

未来のお墓研究所
線香の意味や由来、
あげ方や種類などを紹介いたします。

ご自宅に仏壇がある方はもちろん、ご葬儀やお墓参りなどで線香をあげたことのある人はほとんどだと思います。最近では様々な種類のお線香が雑貨屋さんで販売されるなど、香りとして楽しむ方も増えているお線香ですが、その由来や正しいあげ方などわからないことも多いのではないでしょうか?そこで今回は線香の意味や由来、あげ方や種類などを紹介いたします。
1. 線香をあげる意味
線香をあげることにはいくつかの意味があります。
故人への食事
仏教では人は亡くなると線香のよい香りを食するという考え方があります。これを「食香(じきこう)」といいます。
亡くなってから極楽浄土に旅立つ四十九日までの間は、故人は線香の香りを食べながら旅をするのです。
そのため、亡くなってから四十九日までは故人の好きな香りを絶やさないようにする必要があります。
仏様と故人とつながる
線香の天に昇っていく煙は、天上と現世をつなぐものとされています。四十九日が過ぎたら線香を焚くことで、仏様となった故人と心を通じ合わせることができるのです。ですから仏壇の前で線香をあげているときは、故人に話しかけることで気持ちを伝えられるといわれています。
自分自身のお清め
線香をあげることは自分自身のお清めやその場所を清める効果があるとされています。仏様に礼拝する際にお線香で身を清めて邪念を取り除き、仏様とつながることができるのです。
2. 線香の由来
香りの歴史はかなり古く、紀元前3000年頃のメソポタミアでは神事で香りの高い木を焚いていたと言われています。
また、古代エジプトではミイラの防腐剤として香料が使用されてました。
その後香料の活用はインドに伝わり、防臭・殺菌の用途で用いられました。インドは沈香や白檀の産地でもあり、仏教で心身を清浄するために使用されるようになりました。
日本の線香の歴史は飛鳥時代に仏教徒ともに伝わった香の文化が始まりと言われています。当初は仏事や神事に使われていましたが、室町時代には公家の贈答品として用いられ、江戸時代になると一般家庭にも普及していきました。今の棒状のような原形ができたのも江戸時代初期のことでした。
3. 線香の由来
線香のあげ方は地域や宗派によって異なります。
お墓参りの場合
お墓参りの場合は、線香をあげる前に墓石に水をかけ、供花を飾り、お供え物を備えてから線香をあげます。
一般的な線香のあげ方は、最初にお墓に軽く一礼してからろうそくに火をつけます。ろうそくから線香に火をつけて手であおいで火を消し、お墓のお線香を入れるスペースに立てます。合掌し一礼したら、ろうそくの火は手であおいで消します。
仏壇にあげる場合
仏壇にあげる線香の本数は宗派によって異なりますが、浄土宗は1本から2本を香炉の中心に立てます。日蓮宗・曹洞宗・臨済宗は香炉の中心に1本立てます。天台宗・真言宗は3本を逆三角形になるように立てます。
浄土真宗では線香は立てず、折って寝かせます。日蓮正宗では折らずに寝かせます。
仏壇の前に座り一礼します。ろうそくに火をつけ、ろうそくの火を線香の先にかざし火をつけます。火を手であおいで消し、煙が出ていることを確認して香炉にさして立てます。おりんを鳴らして合掌し一礼をします。終わったらろうそくの火は手であおいで消します。
4. 線香の種類
線香の種類は大きく分けて2種類あります。一つは「杉線香」と呼ばれるもので、煙の量が多く、香りも強めでお墓参りによく疲れわれるため「墓線香」とも呼ばれます。この線香は杉の葉の粉末で作られているため杉の香りがします。
もう一つが「匂い線香」で、粘着性のあるタブの木の皮をもとに白檀(びゃくだん)や伽羅(きゃら)などの香料を加えたものです。一般家庭などでよく使われているもので、ローズやラベンダーなどの花の香りや柑橘系やりんご、コーヒーなどの食べ物の香りなどもあります。匂い線香は自宅での使用はもちろん、お墓にも使用できます。
お線香の形状もさまざまありますが、もっともよく使われているのが細い棒状の線香です。
単寸線香
一番よく目にする細長いタイプの線香です。
長尺線香
お寺で使用されることが多い長い線香で、中には燃え尽きるまで数十時間かかるものもあります。
渦巻き型
通夜や葬式前に遺体を安置する際に使われることが多い線香です。長時間燃え続けるので、線香を絶やしてはいけないときに使用されます。
円錐型
香りが広がるのが早く、灰が散らばりにくいタイプです。
電子線香
火を使わず電気で熱するタイプの線香です。通常の線香とは異なり、灰が落ちたり火が燃え移ったりしないため安全です。
最近の線香は煙の少ないタイプが増え、香りもさまざまな種類が出ています。香りはストレス解消や心身のリラックスなどにも効果があるものなので、自分の好みの香りや故人の好きだった香りを選んで使用するのもいいですね。
また、香炉もさまざまなデザインのものがあるので、いろいろ探してみるのもおすすめです。
エンディング産業展とは?成り立ちなどの基礎情報から主な出展ブース


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エンディング産業展とは?
成り立ちなどの基礎情報から主な出展ブース

葬儀・埋葬・供養などエンディング産業に関する企業が、様々な展示を行うエンディング産業展(11月24-26日、東京都・東京ビッグサイト青海展示棟Aホール)。今回、例年、ビッグサイトで開催されている本イベントの魅力に迫ります。
目次
1. エンディング産業展とは
葬儀・埋葬・供養に関するあらゆる製品やサービスなど、エンディング産業に関係する企業が一堂に会する日本最大級の専門展示会です。開催期間中(11月24-26日)、会場のビッグサイト内では、商談・情報交換スペースで各社が打ち合わせをしたり、エンディング産業界の著名人による数多くのセミナーや関連イベントが行われます。
エンディング産業展の目的や背景
終活ブームの過熱などで様々な業種の参入が起き、また近年ではエンディング産業に関する情報が錯そうする傾向にありました。そこで、「情報を集約し、発信していく場が必要」としてエンディング産業で働く会社が中心となり、本展示会がスタートしました。今年で第6回を迎え、各業者間での連携も含め、エンディング産業の今後を担う展示会として、業界内外から非常に注目されています。
エンディング産業展の基礎情報
| 展示会名称 |
エンディング産業展 Life Ending Industry EXPO [略称 : ENDEX(エンデックス)] |
|---|---|
| 会場 | 東京ビッグサイト |
| 主催 |
エンディング産業展(ENDEX)実行委員会 (TSO International 株式会社内) |
| 入場方法 |
招待券持参もしくは、事前登録制 招待券、事前登録ともに受付でお名刺2枚が必要 関係者と判断されなかった方は、当日受付にて入場料(¥2,000)が必要 |
| 開催内容 | 展示会/セミナー/研修会など |
過去の実績
昨年、2019年に開催された「第5回エンディング産業展(8月20-22日、東京都・東京ビッグサイト西2ホール)」では、3日間で述べ22,082名 が来場しました。
参加対象者
エンディング産業展では、招待制もしくは事前登録制を必須としており、来場される方をエンディング産業に関わる
| エンディング産業展 来場対象者例 |
|---|
| 葬祭サービス事業者/霊園・墓園・納骨堂管理者/寺院管理者・住職・総代/神社管理者・宮司・氏子/仏壇・仏具販売者/文化施設管理者/石材販売・加工業者/小売・流通・通販事業者/政府関係者・自治体・団体・協会 など |
2. エンディング産業展の主な出展ブース
エンディング産業展は主に以下の7つのブースに分かれて、葬儀・埋葬・供養に関するあらゆる製品・技術・サービスを展示しています。
| 主な出展ブース |
|---|
| 葬祭設備・機器/業務支援・アウトソーシング/フューネラルフラワーパビリオン/返礼品・グルメパビリオン/供養・埋葬サービスゾーン/終活支援パビリオン/ペット埋葬・供養ゾーン など |
葬祭設備・機器
| ブース概要 |
|---|
| 祭壇/葬祭用具関連(御リン、蝋燭、線香、香など)/位牌/霊柩車/棺桶・骨壺/遺影サービス/装束/ドライアイス/防腐・消毒・衛生関連設備・用品/冷蔵設備/映像・音響設備/建築・外装/看板/デジタルサイネージ/化粧品/火葬設備 など |
業務支援・アウトソーシング
| ブース概要 |
|---|
| 筆耕システム/礼状作成ソフト/人材教育/僧侶派遣/写真・映像制作サービス/演出・演奏サービス/備品レンタル・リース/会員管理システム/司会派遣/遺体保存・修復/学校 など |
フューネラルフラワーパビリオン
| ブース概要 |
|---|
| 生花・造化関連/フラワーディスプレイ/花祭壇 など |
返礼品・グルメパビリオン
| ブース概要 |
|---|
| 料理・仕出し/返礼品・ギフト関連/ご当地グルメ/ケータリングサービス/調理設備・器具 など |
供養・埋葬サービスゾーン
| ブース概要 |
|---|
| 納骨堂/手元供養品/供養・散骨サービス など |
終活支援パビリオン
| ブース概要 |
|---|
| 保険商品・サービス/金融商品・サービス/介護・相談サービス/各種法律相談/生前葬儀相談/霊園・納骨堂 など |
ペット埋葬・供養ゾーン
| ブース概要 |
|---|
| 葬儀相談/埋葬・供養サービス/ペット保険/その他ペットに関する製品・サービス など |
3. エンディング産業展ではどんな製品・サービスが提案・出展されている?
樹木葬
遺骨を埋葬し、その上に樹木を植える樹木葬。近年、少子高齢化による墓地継承問題や首都圏を中心に起こっている墓地用地不足を解消する方法として非常に注目を浴びています。 霊園や寺院墓地などで売れ残ってしまった区画、三角形や台形など販売が難しい不整形地でも樹木葬であれば設置が可能です。エンディング産業展ではこの樹木葬に関する出展も数多く見受けられます。
松戸家の樹木葬への取り組み
松戸家では今回、『小さな樹木葬専門店』と題し、狭小地や不整形地でも樹木葬ができるフラワージュ(永代供養墓)を中心に、幅広い種類の樹木葬を提案します。故人の意向次第でやり方も変わる新しい弔い方法である樹木葬。これまで4,000件以上の導入実績から、松戸家はそれぞれのお客様に寄り添った提案をしています。
海洋散骨
海洋散骨も近年人気の高い、新しい弔い方法のひとつです。遺骨や遺灰をそのまま海に放つため、自然へのロマンを持つ方や、お墓の暗いイメージが嫌いな方などから人気の高いサービスです。エンディング産業展では、全国の海域から散骨してほしい場所を選べるサービスや、海洋散骨のルールブックなどが主に出展されています。
宇宙葬
近年特に注目されているのが宇宙葬です。その名の通り、宇宙に自分の遺骨を放出する弔い方法です。アメリカ発祥のものであり、以前は海外の業者に頼むしかなかったのですが、現在では日本でも宇宙葬に対応する業者が現れています。エンディング産業展では、ロケットに遺骨や副葬品を詰め打ち上げるタイプと、バルーン形式で遺骨を飛ばし成層圏で放出するタイプの2種類が主に出展されます。
自宅墓
自宅で遺骨を安置し供養するのが自宅墓です。従来のお墓に比べ、負担が少ないのが特徴であり、遠方に行くのが難しい方や新しいお墓を立てられない方に人気の弔い方です。自宅墓は遺骨を残すといっても、全てを手元に置くのではなく、一部を残す分骨タイプや、骨をパウダー状にする粉骨タイプといった様々な種類があります。故人やご家族の意志に併せて、柔軟に対応できるのも自宅墓が人気の理由です。
松戸家での自宅墓への取り組み
近年、新たな供養の形として浸透しつつある自宅墓についても、松戸家で取り扱っています。デメリットとしてよく挙げられる納骨先についても、松戸家の「棲家」であれば樹木葬とのセットで販売します。納骨仏壇と永代供養(樹木葬)がセットになった自宅供養製品についても、ご興味があればぜひご相談ください。
4. 4. エンディング産業展では、松戸家のブースに是非お立ち寄りください
葬儀・埋葬・供養に関する企業が集合する、大規模展示会エンディング産業展。葬儀・埋葬・供養についてあらゆる製品・サービスの展示だけでなく、講演会や情報交換会などたくさんのイベントが開催される予定です。エンディング産業展の松戸家のブースでは今年、「小さな樹木葬専門店」として「樹木葬(フラワージュ・アルヴェアージュ)」を紹介するだけでなく、自社商品「棲家(樹木葬 永代供養付自宅納骨仏壇)」をメインに展示します。
もし少しでも興味を抱いたら、ぜひ、当日「松戸家」ブースにお立ち寄りください。
皆様にお会いできますことを楽しみにしております。
自宅墓の種類 について!多様化する人気の自宅墓の選び方を紹介します


