧侶にお経を唱えてもらいましょう。
5. 彼岸明けでお墓参りに行く時間
お墓参りに行くべき時間帯というのは、彼岸明けであっても決まりは特にありません。都合に合わせて好きな時間に行けます。とはいえ、あらかじめ墓地や霊園の開いている、管理者の迷惑にならない時間を確認してから、出発しましょう。多くの人は午前中、彼岸のお墓参りに行かれることが多いようです。早い時間にお墓参りを始めれば、その後のお墓の掃除や親戚との顔合わせなど、余裕をもって行えます。
6. 彼岸明けのお墓参りに持っていくお供え物
彼岸明けのお供えものには、あの世へ帰るご先祖様へのお土産という意味もあります。お供えもの自体については彼岸同様「ぼたもち」や「おはぎ」が一般的です。ぼたもちは春の花である牡丹、おはぎは秋に咲く萩から名付けられています。もちろん、彼岸明けに持っていっても問題ありません。地域によってはぼたもちやおはぎではなく、お団子を供えるところ、専用の膳を用いるところもあります。お墓参りに行く際は、地域の風習についても調べておくことが大切です。
7. 彼岸明けとはお彼岸期間の最終日のことです
彼岸明けとは、お彼岸期間の最終日を指します。彼岸明けを迎えるまでに「仏壇の掃除」「お墓参り」「法要」を行う人は多いです。毎年忘れがちですが、春分・秋分の日を中日として前後3日間がお彼岸期間です。彼岸明けを迎えるまでに、家族そろってご先祖様の供養をしましょう。季節に応じたお供えものをすることで、ご先祖様もきっと喜ぶに違いありません。
普段スケジュールが合わず、ご先祖様にお会いできていない方は、次のお彼岸時期をきっかけにお墓参りに行ってみてはいかがですか?
「墓じまい」に タイミングってあるの?避けた方がいい時期や手順について


未来のお墓研究所
「墓じまい」に タイミングってあるの?
避けた方がいい時期や手順について

1. 墓じまいのタイミングってあるの?
結論から言えば、「墓じまい」すべきタイミングはありません。墓石を撤去、管理者に敷地をお返しするには期間が必要ですので、好きなタイミングで「墓じまい」を行いましょう。しかしながら、多くの人にとってお盆やお彼岸、身内の他界、退職や還暦など人生の節目のタイミングで「墓じまい」をする傾向が多いようです。
避けた方がいいタイミング
基本的にはいつ「墓じまい」の準備を始めても問題ありません。しかし、お盆やお彼岸、年末年始など多くの方がお墓参りをする時期は、法要の時期でもあり、お寺の繁忙期になります。その時期に、遺骨を移す際に行う閉眼供養を依頼すると、なかなか希望の日時にそれを行えないので、その時期を外したほうがベターでしょう。
また、季節によっても避けた方がよいとされるタイミングが存在します。梅雨の時期は墓石を撤去するのに向いていません。墓石を撤去する時はクレーン等で墓石を釣り上げるのですが、雨で濡れていると滑り落ちて墓石が欠けたり割れたりする可能性が高まるからです。
さらに、豪雪地帯の場合、墓地が雪に埋もれて撤去作業が思うように進まない場合があります。誰かが除雪してくれるわけでもありません。墓地に向かうルート上で雪が積もっていたら除雪しなければならないので、通常より手間も時間もかかってしまうからです。
時間に余裕がある際は、できるだけ上記の時期での「墓じまい」は避けることをおススメします。
2. 墓じまいの手順
自分に合ったタイミングで「墓じまい」ができるように、一連の手順を確認しておきましょう。
下記の6ステップで「墓じまい」をすることができます。
| Step1 | 管理者へ相談 |
| Step2 | 改葬先を決める |
| Step3 | 行政手続きを行う |
| Step4 | 閉眼供養を行う |
| Step5 | 墓石撤去 |
| Step6 | 改葬先へ納骨 |
管理者に相談
「墓じまい」の手続きの際に寺院墓地であれば寺院、霊園であれば霊園管理者から署名と押印を頂かなければなりません。そのため、「墓じまい」を行う旨を事前に寺院や霊園の担当者に相談しておきましょう。
ただし、寺院墓地を利用している場合は、引き留められる可能性もありますのであなた自身の中で「墓じまい」をすることが決まったら、まずは「墓じまい」の報告ではなく事前に相談し、話し合いをすることで、スムーズに「墓じまい」をすることができるでしょう。というのも、寺院としては「墓じまい」をすることは、檀家の減少に繋がるからです。だからこそ、丁寧なコミュニケーションを取るべきです。
