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未来のお墓研究所

投稿日:2021.05.08
更新日:2023.07.06

供養

 

墓じまい

 

位牌の処分 の仕方とは?
費用やお寺・業者への依頼方法など解説

引っ越しや弔い上げなど、様々なタイミングで位牌の処分を検討する場合があります。では、故人の霊を宿すものである位牌はどのようにして処分するべきなのでしょうか。今回は位牌の処分方法や注意点、気になる費用などについて解説します。

1. 位牌の正しい処分方法とは?

位牌とは、故人の霊を祀っているものです。処分をする際には、菩提寺に「魂抜き」をお願いするのが一般的です。位牌から故人の御霊を抜き、位牌そのものを物体として分離させることで位牌の処分が完了します。

魂抜き

位牌を処分する場合は、最初に菩提寺で魂抜き(閉眼供養)をします。菩提寺が遠方、もしくは不明である場合は、近所の寺院へ相談してみましょう。菩提寺でない場合でも依頼をすれば、魂抜きに応じてもらえることがあります。
また、魂抜きの際の法要は必ず必要なわけではありません。多くの場合、魂抜きをおこなうように勧められますが、最終的には家族の判断に任されます。

位牌そのものの処分を依頼する

魂抜きを終えた後は、位牌の処分をおこないます。位牌の処分を受け付けてくれる場所は以下の通りですが、魂抜きをした菩提寺でそのまま「お焚き上げ」を依頼するとスムーズです。
近年では環境への配慮からお焚き上げをおこなわない寺院も増えています。「お焚き上げを行ってもらえるか」をあらかじめ確認しておき、菩提寺で対応が難しい場合は、葬儀社や仏壇仏具店、石材店などに処分をお願いしましょう。
また、一般的ではありませんが位牌を一般ごみとして捨てても法律上問題はありません。自治体の区分にもよりますが、位牌は木製であるため、燃えるごみとして扱われます。

位牌の処分を受け付けている場所
・寺院
・葬儀社
・仏壇仏具店
・お焚き上げ業者
・遺品整理業者

白木位牌の処分
白木位牌は葬儀の際に使用される位牌であり、特別な装飾は施されていません。四十九日が終わるまで白木位牌を使用しますが、それ以降は本位牌に作り替えられます。白木位牌を処分する際も、菩提寺にて魂抜きを行い、お焚き上げをするのが一般的です。菩提寺にて法要をお願いする際に、一緒に白木位牌から本位牌への魂抜き、魂入れをお願いするとよいでしょう。

2. 位牌の処分に掛かる費用相場

位牌を処分する際には費用が掛かります。ここでは位牌の処分費用相場について解説します。

魂抜き(閉眼供養)の費用相場

位牌の魂抜き(閉眼供養)やお焚き上げを寺院へご依頼する場合は、お布施が必要です。相場がわからない場合は、1万円~3万円ほどを目安として考えましょう。お布施の金額について不安な時は、直接寺院へ相談しても構いません。また、菩提寺が遠方にある場合は「僧侶紹介サービス」などでお坊さんを呼 ぶことも可能です。

位牌そのものの処分に掛かる費用相場

相場
寺院 1万円程度
葬儀社 数千円~1万円程度
仏壇仏具店 数千円~1万円程度
お焚き上げ業者 3千円~1万円程度
遺品整理業者 5千円~1万円程度

上記はあくまでも目安です。見積もりを取り事前に金額を確認しておきましょう。また、業者の中には寺院と提携して魂抜きをセットで行ってくれることもあります。近くに菩提寺がないなどでお困りの場合は、専門業者にお願いするのもおすすめです。

3. 宗教により異なる位牌の処分方法

浄土真宗では、故人の魂は亡くなってすぐに成仏するとされています。そのため、故人の魂が位牌に宿るという考え方はなく、一部の宗派を除き本位牌は作りません。
浄土真宗で位牌を処分するのは通常四十九日の白木位牌だけです。
浄土真宗では位牌を祀らず、過去帳をお仏壇に供えることが本式とされています。ただ浄土真宗であってもご家族の意向により本位牌を作ることがあります。
その場合は位牌の処理について菩提寺にも相談するようにしましょう。

4. 位牌を処分するタイミング

浄土真宗では、故人の魂は亡くなってすぐに成仏するとされています。そのため、故人の魂が位牌に宿るという考え方はなく、一部の宗派を除き本位牌は作りません。浄土真宗で位牌を処分するのは通常四十九日の白木位牌だけです。
ただ浄土真宗であってもご家族の意向により本位牌を作ることがあります。その場合は位牌の処理について菩提寺にも相談するようにしましょう。

弔い上げしたとき

供養の対象が故人一人ではなく、ご先祖様と一緒になる最後の法要となります。
故人一人を対象に供養をおこなう一周忌、三回忌、七回忌と重ねてきた年忌法要を、三十三回忌や五十回忌などの節目を最後に終了することを意味します。
何代にもわたって多数の位牌がお仏壇の中にあるという場合に、繰り出し位牌としてまとめることが多いです。

位牌の供養を続けられなくなったとき

諸事情により自宅で位牌の管理ができない方や位牌の承継者がいない方に選ばれる弔い方の一つです。
永代とはいいますが、基本的にお預かり期間は決まっています。事前にしっかり確認しておきましょう。また期間に希望がある場合はあらかじめ伝えておきましょう。

位牌が破損したとき

何らかの原因で位牌が破損、変色した場合は位牌を作り替えることがあります。
作り替える際も、新しい位牌には魂入れ(開眼供養)、処分する位牌には魂抜き(閉眼供養)をおこなう必要があります。位牌を作り替える際の流れについては、葬儀社や仏壇仏具店、石材店などに相談しましょう。

引っ越すとき

引っ越し先に仏壇を置くスペースがないなどの理由で仏壇を処分する場合もあります。引っ越し先でも菩提寺が近ければいいのですが、遠方に引っ越しをする場合はその後が大変です。菩提寺が近くにあるうちに、魂抜き(閉眼供養)やお焚き上げができるスケジュールを確保しておきましょう

5. 最後に

死生観は人によっても大きく異なります。
位牌を処分する際は事前に家族に相談するようにしましょう。
また費用のトラブルを避けるためにも事前に金額をもらっておくのも大切です。加えて位牌の処分を検討している段階で菩提寺へもあらかじめ相談することも重要です