未来のお墓研究所
自宅墓の種類 について!
多様化する人気の自宅墓の選び方を紹介します

近年、故人を身近で供養できるようにと、自宅墓の需要が増えています。その結果、自宅墓にもさまざまな種類が生まれました。大切な故人のためにも、「自宅墓はどのような種類を選ぶと良いのか?」を今回はご紹介していきます。
目次
1. 自宅墓とは
自宅墓とは、お部屋で仏壇の中にご遺骨を安置して供養する方法です。お墓が遠方にあって気軽にお墓参りに行けない方でも、毎日故人をまた、自宅墓と言っても埋葬するわけではありません。単に、自宅内で遺骨・遺灰を管理するだけのことです。
身近に感じることができるのは大きな特徴です。
2. 自宅墓の種類は豊富
昨今、自宅で遺骨を安置し、故人を供養する「自宅墓」を選択する人は増えており、自宅用の仏壇、骨壺など種類はさまざま。故人やご遺族の趣味嗜好、安置場所のスペースや景観、収骨量にも合わせ、選べるサイズとデザインはとても幅広くなりました。
そこで、自宅墓の種類が増えた今、自宅用の骨壺や仏壇をどうやって選ぶべきなのか、解説していきます。
●自宅墓の確認事項
お墓を用意せず、庭などに遺骨を埋めるのは埋葬扱い(法律違反)となります。自宅で故人を供養するためには、安置場所を決めて、キチンと納骨できる自宅墓を用意したほうがいいです。自宅墓を用意したあとは、故人のことを想った適切な管理が必要です。
3. 自宅墓に使用する「骨壺」の種類
・全骨安置用の骨壺
・分骨安置用の骨壺
・粉骨タイプの骨壺(ククルチア)
全骨安置用の骨壺
全骨安置は、故人の全ての遺骨(全骨)を自宅に安置する方法です。全骨はご遺骨の量が多いため、大きな仏壇、骨壺が必要になります。関東と関西で骨壺のサイズは異なりますので、下記の目安をご参考ください。
骨壺のサイズ目安
・関東 … 7寸壺(約21cm)
・関西 … 5寸壺(約15cm)もしくは6寸壺(約18cm)
従来は白い無地の骨壺が多かったのですが、サイズも大きい分、「自宅での見栄えが悪くなるのではないか」という利用者の声を受け、絵柄付きや大理石素材など、オシャレでリビングに馴染むデザインが多くあります。
分骨安置用の骨壺
分骨安置は、お墓に納骨しつつ、一部の遺骨を自宅に安置する方法です。先祖代々のお墓を持っていても遠方へお墓参りに行くことが難しい場合、「いつでも自宅で供養できるように」とこのタイプを選ぶ方は多くいらっしゃいます。
分骨用の骨壺は、分骨する量によってサイズも変わるので、さまざまな種類が販売されています。パッと見ただけでは骨壺には見えないオブジェのような形のものや、極少量の遺骨を収めて外出先でも身に着けられるアクセサリー型(ペンダントなど)といったものまで存在します。
粉骨タイプの骨壺(ククルチア)
粉骨とは、遺骨を砕いてパウダー状にすることです。粉骨すれば通常の4分の1サイズの骨壺に遺骨を納められます。
ククルチアは、松戸家が琉球ガラス村とコラボレーション開発した、粉骨タイプの骨壺です。サイズがコンパクトで、小さな仏壇にも置きやすいのが魅力。従来の骨壺では、納骨仏壇に1~2体しか収納できませんでしたが、ククルチアであれば8~10体も収納することができます。粉骨タイプの骨壺をお求めの方は、ぜひ松戸家までお問い合わせください。
4. 自宅墓に使用する 「骨壺」の種類の選び方
収骨量を考える
骨壺は、安置する遺骨量によって必要なサイズが変わります。また「全骨安置」にするか、「分骨安置」にするかでも大きさ
は違ってきます。今後も遺族で同じ自宅墓を使用していく場合、将来的に収骨する量も想定しておきましょう。
粉骨するか考える
粉骨は、仏壇が小さく骨壺を収めるスペースが狭い時にでも全骨安置したい場合に活用されます。また湿気に弱い遺骨を自宅で管理する際には、カビの心配が減るというメリットも粉骨にはあります。
5. 自宅墓に使用する「仏壇」の種類
・スタンダードタイプ
・コンパクトタイプ
・樹木葬 永代供養付自宅納骨仏壇「棲家」
スタンダードタイプ
上段はお位牌やご本尊、そして故人の写真や大切にしていた遺品を収めるスペース。下段に骨壺や思い出の品などを収める納骨スペースを用意した仏壇です。通常サイズ(7寸程度)の骨壺で故人を自宅供養したい方にオススメ。家族のお墓の代わりとして使われることが多い人気のタイプです。
大勢が集うリビングなどに安置すれば、にぎやかなご家族の会話の中で故人も一緒に過ごすことができます。
コンパクトタイプ
分骨壺と故人の写真や遺品、思い出の品をまとめて収める小サイズの仏壇です。
コンパクトで目立たず、置き場に悩む心配がありません。ひっそりと故人に向き合って供養ができます。限られたスペースでも安置でき、寝室や書斎など、どの部屋にもすっきりと収まります。
樹木葬 永代供養付自宅納骨仏壇(棲家)
棲家は、松戸家が考えた新しい形の自宅墓専用の仏壇です。大切な家族の供養をこれだけで完結できる、自宅墓に必要な骨箱、仏壇、永代供養がセットになっています。この松戸家の自宅墓である棲家は、和室はもちろん、洋間にも合うよう、モダンなデザインになっています。サイズもコンパクトなので、リビングや寝室などの場所を選ばず、安置可能です。また、棲家は専用の骨箱を利用することで、最大2名様のご遺骨を納骨できます。
「棲家」専用骨箱を利用の方は、松戸家指定の樹木葬に無料で改葬し、永代供養致します。納骨段がいっぱいになった場合も、ご連絡いただければ松戸家にて、その後の供養をお引き受け致します。
ご希望の方は、ぜひ松戸家へお問い合わせください。
6. 自宅墓に使用する「仏壇」の種類の選び方
仏壇は、骨壺のほか故人の写真や遺品、思い出の品なども収めて、かつ自宅墓全体の見栄えを決めるものです。
設置スペースや景観、故人やご遺族の趣味や嗜好、ご希望の供養方法に合わせて素敵な仏壇を選びましょう。
仏壇のサイズを考える
自宅墓は、自宅に置き場のスペースがどれだけあるか見て、仏壇のサイズを決めます。仏壇は全体の大きさだけでなく、骨壺を収めるスペースがどれだけあるかも重要です。収骨する量が多いと、自然と骨壺のサイズも大きくなるため、それらを十分に収納できる仏壇が必要になります。
骨壺との組み合わせを考える
仏壇と骨壺を分けて用意する際は、それぞれのサイズ、デザインが合っているかも、機能や見栄えに影響します。仏壇には「棲家」のように、それ自体に遺骨を収めるスペースが設計されており、骨壺を必要としないタイプもあります。
7. 自宅墓は故人を想って種類を選びましょう
自宅墓を選ぶ際に本当に大切なのは、故人、そして残されたご家族のお気持ちです。故人に喜んでいただける、そしてご家族が気持ちよく供養、管理できるお墓であることが何よりも大切です。
それを第一に考えたうえで、自宅のスペースや、自宅で供養する遺骨、思い出の品の量で、自宅墓を選んでみましょう。
自宅墓とは?納骨までの手順や メリット、種類を分かりやすく解説


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自宅墓とは?
納骨までの手順やメリット、種類を分かりやすく解説

霊園や墓地ではなく、自宅で供養ができる自宅墓。お墓参りに行かなくても、自宅で毎日故人に手を合わすことが可能です。それでは、この自宅墓にはどんな種類があるのでしょうか?また、自宅にお墓を建てるのは法律的に許可されるのでしょうか?そんな気になる点を解説します。今回はこの位牌についてご紹介いたします。
目次
1. 自宅墓とは
自宅墓とは、お部屋で仏壇等の中にご遺骨を安置して供養する方法です。お墓が遠方にあり、気軽にお墓参りに行けない方でも、毎日故人を身近に感じることができます。供養方法は様々で、通常の仏壇同様に、ご本尊や位牌を安置する場合や、故人との思い出で仏壇を飾る方法などがあります。
自宅墓の法律について
ご自宅で遺骨や遺灰を管理するにあたって気になる点は、法律との絡みではないでしょうか?結論からいえば、自宅での遺骨・遺灰の管理について法律上問題ありません。しかし、ここで注意しなければならないのは、埋葬することは法律違反であるということ。どのような場合、法律違反になるのか「墓地埋葬法」を確認しましょう。
| 法律上問題ない例 | 法律違反の例 |
|---|---|
| ・自宅内で遺骨・遺灰の供養を行う ・自宅の庭に納骨してないお墓を建てる |
・自宅の庭に遺骨を埋葬する ・自宅の庭に納骨したお墓を建てる |
墓地埋葬法
墓地埋葬法とは、正式名称を「墓地、埋葬等に関する法律」と呼び、埋葬や火葬など遺体の処理や公衆衛生面でのルールについて定めています。自宅墓と大きく関わってくるのが第4条で、以下のような規定が存在します。
| 墓地埋葬法第4条 | |
|---|---|
| 第4条 埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない。 |
厚生労働省「墓地、埋葬等に関する法律」
ここで定められているのは、墓地以外に遺骨を埋蔵してはならないということ。ただし、この法律で禁止されているのは「埋蔵行為」です。そのため、自宅内で遺骨・遺灰の一時的保管をすることは法律上問題がないという見解となっています。
また、前出のとおり、「遺骨を埋葬しなければ違法ではありません」ので、ご自宅の庭にお墓を建てることも可能です。
2. 自宅墓のメリット
・お墓の場所を選ばない
・新たにお墓を建てる際の費用を抑えることが可能
・伝統にこだわらない形で供養ができる
・ペットの供養も可能
お墓の場所を選ばない
お墓が遠方にあっても、転勤が多くお墓参りに行けなくても、自宅墓なら毎日故人に寄り添うことが可能です。また、自宅での供養ができれば年齢を重ね、足腰が衰えた時も安心。お墓参りのために、長い移動やスケジュール調整をしなくても良くなります。
新たにお墓を建てる際の費用を抑えることが可能
お墓を新たに購入する際、必要になるのが永代使用料(土地代)と墓石工事費(墓石代)。お墓を建てる地域にもよりますが、一般的に150万~300万円の費用が掛かると言われています。
しかし、自宅墓の場合、掛かる費用は数万円~数十万円程度。お墓についても霊園や寺院に管理してもらうわけではありませんので、管理費も必要ありません。そのため、継承者への負担もほとんどありません。
故人を常に感じられる
自分が生きている限り、故人を自分の手元で供養することができます。死生観や宗派にもよりますが、故人により近い場所で触れていたいと考える方にとっては、希望が叶う供養法になります。また、自宅で管理できますので、個人の趣味や故人との思い出で飾りを付けた供養も可能です。
ペットの供養も可能
寺院や霊園によっては、宗教上の理由や管理上の理由からペットの埋葬を拒否する場合もあります。しかし、自宅墓の場合、管理するのはあなた自身なので、思う存分ペットを供養することができます。
最後に、墓地埋葬法は人の埋葬に関した法律です。なので、ペットの場合は自宅の庭に埋葬しても問題ありません。
3. 自宅墓のデメリット
自宅墓を検討する場合は、通常の供養では起こりにくいデメリットもあるという点を理解しておきましょう。すべてしっかりと対策をしておけば心配する必要はありませんのでご安心ください。
遺骨の状態悪化につながることも
遺骨は温度や湿度の影響を受けやすいという点を理解しておきましょう。特に、日本の気候は梅雨や夏と冬の寒暖差が激しい温暖湿潤気候です。一年中乾燥しているわけではありませんので、遺骨の保管状況に関しては十分に注意する必要があります。
自宅墓で保管する際は、高温多湿を避けた風通しの良い場所を選ばなければなりません。焼骨している場合でも、遺骨にカビが生えてしまう可能性もあるのです。
また、長期保管をする場合、遺骨をパウダー状に粉砕して真空パックで保管をするのを検討してみてはいかがでしょうか?外気に触れることがほとんどないため、遺骨にカビが生える心配もありません。また、衛生上も問題ありません。
遺骨の行き先が無くなってしまうことがある
自宅墓を手配した方が、亡くなられた際に行き先がなくなってしまうことは問題視されています。自宅墓を検討する際は、あらかじめ最終的な納骨先を決めておきましょう。もちろん、ご遺族が自宅墓という形で継承し続けても問題ありません。しかし、供養に対する考え方は家族の中でも異なります。
納骨先を巡ってのトラブルを回避するためにも、すでに所有している墓地へ納骨するのか、近くの納骨堂に納骨するのかなどを、事前に話し合っておきましょう。
遺骨の保管場所が曖昧になることも
アクセサリーにするなど、手元供養の形は多様化しています。自宅墓の場合も同じようにお墓や仏壇とは思えない形で保管していることも考えられます。こうした場合に自宅墓を手配した本人が亡くなってしまうと、遺骨そのものがどこに保管されているか分からなくなってしまうことも考えられます。
あらかじめ遺骨をどのような形で保管しているかを、誰かに伝えておくと安心です。
4. 自宅墓の種類
・全骨タイプ
・分骨タイプ
全骨タイプ
全骨タイプとは、すべての遺骨を自宅に残す自宅墓を指します。いわゆる一般的にイメージされる骨壺は全骨タイプです。また、粉骨タイプかどうかも重要なポイントです。粉骨することでスペースを確保できるだけでなく、カビが生えにくくなるなど、衛生面でもメリットがあります。
分骨タイプ
一つの骨壺にご遺骨を収めるのではなく、複数の骨壺に収める方法。分骨式を行い、手元に残す分だけを骨壺から取り出すというのが一般的です。分骨タイプには以下3つのメリットがあります。
分骨タイプの3つのメリット
・管理にスペースを取らない
・管理に失敗し、遺骨を汚すリスクを避けられる
・アクセサリー加工など、手元供養も含めた選択肢が豊富
5. 松戸家の自宅墓について
松戸家で自宅墓を手配する場合は大きく分けて3つのステップがあります。ご自宅で大切な人の供養を考えられている場合は、一度ご確認してみて下さい。
| 松戸家の自宅墓 | |
|---|---|
| STEP① | 残す遺骨の量を決める |
| STEP② | 供養場所と仏壇を決める |
| STEP③ | 最終的な納骨先を決める |
すべての遺骨を手元に残すのか、遺骨の大部分をお墓などに埋葬して一部を手元に残すのかで、骨壺と仏壇の大きさが変わります。松戸家ではすべての遺骨を残す場合は、「一般的な骨壺」「粉骨タイプ」の2種類を用意しております。
| すべての遺骨を残す場合 | |
|---|---|
![]() 一般的な骨壷 |
![]() 粉骨タイプ |
一方で、一部のみを手元に残す分骨を選ばれる場合は以下のような分骨壺をご用意しております。
| 分骨壺 |
|---|
![]() |
| 仏壇のタイプ | |
|---|---|
![]() スタンダードタイプ仏壇 |
![]() コンパクトタイプ仏壇 |
仏壇を選んだら、最後のステップです。それは最終的な納骨先を決めることです。すでに、田舎などにお墓をお持ちの方は、そちらを納骨先と決めることもできます。最近では、近くの納骨堂や樹木葬、永代供養墓など継承者のいらない納骨先の選択や、自然に還りたいという思いから海洋散骨などの選択を取られる方も増えております。
松戸家では自宅墓に必要な3ステップのすべてが揃った、永代供養自宅納骨仏壇「棲家」を紹介しています。大切な家族の供養をご自宅で完結できるよう、自宅墓に必要な骨壺、仏壇、永代供養の3つがセットになっています。
6. 大切な故人を身近で供養できる自宅墓を検討してみてはいかがですか
ご自宅のリビングや寝室などで故人を供養できる自宅墓。近年では、手元供養のひとつとして選択される方が増えてきています。身近な場所で故人を思い出すことが何よりの供養ではないでしょうか。この機会に、自宅という最も身近な場所で、大切な故人を祀り供養する自宅墓を検討してみてはいかがですか。
松戸家では永代供養も含んだ、自宅墓を紹介しております。
もし、自宅墓にご興味がある方はぜひ一度ご相談ください。
位牌の由来と基礎知識