改葬先を決める
次に改葬先を決めます。
改葬先としては、一般墓地や永代供養墓、散骨、樹木葬など様々な候補が存在します。改葬先が決まった場合は、改葬先の管理者から受け入れ証明書を発行してもらいましょう。受け入れ証明書は、市区町村から改葬許可証を発行してもらう際に必要になるため、紛失しないよう大切に保管しましょう。
行政手続きを行う
改葬先が決まれば、現在お墓がある自治体の役所で行政手続きを行います。その為に、改葬許可証を発行する為に必要な書類を揃えておきましょう。
| 現在の墓地で発行してもらうもの | 改葬先で発行してもうもの |
|---|---|
| 埋蔵証明書 | 受け入れ証明書 |
上記それぞれの証明書を準備したあと、役所へ改葬許可申請書を提出します。
| 改葬許可申請書に記載項目 |
|---|
|
・申請者の情報・署名・捺印 ・お墓に入っている人の氏名・没年月日・火葬場・申請者との続柄(「不明」でよい場合もあり) ・埋蔵証明書が含まれる場合は現在の墓地・管理者の署名・捺印 ・現在の墓地名 ・新しい墓地名 ・工事施工業者の名前(自治体によっては不要) |
これらの行政手続きが完了すれば、改葬許可証が発行されるので、閉眼供養、墓石の撤去ができます。
閉眼供養を行う
行政での手続きが終了した後に、納骨している遺骨を取り出しましょう。お墓から遺骨を取り出す際には、故人の魂が宿っているお墓(墓石)から一旦魂を抜く「閉眼供養」を行う必要があります。
寺院墓地の場合、そのお寺の住職に依頼し、霊園の場合は自ら僧侶へ依頼する必要があります。また、基本的に石材店は閉眼供養を行っていないお墓の撤去を受け付けていないので、閉眼供養はあなた自身で必ず行いましょう。
墓石撤去
閉眼供養が終わったら、墓石の撤去をする石材店を探しましょう。この時、墓地の管理者の指定する石材店があれば、そこへ依頼するのが一般的です。自ら手配する場合は、価格など自身の条件を決め、複数の石材店から見積もりをもらいましょう。
石材店を自分で探すかどうかは民営霊園か公営墓地かどうかで変わります。民営霊園は基本的に石材店の指定を受ける傾向にありますが、公営墓地は石材店を指定されることが基本的にないため、自分で探しましょう。
改葬先へ納骨
新しい墓地へ納骨する際は、墓石に魂が再び宿るようにする開眼供養を行います。また、納骨堂などに納める場合は、該当の管理者の指示に従いましょう。
3. 改葬先 はどこがいい?
遺骨は必ずしもお墓に納骨しなければならないという法律はありません。ご自身の考えや生活スタイル、また故人の遺言に合わせて多くの選択肢から改葬先を選ぶことが可能です。ここでは「墓じまい」後の改葬先についてご紹介します。
一般墓へ改葬する場合
現在住んでいる場所からアクセスのよい場所に、新たな墓地を建て納骨することもできます。「自宅からのアクセスが良くなる」「墓地の管理がしやすくなる」というメリットがあります。しかし、新しい墓地を買うとなると、永代使用料(土地代)と墓石工事費(墓石代)が必要です。お墓を建てる地域にもよりますが、150万~300万円の費用がかかると言われています。
永代供養墓へ改葬する場合
永代供養は遺族の代わりに、お寺や墓地の管理者が遺骨を供養して管理する方法です。遺骨を管理する人や供養する人がいなくなり、やむを得ない理由で供養・管理ができなくなった方や、子どもたちへの負担を減らしたいという方にオススメです。
散骨する場合
散骨は自然に遺骨を還す方法として注目を集めています。しかし無断で散骨するのはNGです。例えば海洋散骨の場合は、散骨可能な海域がルールや条例によって明確に決められている場合もあります。
そのため、あらかじめ散骨可能であるか、市区町村のルールや条例を確認した方がよいでしょう。
樹木葬をする場合
樹木葬は墓石ではなく、樹木をお墓代わりにして供養する方法です。新しい供養の形として、近年特に注目を集めており、改めて墓石を作って設置するよりも費用が安いのも魅力です。また、ほとんどの場合は後継ぎを必要としない永代供養が多く、宗教・宗派なども不問であることから改葬先として人気が増してきています。
4. 改葬先 はどこがいい?
