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未来のお墓研究所未来のお墓研究所

未来のお墓研究所

投稿日:2023.12.21
更新日:2025.04.10

お墓

納骨堂の費用相場を解説。ロッカー型・仏壇型などタイプ別に価格を紹介

納骨堂の費用相場を解説。ロッカー型・仏壇型などタイプ別に価格を紹介

一般墓よりも購入費用が安く、お墓掃除や管理の手間がかからない納骨堂。もともとは骨壷を一時的に預ける施設でしたが、今ではお墓の一種として利用を検討する方が増えています。そこで今回は、納骨堂の費用相場とタイプ別の価格を解説。納骨堂の費用は誰が払うのか、そして費用を安く抑えるためのポイントもご紹介します。

納骨堂にかかる費用

納骨堂にかかる費用

納骨堂を検討したことがある方は、施設によって費用に大きな幅があることに気づくかもしれません。納骨堂にかかる費用は、大きく「初期費用」と「年間管理費」に分かれています。

初期費用には、納骨堂の使用料(契約料)や永代供養料が含まれ、年間管理費は、施設の維持や供養行事の運営などに充てられます。また、施設や契約内容によっては、管理費を契約時に一括で支払う場合もあれば、毎年支払う場合もあり、この違いが総額に大きな影響を与えることもあります。

さらに、戒名料や開眼供養料(お墓に魂を入れる儀式)、施設のカードキー料など、追加でかかる費用が発生するケースもあります。

納骨堂と永代供養。その違いは?

納骨堂と永代供養。その違いは?

納骨堂とは、屋内に遺骨を安置する施設のことです。ロッカー式や仏壇式など、さまざまなタイプがあり、一般的なお墓のような手入れが不要なのが特徴です。多くの場合、契約期間が過ぎると、ほかの遺骨と一緒に合祀されます。

一方、永代供養とは、遺族に代わって寺院や霊園が遺骨を供養し続ける仕組みを指します。納骨堂でも、一定期間個別に安置した後、永代供養として合祀されるケースが多くみられます。

つまり、
・納骨堂は「屋内型の遺骨安置施設」
・永代供養は「供養の方法や形態」
を指しており、それぞれの役割は異なりますが、どちらも遺族の負担が少ない供養方法として選ばれています。

納骨堂のタイプ別の費用相場

納骨堂にかかる費用は、前述の通り初期費用(納骨堂の使用料・永代供養料)と維持費用(管理費)に分けられます。さらに、納骨堂にはさまざまなタイプがあるため、タイプごとに費用の相場は異なります。
ここでは、納骨堂の6つのタイプごとに、特徴や費用相場を紹介します。

<納骨堂のタイプ別費用相場>

納骨堂のタイプ 費用相場
ロッカー型 20万~80万円程度
仏壇型 50万~150万円程度
自動搬送型 80万~150万円程度
位牌型 10万~20万円程度
墓石型 100万~200万円程度
合葬型(合祀型) 3万~10万円程度

ロッカー型の納骨堂

費用相場は20万〜80万円程度と、比較的リーズナブルなのがロッカー型納骨堂の特徴です。昔からあるオーソドックスなタイプで、同じ大きさのロッカーが規則的に並び、その中に遺骨を納めます。

内部はシンプルな作りになっており、手を合わせる対象となる礼拝仏は共有になっている場合が多く、個別の仏壇などは設置されていないケースが一般的です。

仏壇型の納骨堂

費用相場は50万〜150万円程度と、ロッカー型よりも高めです。仏壇型納骨堂は、上段に仏壇、下段に納骨スペースが設けられたタイプで、広めのスペースを持つのが特徴です。

納骨スペースに余裕があるため、複数人での利用にも適しており、家族で一緒に納骨したい場合に選ばれることが多いです。また、焼香具や花立て、お供え用のスペースも整っており、家の仏壇のように家族で手を合わせられる点もメリットです。

自動搬送型の納骨堂

費用相場は80万〜150万円程度と、他のタイプに比べて高めです。自動搬送型納骨堂では、遺骨はバックヤードに保管されており、参拝者がICカードやタッチパネルを操作すると、専用の参拝スペースまで自動で運ばれてきます。主に都心部に多く見られ、アクセスの良さや最新設備による利便性の高さが魅力です。

位牌型の納骨堂

費用相場は10万〜20万円程度と、比較的リーズナブルです。位牌型納骨堂には、主に2つのタイプがあります。

・位牌と遺骨をセットで置くタイプ
位牌を飾る棚の下に遺骨を納め、位牌と遺骨の両方に同時にお参りできる形式です。このタイプはスペースが広いため、費用はやや高めになります。

・位牌と遺骨を別々に置くタイプ
参拝スペースには位牌だけが並び、手を合わせる対象となります。遺骨は別の場所で骨壷のまま保管されるか、合祀されていることが多いです。

シンプルな管理が可能なため、コストを抑えたい人にも選ばれています。

墓石型の納骨堂

費用相場は100万〜200万円程度と、他のタイプより高めです。墓石型納骨堂は、屋外の霊園や墓地に墓石を建立するのではなく、屋内に墓石を建てるスタイルです。

天候に左右されず、雨風や日光にさらされないため、墓石のお手入れも比較的ラクに済ませられます。また、他のタイプに比べて個々のスペースが広く確保されているため、窮屈さを感じずにお供えやお参りができる点も魅力です。

合葬型(合祀型)の納骨堂

費用相場は3万〜10万円程度と、もっともリーズナブルなタイプです。合葬型(合祀型)の納骨堂では、遺骨は最初から他の方の遺骨と一緒に合祀され、個別に安置される期間はありません。一般的な納骨堂では、一定期間個別に安置した後に合祀されますが、合葬型はこのステップを省略し、すぐに合同供養されるのが特徴です。

費用を抑えられるメリットがある一方、他の遺骨と区別がつかなくなるため、合祀後に改葬できない点には注意が必要です。

納骨堂の費用の内訳と追加でかかる費用

納骨堂の費用の内訳と追加でかかる費用

ここでは、納骨堂にかかる費用の内訳と、追加で必要になる可能性がある費用について詳しく見ていきます。

初期費用(永代供養料・使用料)とは?