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位牌の由来と基礎知識

自宅に仏壇のない家庭でも、一度は目にしたことがある位牌。位牌とは、戒名や法名を記して故人やご先祖様を祀るための木の板のことです。葬儀中には祭壇に設置し、葬儀後は自宅の仏壇やお寺の納骨堂に安置します。位牌は宗教によってさまざまな種類がありますが、位牌を必要としない浄土真宗以外では自由に選ぶことができます。
1. 位牌の由来
位牌の由来は諸説ありますが、代表的な説では、中国の儒教の伝来と共に日本に伝わり、もともと日本にあった故人の霊が宿るという依代(よりしろ)の考え方と習合して日本中に広まったという説です。
中国では死者の霊の依り所として存命中の位官や姓名を札板に記すという習俗があったようです。それが日本に伝わり、その後鎌倉時代に儒教の影響を受けた日本の禅宗僧侶が位牌を祀る儀礼を始め、江戸時代には一般庶民にも広まったと言われています。
2. 位牌の種類と作るタイミング
位牌は大きく分けて「順修牌(じゅんしゅうはい)」と「逆修牌(ぎゃくしゅうはい)」があります。
一般的に使われているのが順修牌で、故人のために亡くなってから家族が作るものです。亡くなってから四十九日までに祭壇に祀るのが白木の位牌で、四十九日の法要で本位牌に切り替えます。白木の位牌は「内位牌」と呼ばれ、葬儀の延べ送りに用いる仮のもので、葬儀社に用意してもらうのが一般的です。葬儀後は遺骨、遺影とともに家の後飾り壇に飾り、四十九日法要の際に菩提寺に納め、お焚き上げをしてもらいます。
本位牌は、故人の来世が決まり、極楽浄土へ成仏した証として内位牌から置き換えるものです。仏壇店などで購入し、四十九日法要の際に魂入れ(開眼供養)をしてもらいます。本位牌にはご戒名や没年月日、没年齢、俗名を入れる作業があるため、間に合うよう余裕を持って購入しておきましょう。
逆修牌とは、生前に戒名(法名)をいただいて作った位牌で、朱で書き込まれています。生前に作るため本人が選ぶことができます。
3. 位牌の選び方
位牌と一言にいっても、サイズやデザイン、色、仕上げ方などさまざまな種類があります。宗派によって違いがありますが、基本的には自分の好みで選んで大丈夫です。
塗り位牌
一般的に人気の高いのが塗り位牌です。檜などを素材とし、塗りを重ねて黒く仕上げた重厚な印象の位牌です。
彫刻や金粉、金粉などの塗料で装飾されているものから、ウレタンなどの樹脂塗装を用いた安価なものまで値段に差があります。
蒔絵位牌
蒔絵位牌は、塗り位牌の一種で、漆の塗面に美しい模様が蒔かれた位牌です。絵柄によって印象が大きく異なるため、現代的な仏壇にも合わせやすいデザインです。
唐木位牌
唐木位牌は、黒檀や紫檀などの高級銘木を使用した、素材の木目を生かした位牌です。
サイズ
位牌のサイズに決まりはありませんが、一般的に使用されているものは3.5~4寸で、約7.5㎝~12㎝くらいになります。ただしよく言われているのが、ご先祖様のお位牌より高いものを選ばないようにする、ということです。
初めて購入する場合は、仏壇のサイズに合わせて選ぶといいでしょう。
4. 位牌の文字入れ
位牌には、戒名や法名、没生年月日、俗名、享年を記します。
戒名とはもともと、仏様の弟子に授けられる名前のことで、浄土真宗の場合は法名、日蓮宗では法号といいます。
戒名の末尾に見られる「位」や「霊位」は位号と呼ばれ「様」のような意味です。
戒名がある場合は位牌の裏に記し、ない場合は表に記すのが俗名です。これは生前に名乗っていた名前のことです。
没年月日は、元号を用いて漢数字で記します。
享年は亡くなった時の年齢のことです。年齢は満年齢と数え年のどちらでもいいようです。
梵字とはそれぞれの宗派のロゴのようなもので、戒名の上に梵字を入れる場合がありますが、これは宗派によって異なり、ない場合もあります。
魂入れをしていただいた位牌には、故人の霊が宿ります。それを仏壇に安置し日々祈ることは故人への供養となるだけでなく、残された家族にとって心の拠り所ともなるのです。そのため、位牌を購入する際は仏壇店の方にいろいろと相談しながら、納得のいくものを購入するようにしましょう。
お墓を購入する際の流れと費用の相場


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お墓を購入する際の流れと費用の相場

一般的に故人の遺骨は四十九日法要の際に行うものとされています。しかし、亡くなってから四十九日までの間はいろいろな手続きもあって忙しいものです。そこで亡くなってから急に慌てないためにも、お墓の買い方や費用など必要な情報は早めに知っておくことが重要です。今回はお墓を購入する際の流れと費用についいてご紹介いたします。
1. お墓を購入する際の流れ
新しいお墓を購入する場合、いろいろと考えるべきことややることがあります。
そこで事前に購入までの流れを把握しておきましょう。
1.どんなお墓を購入するかイメージを決め、家族でよく相談しておく
2.墓地を決める
3.墓石業者を選ぶ
4.墓石を決める
5.墓地にお墓を立てる
1.どんなお墓を購入するかイメージを決め、家族でよく相談しておく
まずはどのような墓地を立てるか考えます。墓地は家族で代々受け継いでいく墓なのか、夫婦だけが入る墓なのか、それとも他人と一緒に入る共同墓地にするのか、など、入った後のことまで考えて買う必要があります。もし継承者がいない場合は、管理や供養を寺院や霊園が行ってくれる永代供養墓を選ぶといいでしょう。永代供養墓には近年人気が高まっている樹木葬や納骨堂などがあります。
墓地の購入には多くの費用がかかるため、家族とよく話し合って予算を決めます。いくらの予算でどのようなお墓にするかイメージが固まったら、その予算に合うお墓を探します。
2.墓地を決める
墓地には、寺院墓地、民営墓地、公営墓地の3種類があります。寺院墓地には檀家制度があり、墓地を購入すると檀家としての義務が発生します。檀家になると費用やお寺の行事に参加する必要がありますが、法要の際には住職や僧侶にお経を読んでもらうことができます。
民営墓地は宗教法人や公益法人が運営している墓地の事です。管理や設備が行き届いていたり、宗教・宗派を問わず入れることから人気のある墓地です。
公営墓地は地方自治体が運営する墓地のことです。購入にあたっては様々な制限があり、購入する際は抽選となります。都立霊園のような人気の高い公営墓地では、倍率が何十倍にもなることがあります。
それぞれメリット、デメリットがありますので、よく家族で相談して決めるようにしましょう。
また購入した後のお墓参りのことを考えて、立地やアクセスのしやすさ、設備なども検討します。今は問題なくても、足腰が弱くなったり車が使えなくなったりしたときに、電車やバスなど公共交通機関があると便利です。購入前は必ず見学に行き、施設の人に不明点など確認しておくようにします。その際は管理が行き届いているか、近隣の環境なども見ておくといいでしょう。
3.墓石業者を選ぶ
寺院墓地や民営墓地の場合、その墓地がお勧めする業者を選ぶことが多いようですが、公営墓地の場合は指定業者というものがないので、自分で探さなくてはなりません。業者の選定にあたっては信頼できる会社か、経営は安定しているか、評判は悪くないかなど、さまざまな情報を収集し選ぶようにしましょう。
他にもいろいろと相談に乗ってくれるか、対応はいいか、見積もりや説明などはきちんとしてるかなども選ぶポイントとなります。
4.墓石を決める
お墓は長い期間雨風や日差しにさらされるものです。そのため、墓石を選ぶ際最も重要なのが耐久性です。日本で最もよく使用されている石材は御影石です。御影石の中にもいろいろと種類があるため、光沢感があり吸水性が良いものを選ぶといいでしょう。
墓石のデザインも、近年さまざまなタイプが出ており、オリジナルのデザインを作成してくれるところもあるので石材店に相談してみましょう。ただし墓地によってはデザインの制限がある場合がありますので事前に確認しておきます。墓石を決めたら彫刻する文字も決めるのですが、宗教や宗旨・宗派によって決まりがあるため注意しましょう。
5.墓地にお墓を立てる
お墓を立てる際は、事前に石材店に相談しておけば立ち会うことができます。工事が終了すると、お墓を確認し引き渡しとなります。
2. お墓にかかる費用
お墓の購入にあたってかかる費用は以下のようなものがあります。
・墓地の永代使用権
・墓石代
・供養時のお布施代
・管理費
墓石の永代使用料とは、墓地の土地を借りるためにかかる費用のことで、墓地を使用するための権利金となります。費用は地域によって差があり、地価が高い地域などは高くなる傾向にあります。全国平均では約70万円~80万円程度ですが、東京23区では150万円~200万円もかかります。
墓石代とは、墓石を購入し墓地に墓石を設置するためにかかる費用です。墓石代には石材の値段や、文字などの加工代、墓石を設置するための工事費用が含まれます。
墓石は建てた後に、開眼供養と呼ばれる魂入れを僧侶にしてもらうのが一般的です、供養時のお布施代とは、この開眼供養代(1万円~5万円程度)と納骨の際のお布施代(1万円~5万円程度)などを指します。
管理費とは墓地を管理してもらうために支払う費用で、年に1回支払います。一般的に1万円前後が相場となっています。
お墓の購入には多くの費用と検討することがあります。これから長い期間故人を供養していく場所ですので、自分一人で考えず、できるだけ家族や周りの人の意見も聞きながら決めていくといいでしょう。わからないことがあったら寺院や霊園、石材店にも質問したり、相談したりして、不樹木葬明点がなくなるようにすることが大切です。
お墓参りの時期っていつ?お盆・お彼岸などそれぞれのお墓参りを解説


