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未来のお墓研究所

投稿日:2020.6.24
更新日:2023.7.26

供養

仏壇にお花を供えるルールとお花を長持ちさせるコツ

普段何気なく仏壇に供えているお花にも、実はいろいろなルールがあるのです。今回は仏壇に供えるお花についてのルールやマナーと、お花を長持ちさせるコツについて紹介いたします。

1. 仏壇にお花を供えるルール

仏壇に供えるお花のことを「仏花」といいます。仏花は仏様やご先祖様への尊敬の念を表すためにお供えするのと同時に、お供えした人の心を穏やかにもしてくれます。
お花をお供えする際は「花立(はなたて)」と呼ばれる仏具を使います。花立は左右に対で飾るのが一般的ですが、場所がない場合は一つだけ飾ることもあります。
お花を飾る際、向きは供養する自分たちに向けて飾ります。この飾り方は「向下相(こうげそう)」といい、供養する者の心を静めることを意味します。
飾るお花の数は、3,5,7本の奇数とされています。左右二つに飾る場合は二束用意しておきましょう。また花の色は、白、赤、黄、紫、ピンクなどを基本として組み合わせます。

2. おすすめの花の種類と避けるべき花の種類

仏壇に供えるお花を選ぶ際は、長持ちする種類のお花を選ぶことです。
最もポピュラーなのは「菊」です。他にはカーネーションなども通年で飾ることができます。春におすすめなのが、キンセンカやアイリス。夏はりんどうやケイトウ、グラジオラスも人気です。秋になったらほおずきなどもよく見かけますね。もちろん、これらにこだわらず故人が好きだったお花も飾ってあげるのもいいでしょう。
一方、飾るのにふさわしくないお花は、傷みやすかったり散るのが早いお花、毒やとげ、においの強いお花などです。例としては、バラ、アザミ、スイセン、ヒガンバナ、ユリ、シャクナゲ、キョウチクトウなどがあります。

3. お花をきれいに長持ちさせる三つのコツ

お花を長持ちさせるには、花を傷める原因であるバクテリアを増殖させないことが大切です。茎の切り口はバクテリアが増殖しやすく、切り口をバクテリアが覆うと水を吸い上げられなくなり、早く枯れてしまいます。そのため、切り口はできるだけ清潔に保つようにしましょう。また、水につかる部分には葉を残さないように切っておきます。葉が水に浸かっていると葉が腐りやすくなってしまうからです。
では具体的に長持ちさせるコツを説明していきます。

用意するもの
・お好きなお花
・よく切れるハサミやカッターナイフ
・バケツ

コツその一:切り花をする前に休ませる
① 活ける前に新聞紙でお花が隠れるくらいにすっぽり包みます(写真1)
② そのまま1時間ほど根元を水につけます(写真2)
③ お花がピンとして元気になります、お花を切る前にお試しください。

写真1

写真1

写真2

写真2

コツその二:水の中で茎を斜めに切る
① バケツに水を溜めます
② 茎の先から4センチほどの茎の先をよく切れるハサミやカッターで斜めにスパッと切ります。水の中で切ることで切り口が空気に触れず、長持ち効果がアップします(写真3)
③ 先端を整えるのはお花が水を吸い上げやすくするためです。毎日切るとより効果的です(写真4)

写真3

写真3

写真4

写真4

コツその三:水を清潔に保つ
花束を長持ちさせるためには花瓶の中の水を清潔に保つ必要があります。水を毎日交換し、清潔な状態を保てば花束を長持ちさせることができます。

今回ご紹介した仏壇にお花を供えるルールやマナーは一般的なものです。地域によって異なる場合はありますので、周囲の人に聞いてみるといいでしょう。
また、ちょっとしたコツでお花を長くきれいに保つことができるので、ぜひ試してみてくださいね。