遠方に引っ越してしまった、継承者がいないなど、「墓じまい」をする理由は様々です。基本的には、どのタイミングで「墓じまい」を行っても全く問題ありませんが、避けた方がよい時期もあるので、しっかり確認しておきましょう。
また、改葬するには行政的な手続きや、閉眼供養など正しい手順をとらなければなりません。「墓じまい」を検討した段階で、現在の墓地を管理している方へ相談をするようにしましょう。
松戸家では、後悔しないお墓選びをしていただくために供養・お墓・樹木葬・「墓じまい」に関する基礎知識をわかりやすく紹介しております。
相談会、勉強会の開催、無料パンフレットも配っておりますので気になる方は問い合わせページをご確認ください。
ペットの手元供養 ~愛するペットといつまでも~


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ペットの手元供養 ~愛するペットといつまでも~

1. ペットの手元供養とは
手元供養とは、火葬した後の遺骨をお墓や納骨堂などに埋葬するのではなく、自宅などで保管し供養することをいいます。ペットの埋葬については人間とは異なり、特にルールはありません。そのため、庭に埋めるのも手元に置くのも自由にできます。
手元供養の仕方は大きくわけて2つあり、ひとつがミニ骨壺などに入れて身近に置き供養するパターンで、もうひとつが普段身につけられるアクセサリーに遺骨の一部を入れるパターンです。ミニ骨壺に入れて供養する場合は、一緒に仏壇や手元供養の台、写真立て、お花、ろうそく立てなどを一緒に飾る方も多いようです。ミニ骨壺の素材は、陶器製のものから木製やガラス製、漆器などデザインも豊富です。お近くの仏壇店かインターネットで検索すれば様々な種類のものが手に入ります。
アクセサリーの場合は、カプセル型で遺骨を入れられるタイプや、遺骨そのものをダイヤモンドやサファイヤなどの石に加工するタイプがあります。形や素材など種類も多く、価格も手ごろなものから装飾品として高価なものまで幅広くあります。
2. 手元供養するメリット
現在、多くの家庭でペットを飼われていますが、ペットの寿命は人間よりも短く、悲しいことにいつか別れが訪れます。しかしながら愛するペットを亡くす悲しみは大きく、ペットロスから食欲がなくなったり体調を崩してしまうこともあります。そうした悲しみから徐々に回復するためにも、ペットの存在を身近に感じながら少しずつ悲しみを癒していくことは大切なことです。遺骨をそばに置くことで、遺骨に話しかけたり、心の支えとして前向きに生きられるようになったり、ペットと一緒にいた幸せな日々を思い出したりすることができるのです。
3. 遺骨が真珠に生まれ変わって帰ってくる「虹の守珠(もりだま)」
先日東京ビッグサイトで行われた第6回エンディング産業展で紹介されていたのが「虹の守珠(もりだま)」です。
(https://shinjusou.jp/)
<ホームページより引用>
〈虹の守珠〉は、養殖真珠を育てるアコヤガイにペットのお骨を託して作る真珠です。開発にあたっては、通常の養殖にはない難しさや課題もありましたが、五島列島 奈留島の豊かな海、専門家の知識と創意工夫、高い技術によって可能になりました。ジュエリーに使われる丸い真珠とは違い、コーティングしたお骨の形を真珠層が覆うため一つ一つ形が違い、色合いも多様です。
「うちの子」の個性そのままのような、世界に一つの真珠となります。
五島列島 奈留島は2018年「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界遺産に登録された江上天主堂と周囲の集落でも知られています。この澄み切ったきれいな海に棲むさまざまな魚たち、たくましい貝たち、そして無数のプランクトン。ここで1年〜1年半の時をかけ遺骨が真珠へと生まれ変わっていきます。
ご興味のある方はこちらにお申込みの詳細が出ています。
https://shinjusou.jp/shinjusou/