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お墓参りの時期っていつ?
お盆・お彼岸などそれぞれのお墓参りを解説
「お墓参りはいつ行くべきなのか」「お盆やお彼岸でなければいけないのか」など、この時期、お墓参りに行くことに躊躇してしまう方も多くいるのではないでしょうか。実は、お墓参りの時期にタブーはなく、行きたい時に行ったとしても問題ではありません。そこで今回は、お墓参りの時期や機会について、お盆やお彼岸などの解説と合わせて紹介します
目次
1. お墓参りの時期とは?
お盆やお彼岸などに行うケースも多いお墓参り。実は、基本的にいつ行っても問題はありません。1年を通していつお墓参りをしても、マナー違反になることはないのです。
とは言え、全国的に多くの方がお墓参りへ行く時期というのも確かに存在します。8月13日~16日のお盆の時期(※東京と関東地方の一部は7月15日付近)、もしくはお彼岸や命日、年末年始はお墓参りの一般的な時期です。
お墓参りに行く一般的な時期
| 時期 | |
|---|---|
|
お盆 ※東京や関東地方の一部 |
8月13日〜8月16日 ※7月15日付近 |
| お彼岸 |
春分の日(3月20日付近) 秋分の日(9月22日付近) |
| 命日 | 個人のお亡くなりになった日 |
| 年末年始 | 12月末から1月初旬にかけて |
2. 【7・8月のお墓参り】お盆について
7、8月は「ご先祖様や故人が生まれ育った場所や家に戻ってくる」と言い伝えられている時期です。東京や関東地方の一部の地域は、7月15日付近ですが、一般的には8/13~8/16日の4日間がお盆の時期といわれます。
お盆の通例は、8月13日の夕方にお墓や自宅にて「迎え火」でご先祖様を自宅に迎え入れ、8月16日に行う「送り火」でご先祖様を送り出します。
ご先祖様が家に戻ってくる前、8月12日までにお墓のお掃除をし、自宅で迎え火・送り火をする場合には、中日である8月14日、15日にお墓参りに行くのが一般的です。
また、お墓参りの時間帯については「午前中に行く」という習わしがあります。これは「他の用事よりも、お墓参りを優先して来た」と示す意味があります。そのため、可能であれば8月13日の午前中に行くのが良いとする方もいるようです。
しかしこの習わしも、地域や宗派によって異なります。お住まいの地域や、各ご家族の考えややり方によって多少の違いはあります。
新盆について
ご家族や親戚が亡くなり、四十九日の忌明けを過ぎてから初めて迎えるお盆が「新盆」です。地域によっては「初盆」とも呼ばれます。通常のお盆のように、毎年あるわけではなく、故人の死後1回目の夏だけが新盆と呼ばれます。
新盆にあたる7月はご家族や親戚、知人が集まり、お墓参りや供養を行います。合わせて僧侶を招いて法要を行い、その後に会食をするのが一般的です。
3. お彼岸のお墓参りについて
春と秋で2回訪れるお彼岸は、死後の世界にいるご先祖様や故人のために供養をする期間です。「春分の日」と「秋分の日」を中心に1週間を指しますが、日付は毎年異なるので注意しましょう。具体的な日付は法律で示されておらず、毎年2月に国立天文台が翌年の「春分の日」「秋分の日」を確定するので、その日を中心に1週間がご先祖様や故人を供養する期間になります。
また、この時期に帰省し、お墓参りに行かれる方も多いでしょう。もし予定が合わずにお彼岸の時期にお参りに行けない場合は、線香を備えて手を合わせるだけでも問題ありません。大切なのはご先祖様や故人に供養と感謝の気持ちを伝えることです。
一般的なお彼岸の時期
| 春のお彼岸 | 秋のお彼岸 |
|---|---|
| 春分の日を中心に1週間 | 秋分の日を中心に1週間 |
【3月のお墓参り】春のお彼岸
3月のお彼岸は春分の日を中日として、その前後3日間を含む計7日間を指します。秋のお彼岸と区別し、「春彼岸」と呼ばれることもあります。
この期間内はいつでもお墓参りにふさわしい時期と言えますが、特に多くの方が出向くのは中日の「春分の日」です。
【9月のお墓参り】秋のお彼岸
春分の日と同様、秋分の日を中日として、その前後3日間を含んだ7日間が秋のお彼岸にあたります。「春彼岸」に対して、こちらは「秋彼岸」と呼ばれることもあります。春のお彼岸と同じく、中日である「秋分の日」がお墓参りに最適な時期です。
4. 命日のお墓参りについて
春分の日と同様、秋分の日を中日として、その前後3日間を含んだ7日間が秋のお彼岸にあたります。「春彼岸」に対して、こちらは「秋彼岸」と呼ばれることもあります。春のお彼岸と同じく、中日である「秋分の日」がお墓参りに最適な時期です。
月命日
月命日は故人が亡くなった日と異なる月の命日を指し、1年に11回訪れます。例えば命日が9月30日の場合は、9月以外の毎月30日が月命日にあたります。
1年の中で多く訪れる月命日には、お墓参りへ行くのではなく仏壇で供養される方も多いようです。
祥月命日
祥月命日も同じく命日を指しますが、こちらは故人がお亡くなりになった同じ月日を指します。いわゆる一般的にイメージされる命日はこの祥月命日です。「祥月」とはお亡くなりになった月を指し、「命日」は日を指します。
祥月命日は「忌日」とも言われ、お墓参りを行うだけでなく「一回忌」「三回忌」「七回忌」として檀家としてお世話になっているお寺で法要を行うのが一般的です。
5. 年末年始のお墓参りについて
年末には1年の感謝を、年始にはご先祖様や故人への新年の挨拶も兼ねて、お墓参りをします。年末年始はご家族や親戚が集まりやすい時期でもあるため、一緒にお墓参りをする方も多いようです。
年末年始のお墓参りでは、お盆やお彼岸のように、一般的な時期は特にありません。「年末にお墓参りを兼ねてお墓の掃除をする」「新年の挨拶をするためにお墓参りをする」など、お墓参りの仕方もご家庭によってさまざまです。
6. お墓参りの時期について、基本的にタブーはありません
お墓参りはお盆やお彼岸など暦に合わせて行う方が多いですが、基本的にタブーの時期はありません。そのためお墓参りをしたい、ご先祖様や故人に何かを報告したい時、会いたい時に行っていただいて問題はありません。
お墓参りをするにあたり、大切なのは供養と感謝の気持ちです。時期を気にし過ぎて供養の頻度が減ってしまうのでは本末転倒です。ご先祖様や故人のためにも、この機会にお墓参りをしてみてはいかがでしょうか。
女性専用墓とは?増えている背景と死後離婚


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女性専用墓とは?増えている背景と死後離婚

通勤電車の女性専用者に、女性専用のフィットネスクラブ、女性専用マンションなど、女性専用のものはいくつもありますが、お墓にも女性専用があるのをご存知でしたでしょうか?実は最近この女性専用墓が少しずつ増えているのです。そこで今回はこの女性専用墓についてご紹介いたします。
1. 女性専用墓とは
女性専用墓とは、女性だけが入ることができるお墓のことです。未婚の女性や離婚した女性、さまざまな理由で夫と一緒の墓に入りたくない女性などの間でニーズが高まっているのです。ではなぜこのようなニーズが増えているかというと、大きく分けると2つの理由があるようです。
少子化、核家族化によりお墓の継承が難しくなっている
日本社会の急速な少子高齢化や社会構造の変化による核家族化の影響で、これまで先祖代々継承してきたお墓の継承が難しくなっています。以前はひと家族に何人もいた子供が、今や一人っ子が増え、結婚の際どちらの家を継ぐかでもめるという事もよくあります。また、地方から結婚や転勤などさまざまな理由から地元を離れ生活する人が増えると、遠方にあるお墓を継承することが難しく、墓じまいも増えているのです。
他にも、子どもがいない家庭や、いたとしても子どもに負担をかけたくないと考える人など、お墓に対する考え方が多様化しているのが原因のようです。
夫と同じお墓に入りたくない人が増えている
女性の社会進出が増え、女性の自立が進む中で、自分らしい生き方や仕舞い方を選択する女性が増えてきたのも一つの原因です。最近では夫の死後、夫側の親族のお墓には入りたくないという女性が増え、夫が生きている間は何とか離婚を我慢して、亡くなった後で公的な手続きを取り正式に離婚する「死後離婚」という手段を取る人も増えてきているのです。死後離婚については後程ご説明いたしますが、いずれにせよ、女性が社会の中でさまざまな自由と権利を持つようになったのが背景にあります。
2. 女性専用墓の種類
現在、女性専用墓には大きく分けて3つの種類があります。
多様な人が入れる永代供養付きの共同墓地
永代供養付きの共同墓地とは、血縁関係のない人が一緒に埋葬されるお墓のことで、近年人気が高まっている樹木葬などもこれにあたります。永代供養がついているので亡くなった後のお墓の管理や供養は霊園や寺院が行うため、継承者のない人や子供に負担をかけたくない人に選ばれています。こうした共同墓地の一区画を女性専用にしているものや、完全に女性専用に作られたものなどがあります。
共同墓地には遺骨の取り扱いについてそれぞれ違いがあり、最初から他の遺骨と一緒に合祀するタイプや、一定期間個別の骨壺に入れて埋葬された後合祀されるものがあり、費用にも差があります。
墓地の中にある女性専用墓区画に建てる個別のお墓
霊園や寺院などの墓地の中に女性専用区画を設け、そこに一般のお墓のように個別で入ることのできるお墓です。ただし、継承者は不要で、亡くなって一定期間が過ぎた後はお墓から遺骨を出して合祀されることが多いようです。
納骨堂
納骨堂とは建物の中に個人や家族の遺骨を入れることできるお墓のことです。形式はざまざまでロッカー式のものや室内墓所の中に遺骨を置くものなどがあります。
女性専用の納骨堂は、室内の一区画や一フロアを女性専用にして遺骨を納めているケースが多いようです。女性が喜ぶような内装デザインになっていたり、管理者はすべて女性スタッフが行うといった、細やかなサービスが人気となっているようです。
3. 女性専用墓のメリット・デメリット
メリット
未婚の女性や子供に負担をかけたくない女性にとって、継承者の必要がない女性専用墓は自分の死後の安心につながります。また、墓友など価値観の合う女性同士で入ることも可能です。結婚されている女性でも、死んだあとは自由になりたいと望む女性が、自分だけのお墓として選択することができます。
デメリット
家族や親せきの方に反対されたり、合祀されると遺骨を後から取り出せないというデメリットがあります。
4. 死後離婚とは
近年ニュースでも取り上げたられるようになった「死後離婚」。死後離婚とは、配偶者の死後に離婚するという意味ではなく、姻族関係の縁を切ることを意味します。姻族関係とは、配偶者の血族関係のことで、配偶者の家族・親族との関係を終了されるためには「姻族関係終了書」を提出する必要があります。夫の死後に姑の世話をしたくない、などの理由から増えているようです。
死後離婚を行うと、夫の家族との縁が切れるため、夫の兄弟や両親の世話をしなくてすみますし、夫と一緒の墓に入らなくてもいいというメリットがあります。さらに、夫が亡くなったときには婚姻関係があったため、夫の遺産はきちんと受け取れるというメリットがあります。しかし、一度死後離婚してしまうと婚姻関係を二度と戻せなくなりますし、夫の法要に参加できない場合もあります。
お墓に対する考え方はますます多様化し、それにともないさまざまな形のお墓がうまれています。
いずれにしても、これまでの男性社会では考えられなかった、新しい女性視点でのお墓のニーズが高まっていきそうです。
いまさら聞けない仏壇の置き方、お参り方法