納骨堂の契約時に必要な初期費用には、主に以下のものが含まれます。

永代供養料
遺骨を永続的に供養してもらうために支払う基本費用です。遺族に代わって施設が供養を続けるため、安心感があります。

最近では、納骨堂の使用料に永代供養料が含まれているケースも多く、別途支払いが不要な場合もあります。ただし、供養の期間や方法には施設ごとに違いがあるため、契約内容を事前にしっかり確認することが大切です。

使用料(契約料)
納骨堂のスペースを一定期間利用するための費用です。スペースの大きさや施設の立地によって金額は変わります。

納骨時の手数料
遺骨を納骨する際に発生する事務手数料です。施設によっては、契約時とは別にこの手数料を請求される場合があります。

年間管理費はどれくらいかかる?

納骨堂では、契約後も施設の維持や管理のために年間管理費が必要になる場合があります。管理費の相場は年間数千円〜2万円程度で、施設の規模や立地、契約内容によって差があります。

管理費は、主に施設内の清掃や設備の維持管理、供養行事の運営などに使われます。なお、永代供養プランを選択している場合には、管理費の支払いが不要となるケースもあります。施設やプランによって扱いが異なるため、契約前にしっかりと確認しておきましょう。

法要や供養にかかる追加費用

納骨後、定期的に行われる法要や供養の際には、以下のような追加費用が発生することがあります。

年忌法要の費用
僧侶へのお布施や会場使用料として、1万円〜5万円程度が目安です。

お供えや献花の費用
供花やお供え物に、数千円〜1万円程度かかることがあります。

塔婆料
法要の際に立てる塔婆(とうば)の供養料として、3千円〜1万円程度が必要です。

納骨堂の費用は誰が払うのか

納骨堂の費用は誰が払うのか

納骨堂の費用は、基本的に契約者本人が支払うのが一般的です。契約時に初期費用を支払い、その後は毎年発生する管理費も契約者が負担します。将来的に、自分で管理費を払い続けられなくなった場合に備え、契約時に管理費を一括払いしておくケースも増えています。

一方、管理費を一括払いせずに契約者が亡くなった場合は、残された家族が管理費を支払うことになります。万一、家族が支払いを続けられずに管理費が滞納された場合、多くの納骨堂では、遺骨は他の方と合祀される仕組みを採用しています。

ただし、管理費の支払いが滞ったからといって、すぐに前触れもなく合祀されるわけではありません。事前に運営会社から連絡があり、支払いの継続や対応について相談する機会が設けられます。

なお、一度合祀されると、個別に遺骨を取り出すことはできなくなるため、支払いが難しくなった場合も、運営会社とよく相談しながら慎重に判断することが大切です。

納骨堂の費用を安く抑えるチェックポイント

納骨堂の費用を安く抑えるチェックポイント

ここでは、納骨堂の費用を少しでも安く抑えたい方に向けて、6つのチェックポイントを紹介します。

1. 収骨可能人数をチェック
収骨できる人数が少ないほど、納骨堂の費用は安く抑えられます。一般的に、1人用のプランは家族用よりも安価です。

ただし、収骨人数が多いプランは、1人あたりの費用を抑えられるケースもあるため、総額だけでなく、人数割りのコストも確認しておきましょう。

2. 遺骨の個別安置期間をチェック
個別に遺骨を安置する期間を短くすることで、費用を抑えることができます。

納骨堂には、一定期間だけ個別に安置し、その後合祀されるタイプと、最初から合祀されるタイプがあります。コスト重視なら、最初から合祀するプランを検討するのも一つの方法です。

3. 納骨堂の立地をチェック
首都圏や駅近など立地条件が良い納骨堂は、どうしても費用が高めになります。アクセスにこだわらない場合は、駅から離れた場所や地方都市の納骨堂を選ぶと、費用をぐっと抑えられるでしょう。

4. 納骨堂のタイプをチェック
納骨堂にはさまざまなタイプがあり、スペースや設備によって費用に差があります。費用を安く抑えたい方は、ロッカー型・位牌型・合葬型を選ぶと良いでしょう。

5. 納骨堂の管理者をチェック
納骨堂は、運営主体によっても費用に違いがあります。

公営:施設数は少ないが、費用は比較的安い
民間:施設数が多く、費用は平均的
寺院:檀家加入が必要な場合があり、やや高額な傾向

コストを抑えたい場合は、公営または民間運営の納骨堂を検討すると良いでしょう。

6. 複数の施設に資料請求・見学をする
納骨堂選びで後悔しないためには、必ず複数の施設に資料請求や見学を行いましょう。見積もりを比較することで、「必要な費用」「削れるオプション」「重視したいポイント」が明確になります。また、コストだけでなく、納得できるサービス内容を選ぶことも大切です。

費用は安く抑えながらも満足できる納骨堂を

費用は安く抑えながらも満足できる納骨堂を

納骨堂は、施設のタイプや収骨可能人数、遺骨の個別安置期間、立地などによって費用が異なります。とはいえ、墓石を建てるよりも費用が安く、お墓掃除や管理の手間がかからないことなどから注目度は高まっています。安く抑えるためのポイントを参考にしながら、譲れないポイントや重視したいポイントを見極め、満足できる納骨堂を見つけましょう。