今回はペットの遺骨を手元に置く手元供養についてご紹介しましたが、最近ではペットの霊園やペットでも入れる樹木葬や納骨堂などもあります。ペット専用のお墓だけでなく、家族と同じように一緒に入れるお墓もあるので、希望に合わせて探してみるといいでしょう。
新しい供養のかたち ~おりん~


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新しい供養のかたち ~おりん~

先日東京ビッグサイトで行われた第6回エンディング産業展では、最新の葬儀・埋葬・供養に関する様々な商品が紹介されました。その中で特に目を引いたのは、これまでの仏壇や仏具のイメージを一新させる、とてもきれいでコンパクトなものたちです。まるで雑貨屋さんにあってもおかしくないデザインで、種類も豊富な仏具たち。今回はそんな仏具の中から「おりん」についてご紹介いたします。
1. おりんとは
おりんというと皆さんもきっと鳴らしたこととのある、仏前で手を合わせる際「チーンとならすもの」のことです。
すぐにイメージできるのは、小さな座布団の上に乗ったお椀のような形をした金属製のものではないでしょうか?
実は「おりん(リン)」はお椀の形をした鈴の部分だけを言い、通常はリン棒やリン布団、リン台、リン棒台などとセットで使用するものです。
おりんはもともと禅宗で使われていたもので、今ではすべての宗派で使用われています 。おりんには、鳴らすことによって人々の邪念を払うことができ、この音に乗せて供養や祈りを極楽浄土に届けるといった意味があるようです。
2. おりんの鳴らし方
おりんの鳴らし方にはマナーがあります。基本的におりんは教本を読む際に使用するもので、一定の区切りをつけたり、音程とリズム合わせるために鳴らします。おりんを鳴らす場回数は宗派によって異なります。
普段私たちが鳴らす場合は、「お参りに来ました」「お供えをします」というように、手を合わせる前におりんを鳴らします。回数は特に決められてはいませんが、手を合わせる前に1~3回を目安に鳴らすといいでしょう。お線香をあげる場合は、宗派によってはおりんを鳴らさない場合があります。
実は私も知らなかったのですが、おりんを鳴らす場合、みなさんはどこを打っていましたか?おりんの正しい鳴らし方は、おりんの横から縁に沿ってリン棒を使って打ちます。上から打っても音は鳴りますが、聞き分けてみると音が違って聞こえます。宗派によっては内側を叩く場合もあります。
後述しますが、今回の展示会ではこの上から叩く人も多いことから作られた商品も出展されていました。
3. おりんの音のリラックス効果
音声・音響を専門にする分析機関、日本音響研究所が行った分析によると、“おりん”の音色に癒しの効果があるとされる“1/fのゆらぎ”があると公表されています。
1/fのゆらぎとは、波の音や小川のせせらぎの音、木の葉のそよぎ、虫の声など、一般的に人間が“ここち良い音”と感じる音に共通する周波数と振幅の特性を科学的に分析した指標で、この定義に適った音を聞くと、脳波中のα波が増加し、リラックスする傾向が科学的に確認されています。
ですから、自分の気に入った音を見つけて、故人の供養をするとともに、自分自身の癒しとして使用するといいでしょう。
4. 美しい音色と斬新なデザインの九乗おりん
「久乗おりん」は、伝統工芸高岡銅器の街で明治40年に創業した「山口久乗」により作られたおりんのシリーズです。
高岡市は約400年も前より鉄鋳物の生活用品や銅器づくりが盛んで、国の伝統工芸品として、いまでは全国のトップシェアを誇る町です。
九乗おりんの音色は1/fのゆらぎの定義に適って音であると日本音響研究所の分析結果も出ています。
この展示会で感じたことは、仏壇や仏具の新商品はどれも「女性目線」が生かされているという事でした。
子供の頃よく目にした仏壇や仏具は何か「怖い」イメージがありましたが、今やインテリアに合う雑貨のような楽しさがあるものがいくつも生まれています。こうした企業の努力が、伝統や故人への想いをつないでいるのだと感じました。