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いまさら聞けない仏壇の置き方、お参り方法

近年、核家族化や生活様式の変化に伴い、自宅に仏壇のない家が増えてきました。特に若い人の中には、仏壇のお供えのルールやお参りの仕方がわからないという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、仏壇とはどんな意味を持つものなのか、仏具の置き方やお参りの仕方などご紹介いたします。
1. 仏壇とは
現在仏壇は、亡くなった親族やご先祖を祀り交流する場と解釈されるのが一般的です。しかしながら本来の仏壇の意味は、仏様を祀る壇のことを指すもので、自宅にある仏壇だけを指すものではありません。菩提寺にある仏様のご本尊を祀る壇も仏壇なのです。それを誰でも自宅で仏様を祀ることができるようにお寺の代わりとして作られたのが、自宅にある仏壇です。
仏壇が生まれたのは今から1300年くらいも前のことで、当時は位の高い人だけのものでした。鎌倉時代になると中国から位牌が伝わり、室町時代に一般の仏教信者に仏壇が広まりました。その後、江戸時代に寺請制度と呼ばれる、すべての民衆が寺院に属し仏教徒であることを証明する制度が定められたことから、一般の人々に仏壇が広まりました。
仏壇を置くことにはさまざまな意味があります。ひとつは、亡くなった家族を思い出し供養する場です。毎日仏壇に向かい手を合わせながら日々の報告をしたり対話をしたりする人も多いでしょう。そうして故人を身近に感じながら暮らすことで、悲しみを乗り越えていくことができるのです。
また、ご先祖様がいることで今の自分の存在があるということに感謝し、命の大切さを感じることができます。
そんな親の姿を日々見ることで、子どもにも命の大切さや家族の繋がりを伝えることができます。
2. 仏壇の置き方・方角
以前は自宅に仏間があった家も多かったのですが、近年は和室のない家も増えており、仏壇をどこに置けばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか?その場合は、落ち着いて礼拝ができ、家族がよく集まるリビングや居間などがおすすめです。ただ、仏壇は木製のため痛まないように、直射日光を避け、エアコンの風が直接当たらない場所におくようにしましょう。また、熱を持った電化製品の上や、テレビやオーディオなどの音の振動が伝わるものの上に置くのは避けた方がいいでしょう。もし部屋に神棚がある場合は、片方を拝むときに、もう片方にお尻を向けないように、仏壇と神棚が向かい合わせにならないように配置します。
方角に関しては、仏教では十方どの方角にも仏様はいるとされているので、基本的にはどの方角においても問題はありません。しかし、昔から仏壇を置く方角については諸説あります。
ひとつは、仏壇を南に向け、北を背に設置する南面北座説(なんめんほくざせつ)です。仏壇に直射日光が当たらず、風通しもよいため、仏壇に最適な設置場所となります。もうひとつは、本山中心説で、仏壇に向かって拝むとき、拝む延長線上に信仰する宗派の総本山がくるように置く方法です。他には極楽浄土を指す西方浄土の方角に向かって拝めるように、仏壇を東に向ける西方浄土説があります。
方角や位置以外で注意したいのが、仏壇を設置した際のご本尊の高さです。座ってお参りする場合は、ご本尊が胸の高さより上になるように設置します。また、立ってお参りする場合はご本尊が胸の高さよりも上に来るようにし、ご本尊を見下ろしてお参りしないよう注意しましょう。
3. 仏壇のお参り
礼拝をするときは、仏壇に仏具を飾ります。これを「荘厳(しょうごん)する」といいます。正式な仏語の飾り方は「五具足」で、花立一対、ロウソクを立てる燭台一対、線香を立てる香炉が基本です。最近では小さな仏壇も増えていますので、置ききれない場合は、花立、燭台、香炉の3具足でも大丈夫です。
宗派によって手順や作法が異なりますが、ここでは一般的なお参りの手順を紹介します。
最初に、仏壇の前に正座し数珠があれば手にかけご本尊に一礼します。次に、お供え物を仏壇の前に供えます。この時、お参りする人が文字などを読める向きに置くように注意しましょう。仏飯やお水・お茶もお供えしますが、浄土真宗では仏飯のみお供えします。仏飯をお供えする場合は、遺影やご位牌の前に置かず、ご本尊の前に置くようにします。
ロウソクに火をともし、その火で線香に火をともし香炉に立てたらりんを2回打って鳴らし合掌します。お経を唱えない場合はロウソクの火を手であおいで消し、再び一礼してから下がります。
線香の本数や立て方は宗派によって異なるので注意しましょう。
仏壇も最近では、マンションやおしゃれなインテリアに合うデザインのものも増えてきました。
サイズもコンパクトで、普段は仏壇とわからないものもあります。仏壇を持つ、持たないも自由ですし、一度いろいろと探してみて、自分たちの生活に合わせた供養の形を選んでみるといいのではないでしょうか?
葬儀や法事で失敗しない服装・喪服のマナーを解説


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葬儀や法事で失敗しない服装・喪服のマナーを解説
目次
喪服と礼服の違い
礼服は、冠婚葬祭などに着用する衣服の総称で、フォーマルウェアとも呼ばれます。礼服は、正礼装・準礼装・略礼装の3つに分けられ、場面や立場によって使い分けます。喪服は、冠婚葬祭の「葬」にあたる場面で身につける礼服のこと。つまり、喪服は礼服の中に含まれます。
喪服は「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3種類
喪服は「喪に服す」という意味を持ち、死の悲しみに寄り添い身を慎むというメッセージがあります。ツヤ感・光沢のない黒や薄墨色が一般的で、三回忌までは遺族や親族だけでなく参列者も喪服を着用するのがマナーです。喪服も、正喪服・準喪服・略喪服(平服)の3種類に分けられます。
正喪服
もっとも格式の高い喪服のこと。葬儀や告別式、一周忌までの法要で、喪主や親族などの主宰者側が着用します。男女とも和装が正喪服にあたり、さらに男性はモーニングコート、女性はブラックフォーマルも正喪服にあたります。しかし、最近は簡略化も進み、正喪服を着る人はほとんど見られないのが実態です。
準喪服
一般的な喪服のこと。正喪服があまり見られなくなった現在、喪服といえば準喪服と考えて問題ないでしょう。男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルが準喪服にあたります。お通夜や葬儀、三回忌までの法事に参列する際に着用します。また、喪主や親族が着用することもあります。
略喪服/平服
略喪服は平服とも呼ばれ、七回忌以降の法事や急な弔問、お通夜に参列する際に着用します。男性も女性も、黒や濃紺などのダークカラーで控えめな服装を選べば問題ありません。
知っておきたい喪服のマナー違反
ここでは、喪服を選ぶ際や着用する場面で知っておきたい「マナー違反」について解説します。すべての喪服に共通する基本的な考え方になりますので、ぜひ押さえておきましょう。
喪服の基本的なマナー
| 肌の露出を控える | 襟刳りがデコルテを隠している、肘や膝が隠れる衣服を選ぶ。イスに座っても膝頭が隠れる丈の長さを選ぶ。 |
| 殺生を想起させるものを避ける | 毛皮やアニマル柄、爬虫類系の皮革は避ける。革製品を身につける場合はツヤを抑えたものを選ぶ。 |
| カジュアルな印象に注意 | 綿・麻・ニット素材は避け、シルクやウール、ポリエステル素材などを選ぶ。フォーマルウェアとして作られた衣服がベスト。 |
| 華やかすぎる印象に注意 | 髪型やメイクをきちんと整えつつ、華美にならないよう注意。色味や輝きを控えめにするのが基本。 |
パンツスーツとリクルートスーツ
フォーマルウェアのパンツスーツとリクルートスーツとでは、生地や色味などの見た目が明らかに異なります。黒のリクルートスーツであっても、喪服の代用はできないと考えておきましょう。ただし、平服でも参加可能なお通夜であれば、リクルートスーツでも問題ありません。白のシャツやブラウスを着用し、男性は黒のネクタイをつけましょう。
家族のみの法要でもマナーを守る
家族のみの法要でも、基本的な服装のマナーに沿って準喪服や略喪服を着用しましょう。葬儀や四十九日・三回忌までの法事では準喪服を着用し、七回忌以降は略喪服・平服を着用するのが一般的です。たとえ家族や身内のみの法要であっても、故人への尊敬の念を忘れず礼節を守った服装を心がけましょう。
女性の準喪服・略喪服(平服)
女性の準喪服・略喪服のポイントをご紹介します。
女性の準喪服
ブラックフォーマルのワンピースやスーツ・アンサンブル(ワンピース+ジャケット)が基本です。パンツスーツは格式が下がるため、準喪服を着る場面では避けた方がよいでしょう。靴やバッグは黒が必須で、革製よりも布製のバッグがベストです。生足はNGで、黒のストッキングを着用します。タイツは望ましくないとされますが、寒い季節や地域では体調を優先してタイツを着用しても問題ありません。
アクセサリーは、結婚指輪以外は身につけないのが一般的とされます。つける場合は、真珠のネックレスやピアスのみにします。「不幸が重なる」に繋がる二連・三連のアクセサリーは避けてください。
女性の略喪服(平服)
黒・濃紺・グレーのワンピースやパンツスーツであれば問題ありません。夏の暑い時期は、肘が隠れる五分袖や七分袖を選んでもよいでしょう。アクセサリー類や足元の装いのマナーは準喪服と同様です。お持ちのブラックフォーマルをドレスダウンして着用するのもおすすめです。
メイクや髪型
派手すぎないメイクや髪型を心がけましょう。とはいえ、ノーメイクでは失礼にあたります。きちんとベースメイクを行い、目元・口元のメイクはナチュラルに仕上げましょう。髪型は、ロングヘアの方は耳より低い位置でひとつにまとめます。ヘアアクセサリーは黒で統一し、整髪料は無香料タイプを選ぶのが望ましいです。
夏の喪服選びのポイント
夏の葬儀では、見た目の品を保ちつつ、できるだけ涼しく快適に過ごせる工夫が大切です。汗をかく機会が多いため、ウォッシャブルタイプの喪服はお手入れがしやすく便利です。また、体のラインを拾わないゆったりとしたシルエットのワンピースは風通しがよく、暑い日でも快適に過ごせます。
会場によっては冷房が強く、体が冷えてしまうこともあります。薄手のジャケットを1枚持っておくと安心です。
ストッキングは夏でも黒がマナーです。肌色は避けましょう。冷感タイプや太ももまでのハイソックス型なら、少しでも快適に過ごせます。
冬の喪服選びのポイント
冬の葬儀では、防寒対策と格式のバランスが大切です。会場に向かう際はコートの着用で問題ありませんが、デザインはシンプルで無地のものを選びましょう。色は黒や濃紺など落ち着いた色が基本。フード付きコートやダウンジャケットはカジュアルに見えるため、避ける方が無難です。
コート以外の防寒アイテムも、黒やダークグレーで統一すると上品にまとまります。マフラーや手袋、保温性の高いインナー、カイロも寒さ対策におすすめです。
冬に悩みやすい脚元は、ストッキングに見えるフェイクタイツを活用すると防寒しながら礼儀も保てます。また、最近は首元の冷え対策として、ブラックフォーマル用のつけ襟を合わせる方も増えています。派手にならない範囲で取り入れるとよいでしょう。
男性の準喪服・略喪服(平服)
男性の準喪服・略喪服のポイントをご紹介します。
男性の準喪服
光沢のない黒のブラックスーツが一般的です。上着はシングル・ダブルどちらでも問題ありませんが、パンツは裾がシングルのものを着用します。ネクタイは光沢のない黒無地を選びましょう。ワイシャツは白無地のレギュラーカラーにし、開襟シャツやカラーシャツ、織り模様のシャツは避けてください。
ベルトは光沢のない黒無地、靴は紐で結ぶ革靴、靴下は黒無地を着用します。バッグは持たず、荷物はポケットに入れるようにします。バッグを持つ場合は、黒で装飾のないシンプルなデザインを選びましょう。
男性の略喪服(平服)
基本的には、黒や紺、グレーなどの無地のダークスーツを着用します。無地が望ましいですが、織柄や目立たないストライプであれば問題ありません。ワイシャツは白のレギュラーカラーで、ネクタイは黒がベストですが、目立たない柄であれば大丈夫。アクセサリー類や足元の装いのマナーは準喪服と同様です。
夏の喪服選びのポイント
男性の場合、夏でも長袖の喪服と黒ネクタイが基本のマナーです。女性のように夏用の袖丈はなく、ジャケットを脱いだまま参列するのも原則NGとなります。ただし移動中や控室では、体調に配慮してジャケットを脱いでも問題ありません。会場に入る前には着用しましょう。
暑さ対策としては、サマーフォーマル(夏用喪服)がおすすめです。また、サイズに少し余裕のあるデザインにするだけでも通気性が良くなります。
インナーは、吸汗速乾・接触冷感素材を選ぶと肌離れがよく汗ジミも目立ちにくくなります。冷却シートを使う場合は、襟元から見えない位置(首の後ろ・脇下など)に貼りましょう。
猛暑日や身内のみの場では、状況に応じて半袖着用が許容される場合もあります。地域や葬儀の規模、周囲の服装を見て判断すると安心です。
冬の喪服選びのポイント
女性の場合と同様、コートは黒または濃紺のシンプルなデザインが基本です。フード付きコートやダウンジャケットはカジュアルに見えるため避けましょう。
ジャケットの下に着てもよい防寒アイテムは、無地の黒い薄手セーターです。タートルネックやベストは、おしゃれ着の印象が強く喪服には不向きなので避けるのが無難です。セーターを着用する場合は、襟元や袖から見えないよう注意してください。
しっかりマナーを守りたい場合は、薄手の保温インナーを活用すると安心です。着膨れせず寒さ対策ができます。また、カイロで腰やお腹を温めるのも効果的です。
子どもの服装
学生の場合は、基本的に学校の制服を着用します。制服がない場合、男子は黒や紺、グレーなどのブレザーにズボンと白いシャツを着用します。女子は黒や紺、グレーなどのブレザーにスカート、白いブラウス、もしくはワンピースを着用します。
靴や靴下は黒か紺、白の無地で、ローファーがなければスニーカーを履いても問題ありません。小さい子どもの場合は、地味な色合いのシンプルなデザインのものを着用しましょう。キャラクターものや柄の入ったものは避けてください。
マナーの基本は、故人を偲ぶ気持ちを服装にこめること
近年は、正喪服・準喪服・略喪服の境界があいまいになり、ルールが柔軟化しているといえます。とはいえ、喪服をきちんと着用することで、故人を偲び遺族を労る気持ちを表現したいものです。場面にふさわしい喪服を装い、遺族・親族にお悔やみの気持ちを伝えましょう。
意外と知らない?関東と関西のお墓・葬儀の違い


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意外と知らない?関東と関西のお墓・葬儀の違い
目次
お墓にまつわる違い
関東と関西のお墓の違いを聞かれて、墓石の色の違いにピンとくる方もいらっしゃるでしょう。しかし、違いはそれだけではありません。火葬後の収骨方法や骨壷の大きさ、墓石の形の違いなど、細かい違いを見ていきましょう。
収骨の違い(全骨収骨・一部収骨)
火葬後に遺族や親族が遺骨を拾い、骨壷に収めることを収骨(骨上げ)といいます。関東では足から腰・腹・胸と収骨し、最後に喉仏と頭蓋骨を収骨します。刷毛も使いお骨の粉まで集める「全骨収骨」が一般的です。
一方、関西では足から腰・腹・胸の一部を収骨し、最後に喉仏と頭蓋骨を収骨します。関西では「部分収骨」が一般的なため、喉仏を中心に収骨し、残ったお骨は火葬場で供養してもらうか、分骨しお寺の本山に収めたり手元供養をしたりします。
関東と関西で収骨方法が違う理由
関東と関西で収骨方法に違いがある理由は、明治時代まで遡らなければいけません。明治元年に明治政府が神道と仏教をはっきりと区別させるための神仏分離令を出し、その後、仏教思想に基づくとされる火葬が明治6年に禁止されました。
衛生面の問題から2年後に火葬禁止令は廃止されますが、このときに「火葬後の遺骨をすべて持ち帰るよう」通達されます。関東にはこの通達が行き渡ったため全骨収骨の風習が定着しましたが、関西には通達が行き渡らなかったため「一部収骨」の風習が定着したと考えられています。
関西には宗派の総本山が多く存在し、総本山に収める本骨(喉仏部分)を重視していました。本骨を中心に収骨し、残ったお骨は火葬場で供養してもらうのが主流だったため、通達が行き渡らなかった際にもともとのやり方に戻ったようです。
骨壷の大きさの違い
関東と関西では骨壷の大きさにも違いがあります。前述のように関東ではすべてのお骨を入れるため、骨壷の大きさは7寸程度(直径21cm)と大きめです。一方、一部収骨である関西の骨壷は3~5寸程度(9~15cm)と小さめです。
このように骨壷の大きさに違いがあるため、カロート(納骨室)の大きさにも違いがあります。関東のカロートは骨壷のまま収められるよう大きめの作りになっており、地面より上に設置されています。関西のカロートは関東に比べると約3分の1程度と小さく、地面より下に設置されている地域が多いです。また、関西では骨壷からお骨を出し、木綿の袋に入れ替えて納骨します。
お墓の違い
日本では、風化に強く丈夫な御影石が墓石によく使われていますが、関東と関西では色に違いがあります。関東では黒御影石を見かけることが多いでしょう。ところが関西では、黒御影石が採れなかったことから白御影石が多く使われています。関西では「黒い石材を使うと家が途絶える」との言い伝えがあることもその理由の一つです。
和型の墓石の形にも注目してみましょう。関東では水鉢と香炉が別々になっており、花を生ける場所が同じくらいの高さにあります。関西では水鉢と香炉が一緒になっており、花を生ける場所が高くなっています。
葬儀にまつわる違い
葬儀をどのように執り行うかは宗教や宗派によって異なりますが、関東と関西でも慣習に違いがあります。ここでは、葬儀までの日数や花輪と樒の違い、通夜ぶるまいなどについてご紹介します。
葬儀までの日数の違い
一般的に、関東では亡くなってから2~4日後に葬儀を行います。これは、式場だけでなく火葬場の予約も押さえなければいけないからです。葬儀の日程は火葬場の予約が取れてから決まります。首都圏など利用者が多い地域では、予約が集中する時間帯は火葬場の空きがない場合も少なくありません。希望する時間の空きが出るまで待ってから葬儀を行うのが一般化しているため、葬儀まで日数がかかります。
一方、関西では比較的火葬場の予約を押さえやすいため、亡くなった翌日に葬儀を行うことが多いです。
花輪と樒の違い
関東では葬儀会場の入り口に花輪を置きますが、関西では樒(しきみ)を置きます。樒とは法要などでも使用される常緑樹です。お線香の原料にもなる樒は特有の強い香りを持ち、「邪気を払う」「故人を悪霊から守る」と考えられてきました。
樒が葬儀で使われてきた歴史は古く、土葬のときにご遺体と一緒に埋める習慣があったようです。関西では供花や花輪よりも樒の方が格が高いと考えられています。
通夜の後の料理の有無
関東を中心に行われる慣習に、「通夜ぶるまい」と呼ばれるものがあります。お通夜の後に参列者全員に食事を振る舞う慣習で、参列者は飲み物や食べ物などを一口はいただくことがマナーとされています。
一方関西では、一般の参列者は通夜の後に食事をせず帰り、親しい知人や親戚など一部の人だけで食事をいただきながら故人を偲びます。
香典の違い
関東では香典を受け取るのが一般的ですが、近年の関西では香典の受領を断る傾向が高まっています。香典は本来、喪家の急な出費を助け合うという考えのものです。しかし、家族葬が増え比較的低予算で行えること、参列者へ金銭の負担をかけたくないという思い、香典返しを準備する手間を省くため、などの理由から香典辞退のケースが増えています。
一般参列者(友人やご近所など)からの香典は辞退するものの、親族からの香典は受け取るケース、反対に、親族同士では香典を出さないというケースもあり、地域や家庭の慣習によって異なることもあるでしょう。
香典の受領があった場合は四十九日法要が終わるタイミングで香典返しがありますが、香典の受領がなかった場合は香典返しもありません。
香典の金額の違い
香典の受領がある場合は、その金額が気になるものです。関東には通夜ぶるまいがあるため、関西よりも香典の相場が高くなっており、喪家と近い関係にあるほど高額になります。
<香典の金額の目安>
| 関東 | 関西 | |
|---|---|---|
| 両親 | 10万円 | 5万円 |
| 兄弟姉妹 | 5万円 | 3~5万円 |
| 友人・知人 | 5千~1万円 | 3~5千円 |
両親の葬儀での香典が一番高額となっていますが、自分の親の葬儀で香典を出すことはあまりありません。兄弟姉妹の香典では、事前に相談して兄弟間で金額を揃えた方が良いでしょう。
水引の色の違い
香典袋の水引の色にも地域差があります。関東では黒白もしくは銀色の水引が一般的に多く使われていますが、京都を中心とした関西で使われるのは黄白もしくは銀色の水引です。銀色の水引(双銀)は、目安として5万円以上の香典の際に使われます。
地域の慣習に倣い適切に対応を
関東と関西では、お墓や葬儀にまつわるさまざまな違いがあります。これらの違いは、歴史的な背景や地域の事情などによるものです。それぞれに違いはあっても、故人を偲ぶ気持ちに変わりはありません。地域の慣習に倣いながら、適切に対応できるようにしておきましょう。
「自然に還りたい」自然葬の種類や費用相場を紹介


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「自然に還りたい」自然葬の種類や費用相場を紹介

近年さまざまな価値観から、お墓の在り方も多様化しています。これまでお墓というと、お寺の檀家になり先祖代々継承されてきました。しかしながら核家族化や少子高齢化が進む中、こうした継承するお墓を持てない人が増え自然葬への関心が高まっています。
今回はこの自然葬についてご紹介いたします。
1. 自然葬とは
自然葬とは、遺骨を墓地に埋めるのではなく、海や山といった大自然に遺骨や遺灰を還す、墓石などの人工物を使用しない弔い方です。近年よく聞くようになった言葉なので新しい葬送の仕方と思われがちですが、実は、土葬や、風葬、鳥葬といったものは古くから行われてきました。現在、日本でよく行われているのは散骨や樹木葬です。
自然葬のメリットは継承者が必要ない点と、一般のお墓に比べて費用が少なくてすむ点です。また宗旨・宗派を問いませんので誰でも実施できます。
2. 自然葬の種類
散骨
自然葬の代表的なものに散骨があります。散骨は、遺骨を粉砕して山や海などの自然にまく方法です。
現在、日本には散骨を禁止する法律はありません。しかしながら遺骨をどこにまいてもいいというわけではなく、自治体によっては条例で散骨が禁止されている場合や、管理者の許可を取らなくてはいけない場合があります。公共の場所や水源の近くなどはたとえ禁止されていなくても避けた方がいいでしょう。
散骨する場合は遺骨を細かく砕いて遺骨とわからないようにしなくてはいけません。そうでないと「死体遺棄」の罪に問われることもあるので要注意です。また散骨する場合は、まいた遺灰の上に土をかけてはいけません。土をかけると「埋葬」となってしまうため、許可を受けた墓地以外は埋葬できなくなってしまいます。
散骨の中には、海洋葬、山葬、宇宙葬などがあります。
山葬
登山や山が好きな人が、山に散骨する葬送方法です。有名な山や、故人がよく登った山、景色がいい山などで行われますが、山の所有者に許可を取る必要がります。
海洋葬
海洋葬とは海の沖合まで行き、遺灰をまく葬送方法です。基本的には外洋で行いますが、海岸から散骨することもできます。遠方の海に散骨する場合や遺族が同行できない場合は業者が代理で散骨してくれます。
宇宙葬
宇宙空間に遺骨をまく葬送方法で、大きく分けてロケット式とバルーン式の2種類があります。ロケット式では人工衛星に遺骨を載せて軌道上を周回させる方法や、月面に遺骨を運んだり、宇宙の果てまで飛ばし続ける方法などがあります。ロケットの打ち上げは日本ではなくアメリカで行いますが、すでに何名かの遺骨が宇宙葬を行っています。
バルーン式では、専用のバルーンに遺骨を載せ、成層圏で散骨を行います。こちらは日本でも行うことができます。
樹木葬
樹木葬とは、樹木の根元に遺骨を埋葬したり遺骨のまわりに花などを植えたりする埋葬方法です。遺体を火葬し埋葬するという点においては一般的なお墓と変わりませんが、墓碑が石なのか樹木なのかという点が異なります。一般的なお墓の場合そこに入るのは家族や親族のみですが、樹木葬の場合は一つのお墓に血縁のないさまざまな人が埋葬されるのも大きな違いです。
シンボルツリーとなる樹木や花に特に決まりはありません。
土葬
かつて日本でも土葬は行われていましたが、現在は禁止されています。現在も世界的には土葬が多く、特にキリスト教圏やイスラム教圏では土葬が一般的です。しかし衛生面などの問題から火葬を推進している国は増えています。
3. 費用相場
山葬
自分で散骨をする場合は、現地まで行く旅費や宿泊費があれば可能です。そのため、1万円~5万円程度となります。専門の業者に委託した場合は散骨する場所などによっても異なりますが、5万円~30万円程度かかります。
海洋葬
どこの海に散骨するかで費用が変わってきます。東京湾などの近海で行う場合は1万円程度ですが、海外など遠方になれば20万円~50万円程です。また、業者に委託する場合は5万円~10万円が相場です。船をチャーターするか、他の人と一緒に行うかでも費用が変わります。自分たちだけで船をチャーターする場合は20万円~50万円程、他の人と合同で行う場合は10万円~20万円程となります。海洋葬を行う場合は、事業者が国土交通省の許可を得ているかを確認するようにしましょう。
宇宙葬
ロケット式かバルーン式かで費用が大きく変わります。ロケット式では宇宙に打ち上げるだけだと30万円前後となりますが、月面に散骨する場合は200万~250万円程度かかります。ロケット式は日本では行えずアメリカに行かなくてはならないため、その旅費もかかってきます。バルーン式なら国内で10万円~30万円くらいが相場です。
樹木葬
樹木葬にはタイプによって費用が大きく変わりますが、5万円~80万円程度が相場になっています。他の人の遺骨と一緒に埋葬する「合祀型」の場合は比較的費用が安く5万円~30万円程度です。遺骨をそれぞれ個別に骨壺に入れて一つの樹木葬に埋葬する「集合型」の場合は30万円~80万円程度になります。
自然葬は継承者を必要とせず、価格も比較的おさえられることから注目を集めていますが、家族や親族の中には自然葬をよく思わない人もいるかもしれません。そのため、事前によく話し合っておくことが大切です。また業者に委託する場合は、信用できる業者かどうかもしっかりチェックするようにしましょう。
樹木葬 よくある質問


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樹木葬 よくある質問

最近よく聞く樹木葬ですが、知っているようでよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、樹木葬に関するよくある質問をまとめました。
Q. そもそも樹木葬って何ですか?
A. 樹木葬とは、山の中に遺骨を埋葬しその上に樹木を植えるという、古くから存在した埋葬方法です。都内では、都立小平霊園において霊園の一角に樹木葬スペースを設け募集を開始したところ、『死後は自然へと回帰する』というイメージも相まって、爆発的に認知度が高まりました。最近では、ただ樹木を植えてその周りに埋葬するだけにとどまらず、樹木の周りにガーデニング庭園風の植栽を配置したり、骨壷に工夫を凝らしたり、家族で個室を利用できたり、大事なペットと一緒に入れたりと、さまざまな樹木葬ができています。
Q. 永代供養とは何ですか?
A. 一般的なお墓の場合、お墓は子どもや親族などが継承し、供養や管理なども自分たちで行わなくてはなりません。しかし、近年こうした継承者がいないケースが増えており、永代供養とは霊園やお寺の管理者が、継承者に代わってお墓の供養や管理を行ってくれることを指します。
ただ「永代」とは言っても永久にお墓の供養や管理を行ってくれるわけではありません。それぞれの霊園やお寺によって期間は異なりますが、一定期間を超えると遺骨は他の方の遺骨と一緒に埋葬されます。
このことを「合祀」と言います。
Q. 樹木葬と一般墓との違いを教えてください。
A. 樹木葬と一般墓の違いはいくつかありますが、まず大きな違いは継承するかしないかです。
一般墓は家族や近親者が代々受け継いでいくことが前提となっており、受け継ぐ方がいなくなってしまった際は墓じまいをしなければなりません。一方、樹木葬ではお墓を継承する必要がありません。樹木葬は利用者を事前に登録するものが多く、ご自身やご夫婦、ご家族でご利用する方がほとんどです。
もうひとつは、遺骨の供養方法が異なります。
一般墓の場合は、お墓内部の納骨棺に焼骨した骨壺を納めて供養します。改葬や墓じまいをしない限りは納骨した時からご遺骨の状態は変わりません。
一方樹木葬の場合は、定義があるわけではないので一概には言えませんが、樹木葬の多くがいずれは土に還るものです。
遺骨を粉骨してそのまま合祀するタイプもあれば、骨壺の状態で納骨棺に納めて特定の年数後に合祀するタイプもあります。
他には、お墓の購入費用に違いがあります。一般墓の相場は160万円~170万円程度ですが、樹木葬の場合は、タイプによって大きく異なりますが、10万円~80万円程度が相場です。この価格の手頃さも人気の理由になっています。
Q. 血縁のない友人や知人などと一緒にお墓に入れますか?
A. 樹木葬ではほとんどが宗旨・宗派を問わないため、一緒にお墓に入る人が血縁者である必要はありません。
そのため、最近では「墓友」という名前も認知されはじめているように、友人や知人と一緒にお墓を購入される人も増えています。
Q. 分骨して遺骨の一部を手元供養してもいいですか?
A. 特に問題はありません。遺骨の一部をミニ骨壺やアクセサリーに入れ自宅で供養し、残りの遺骨を樹木葬に埋葬されるケースもよくあります。古くは「分骨すると成仏できない」と考えられてきましたが、そんなことはありません。ただ家族や親族の中には分骨することをよく思わない方もいるので、事前に話し合っておくといいでしょう。
Q. お墓参りはできますか?
A. 基本的に霊園が開いている時間であれば自由にお墓参りはできます。お花やお線香などのお供えはそれぞれの霊園によってルールが異なりますので、事前に確認するようにしましょう。
お彼岸に作りたい精進料理とは?基本のレシピ


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お彼岸に作りたい精進料理とは?基本のレシピ

もうすぐ秋のお彼岸の時期ですが、今年は新型コロナウイルスの影響でお墓参りをあきらめる人も多いのではないでしょうか?こんなときこそ、精進料理を手作りして仏壇にお供えしたり、自分たちでいただいたりしながら故人の思い出を語り合ってみませんか?
今回は精進料理の基礎知識から、今すぐ作りたい精進料理のレシピを紹介いたします。
1. 精進料理とは
精進料理とは肉や魚などを使わず、野菜や豆類などの植物性のものを使って作る料理のことです。殺生を禁じられていた仏教で、修行僧が食べていた料理です。お彼岸は亡くなった人を供養し感謝をささげることで、自らが修行を行うための期間と言われています。そのため、この期間に精進料理を食べることは修行につながるとされています。
精進料理の基本的なルールは、野菜や穀物、豆類、海藻、果実を使用して作ります。さらに、ネギやニンニク、らっきょうなどの匂いのきつい食材も使用できません。
お膳は、手間に箸を置いた場合に左側にご飯のお椀、右側に汁椀を置き、その間に漬物皿をおきます。さらに通常の日であれば2品、お彼岸の中日には3品のおかずを用意するといいでしょう。お供えする場合は、お箸は仏壇側に置くようにし、食べる人の方に向けることも忘れないようにしましょう。
2. 基本的な精進料理の献立
基本的なルールを守れば後は故人の好きだった食材や、旬の食材などを使って、精進だし(後述)にしょうゆや塩などを加え、薄味に仕上げればOKです。
メニュー例
【主食】
さつまいもの炊き込みごはん、五目おこわ、山菜おこわ、きのこの炊き込みごはん、精進そば、いなりずし、
【汁物】
けんちん汁、きのこ汁、だいこんの味噌汁、きのこのお吸い物、わかめと豆腐の味噌汁
【副菜】
ほうれん草の白和え、五目豆、わかめときゅうりの酢の物、きんぴらごぼう、小松菜のからし和え
【主菜】
さといもと高野豆腐の煮物、飛竜頭(ひりょうず)、精進揚げ(かぼちゃ、さつまいも、れんこん、にんじんなど)、野菜の筑前煮
3. 基本のレシピ
精進料理の基本となる「だし」も肉や魚は使えないため、昆布や干ししいたけ、豆、かんぴょう、切り干し大根などでだしをとります。厳格なルールは特にないので、お好みで組み合わせて作ってみましょう。ここでは昆布と干ししいたけでだしを取ります。
●精進だし
【材料】
干ししいたけ3枚~5枚
昆布10g~15g
水1リットル
【作り方】
① 干ししいたけ、昆布はそれぞれ乾いたふきんで丁寧に汚れを取る
② 鍋に分量の水を入れ干ししいたけをもどします。1時間~半日程度おきます。
③ ②に昆布を入れ弱火~中火にかけ、沸騰する手前で昆布を取り出します。
④ 火を弱め2分ほどしたら火をとめ、ざるにキッチンペーパーをしき、こします。
※だしを取った後の干ししいたけと昆布は細かく刻んで、人参やこんにゃく、豆などと一緒に煮ものにしていただきます。
いつもは鶏肉を入れて作ることが多い筑前煮ですが、野菜やこんにゃくだけのやさしい味わいもいいものです。
●精進筑前煮(2人分)
【材料】
れんこん100g
ごぼう50g
にんじん50g
干ししいたけ(精進だして使ったもの)3枚
こんにゃく50g
きぬさや5枚
酒大さじ3
みりん大さじ3
しょうゆ大さじ2
砂糖大さじ1
精進だし300g
酢・塩・油適量
【作り方】
① れんこん、ごぼうは一口大の乱切りにし、酢水にさらす。こんにゃくは手でちぎって下茹でする。
② にんじんは一口大にし、干ししいたけは大きさに合わせて半分もしくは1/4にする。きぬさやはへたと筋を取り塩ゆでし、斜め半分に切る。
③ 鍋に油を入れ熱し、れんこん、ごぼう、こんにゃく、にんじんを炒める。全体に油がまわったらだしと調味料を入れ煮立たせる。
④ 煮立ったらあくを取り、煮汁が1/3になるくらまいで弱火で煮る。しょうゆ、塩で味をととのえ火を止める。器に盛りきぬさやを飾る。
スーパーでもいろいろながんもどきが売っていますが、手作りすると格別においしくなりますよ。ぜひ揚げたてを食べてみてください。
●飛竜頭(ひりょうず)(2人分)
【材料】
豆腐300g
山芋(すりおろしたもの)50g
にんじん20g
しいたけ20g
ごぼう20g
きぬさや10g
ぎんなん10粒
塩・油・片栗粉適量
【作り方】
① 豆腐はキッチンペーパーに包み、重しをして2~3時間置く
② きくらげは水で戻して、いしづきを取り千切りにする
③ にんじん、しいたけ、ごぼう、きぬさやは細切りにする
④ ぎんなんはゆでて薄皮をむく
⑤ 豆腐をすり鉢に入れ、やまいも、塩少々を加え粘りが出るまでする
⑥ ⑤ににんじん、しいたけ、きぬさや、ぎんなん、片栗粉を入れよく混ぜ合わせる
⑦ 4等分に丸めて170度の油で5分揚げる
※野菜はお好みで変えてもOKです。
家にいる時間が長くなっている今、だしから丁寧にとった精進料理をゆっくりと味わうのもいいですね。
ぜひためしてみてはいかがでしょうか?
樹木葬でも法要はできる?個別法要とは。


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樹木葬でも法要はできる?
個別法要とは。

近年注目を集めている樹木葬。一般的に樹木葬は、霊園や寺院がお墓の管理・供養を行ってくれるため、自分たちで法要を行う必要がありません。その上、宗教・宗旨を問わないことがほとんどのため、樹木葬に納骨した場合、自分たちで仏教の法要を行うことはできるのでしょうか?それぞれの霊園や寺院に問い合わせする必要がありますが、基本的に法要は可能です。そこで今回は、樹木葬で個別に法要を行う場合どうすればいいのかをご紹介いたします。
1. 個別法要を行うには?
個別法要とは、それぞれのお墓ごとに僧侶の方を呼んで、お経を唱えて供養してもらうことをいいます。樹木葬では、霊園や墓地側が主催して行う合同法要がありますが、それに対して自分たちで行うのが個別法要です。
個別法要をする場合は、最初に霊園や墓地の管理事務所に問い合わせて個別法要の申請をしておきます。その際、それぞれのルールがあるため、よく確認しておくことが必要です。
それから僧侶の手配を行いますが、お彼岸の時期は込み合うため早めに連絡して日時を決めておいた方がいいでしょう。どこに連絡したらいいかわからない場合は、霊園に聞くと紹介してくれる場合があります。
親戚や知人などを呼ぶ場合は、早めに日時を連絡し、出席を確認しておきます。お彼岸などの場合だと他の遺族もお参りしている場合があるため、人数は必要最低限にしておく方がいいでしょう。
2. お布施はどれくらい?
通常、樹木葬の場合はお布施や寄付金は必要ありませんが、霊園や墓地によっては使用料として費用がかかることもあります。一方、合同法要に参加する場合は費用は無料です。
またそれとは別に、読経していただく僧侶の方にはお布施を用意します。個別法要で必要なお布施の相場は、お彼岸であれば約3万円~5万円程度です。年忌法要や初盆なども大体同じくらいです。通常のお盆や命日などはもう少し安くて、約5千円~1万円程度でしょう。
お布施は地域によって異なり、僧侶に聞くと「お気持ち次第です」とあいまいにこたえられてしまうこともあるため、明確に知りたい場合はネットなどで依頼できる僧侶を派遣してくれるサービスを利用するといいでしょう。
これなら事前に金額がわかっているので安心です。
お布施以外にかかる費用としては、お線香やお花代、お供え物代がありますが、1万円程度あれば足りるでしょう。
また、法要を自宅や会場など利用して行う場合、僧侶に御車代として3000円~1万円程度お支払いします。
3. 個別法要の際の服装は?
基本的に服装に決まりはありません。喪服は着る必要はなく、派手でない格好であれば大丈夫です。男性なら黒やグレーのスーツに黒のネクタイ、黒の靴。女性なら黒やグレー、紺などの落ち着いた色の服にしましょう。
4. 僧侶派遣サービスとは?
樹木葬の場合、特に菩提寺の檀家になる必要はないため、個別法要を行う場合は自分で僧侶を手配する必要があります。
その際僧侶の心当たりがない場合利用したいのが、僧侶派遣サービスです。これだと、檀家になる必要もなく利用したい時だけ使えて、価格にお布施代も入っているので明瞭です。法要の場合の派遣費用の相場は、大体4万円前後のようです。
もちろん、法要だけでなくお葬式でも利用でき、近年メディアでも取り上げられるなど、ニーズが高まっているサービスです。
ただし、偽の僧侶が派遣された、などのトラブルもあるため、なるべく大手で信頼のおける運営会社のサービスを利用するようにしましょう。
樹木葬であっても法要やお墓参りは自由です。もし今樹木葬を探している場合は、事前に個別供養が出来るのか、その場合はどうすればいいのか、費用はいくらか、なども確認してから選ぶといいでしょう。
お彼岸のお墓参りはいつ行くの?お彼岸の意味や、お彼岸にすることを解説


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お彼岸のお墓参りはいつ行くの?お彼岸の意味や、お彼岸にすることを解説
目次
お彼岸の意味と由来
お彼岸の時期には先祖供養を行うことが習慣となっています。まずは、お彼岸がどのような意味や由来を持つかを見ていきましょう。
お彼岸の言葉の意味は「極楽浄土の世界」
「彼岸」という言葉は、私たちが生きている「此岸(この世)」に対して「向こう岸(極楽浄土)」を意味しています。お彼岸には太陽が真東から登り、浄土のある真西に沈んでいくため、浄土にもっとも通じやすい時期と考えられています。
また、昼夜がほぼ同じ長さであることからも、浄土への距離がもっとも近づき、想いが通じやすくなると考えられました。よって、お彼岸に極楽浄土に向かって拝むと功徳があると信じられ、「仏教修行を行う期間」と捉えられるようになったのです。
お彼岸は日本独自の仏教的習慣
実は、お彼岸は日本独自の仏教的習慣であり、ほかの仏教諸国ではこの時期に先祖供養を行うことはありません。日本のお彼岸の起源は諸説ありますが、承和7年(840年)に記された『日本後紀』に、ある僧侶が春秋2回法要を行っていたという記録が最古といわれています。つまり、お彼岸の法要は平安時代から続く日本の慣習なのです。
お彼岸は英語でEquinoctial Week
お彼岸を英語で表現する方法はいくつかありますが、一般的には “Equinoctial Week” が用いられます。“Equinoctial” には「昼夜平分の」「(嵐などが)彼岸に起こる」「赤道(直下)の」といった意味があります。
ただし、お彼岸は日本特有の文化であるため、“Higan” や “Ohigan” とローマ字表記し、”Japanese Buddhist ceremony“(日本の仏教行事)といった説明を添えるのが自然な場合もあります。
お彼岸はいつからいつまで?
お彼岸は、春のお彼岸と秋のお彼岸の年2回あります。3月の春分の日、9月の秋分の日を中日とした前後3日間を指し、初日を「彼岸入り」最終日を「彼岸明け」と呼びます。
春彼岸と秋彼岸の正確な日付は、国立天文台が地球の運行状況を観測し、前年の2月1日に発表します。国立天文台のホームページでは、地球の運行状態が変わらない前提で2050年までの春分の日・秋分の日を発表しています。そちらをお彼岸の目安とすることはできますが、正確な期間は毎年のカレンダー等で確認しましょう。
春のお彼岸は「春分の日」前後
春彼岸は、春分の日を中心とした前後3日を含めた7日間です。
| 彼岸入り | 春分の日 | 彼岸明け | |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 3/17(月) | 3/20(木) | 3/23(日) |
| 2026年 | 3/17(火) | 3/20(金) | 3/23(月) |
| 2027年 | 3/18(木) | 3/21(日) | 3/24(水) |
秋のお彼岸は「秋分の日」前後
秋彼岸は、秋分の日を中心とした前後3日を含めた7日間です。
| 彼岸入り | 秋分の日 | 彼岸明け | |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 9/20(土) | 9/23(火) | 9/26(金) |
| 2026年 | 9/20(日) | 9/23(水) | 9/26(土) |
| 2027年 | 9/20(月) | 9/23(木) | 9/26(日) |
お彼岸にやること
春も秋も、お彼岸ですることは基本的に一緒です。お墓参りをはじめとしたご先祖さまへの供養を行い、感謝を捧げる期間としましょう。
お墓参り・お墓の掃除
お彼岸ではお墓参りをおこなうのが一般的です。普段、お墓の掃除が十分にできていない方は、お彼岸のお墓参りでしっかり掃除するとよいでしょう。雑草を取り除き、墓石を水洗いするだけでも十分に綺麗になります。掃除の時間が取れない方は、墓石専門のクリーニング会社に依頼するのもひとつです。
仏壇・仏具の掃除
彼岸は、節目として仏壇や仏具を綺麗にするよい機会でもあります。普段は手の回らない自宅の仏壇、仏具をていねいに掃除しましょう。掃除する際に仏壇を傷つけないように、仏壇の種類に合わせた掃除の方法を確認しておいてください。
お花・お供物
お彼岸中、自宅の仏壇やお墓にはお花とお供物を用意します。他家の法要に参加する場合は、手土産としてお供物を持参しましょう。進物線香や菓子折りなど日持ちする消えものが定番ですが、デパートなどで販売している果物の籠盛や、香典をお包みする場合もあります。身近な方に相談しておくとよいでしょう。
お彼岸におすすめのお花
この時期にはお花屋さんにお彼岸用の花が用意されています。事前にアレンジメントを依頼しておくとスムーズです。春のお彼岸には、スイートピー・トルコキキョウ・カーネーション・アイリスなど、淡く優しい色合いの花がおすすめです。秋のお彼岸には、リンドウ・菊・ケイトウなど、落ち着いた品格のある花がよいでしょう。
お彼岸におすすめのお供物
春のお彼岸には「ぼた餅」、秋のお彼岸には「おはぎ」がお供物の定番です。そのほか、故人が好きだった食べ物やお酒、果物・菓子折り・お花・線香・ろうそくも定番です。
お供物を長期間放置すると、カラスや野生動物が荒らしたり、腐敗して悪臭の原因になったりすることがあります。特に生花や食品は、暑い季節には早く傷みやすいため、長期間置く場合は保存しやすいものを選びましょう。
彼岸法要(彼岸会)
寺院や霊園によっては、お彼岸の時期に彼岸法要(彼岸会)を行うことがあります。彼岸法要は、お寺の檀家やお墓を持っている人が参加できる合同法要です。服装は喪服ではなく、黒やグレーなどの落ち着いた平服で問題ありません。
彼岸法要でお布施を持っていく場合、相場は3,000円~10,000円程度です。霊園によっては金額が決められていることもありますので、確認してから参加しましょう。
浄土真宗のお彼岸でやること
浄土真宗では、亡くなった人は阿弥陀仏の本願により極楽浄土へ往生すると考えられており、「先祖供養のためのお墓参り」という概念はありません。
しかし、お彼岸には多くの家庭でお寺の法要に参加したり、お墓参りをしたりします。これは供養ではなく、阿弥陀仏の教えに感謝し、そのご縁を大切にする行為です。お墓参りを通じて亡き人を偲び、仏の教えを思い起こしながら、自らの生き方を見つめ直す機会とされています。
お彼岸でやってはいけないこと
お彼岸はご先祖を偲び、仏の教えに感謝する期間とされるため、派手な祝い事は避けるべきとされています。明確な宗教的根拠はないものの、結婚式や盛大なパーティーなどは不適切と感じる人もいるため、控えめにするのが無難です。
また、仏教では殺生を避ける教えがあり、お彼岸の時期には釣りや狩猟を控える人もいます。お墓参りをする際には掃除をせずに放置するのは避け、整えてからお参りすることが大切です。特に厳格な決まりはありませんが、気にする人もいるため、周囲への配慮を忘れずに過ごしましょう。
お彼岸におすすめのお料理
ご先祖さまへの感謝の気持ちを込めて、お彼岸には普段とは違った料理をしてみるのもよいでしょう。ここでは、定番のおはぎと精進料理についてご紹介します。
おはぎ(ぼた餅)
おはぎは和菓子屋さんやスーパーなどでも買えますが、作り方は意外に簡単です。家族と一緒に作ってみても楽しいでしょう。今回は、市販のあんを使ったおはぎのレシピを紹介します。
【材料】
もち米1.5合
うるち米(普通のお米)0.5合
水2合分
市販のあん適量
【作り方】
1.もち米とうるち米を合わせて水で洗ったら、ざるに上げて1時間置く。
2.炊飯器に合わせた米と水を入れて炊く。
3.炊き上がったら、先を水でぬらしたすりこぎで潰す。
4.手水をつけ、潰したもち米を一口大の俵型に成形する。
5.ラップの上にあんを塗り広げ、成形したもち米を中心に置く。
6.ラップを使ってもち米をあんで包んだらでき上がり。
おはぎとぼた餅、どう違うの?
基本的には同じ食べ物ですが、季節によって名前が変わるというのが大きな違いです。春の彼岸に食べるのが、牡丹の花に由来したぼた餅(牡丹餅)。秋のお彼岸に食べるのが、萩の花に由来したおはぎで、「萩餅(はぎもち)」が転じて「おはぎ」になったとされています。
ほかの違いとして、ぼた餅は小豆の粒がしっかりした「つぶあん」を使い大きめに作ることが多い一方、おはぎは「こしあん」が主流で小ぶりなサイズが多いことが挙げられます。
ただし、現代では厳密に区別せず、通年「おはぎ」と呼ぶことも一般的になっています。
精進料理
お彼岸はご先祖さまの供養をするとともに、仏様の世界に達するための修行期間とされています。そのため、この期間には精進料理をお供えし、自分たちも食べるようにしましょう。
<精進料理の基本ルール>
1. 動物性の食材を使わない
精進料理では、肉・魚・卵・乳製品などの動物性食品を一切使用しません。これは殺生を避ける仏教の教えに基づいています。
2. 五葷(ごくん)を使わない
五葷とは、ネギ・ニラ・ニンニク・ラッキョウ・玉ねぎのこと。これらは刺激が強く、修行の妨げになるとされ、精進料理では使いません。
3. だしも動物性のものを避ける
かつお節や煮干しではなく、昆布や干し椎茸から取っただしを使用します。
4. 旬の食材を大切にする
四季折々の野菜・豆類・穀物・海藻を活かし、自然の恵みに感謝する精神が根本にあります。
5. 素材の味を生かす調理法
油を控え、蒸す・煮る・焼く・和えるなどの調理法を中心に、シンプルな味付けを心がけます。
基本的なルールを守れば、故人の好きだった食材や旬の食材を中心にメニューを考えても問題ありません。お彼岸を機に、日本人が古くから親しんできた精進料理に触れてみるのもおすすめです。
お彼岸とお盆の違い
春と秋に行われるお彼岸と、夏に行われるお盆の違いについて解説します。お彼岸は現世と極楽浄土がもっとも近づく日で、あの世に想いが通じやすくなる日と考えられています。これに対してお盆は、仏教用語の「盂蘭盆会」と儒教思想が混ざり合い生まれた独特の習俗です。お盆にはご先祖さまの魂が現世に帰ってくるとされ、ナスやキュウリで作った「精霊馬」を飾って迎え入れる準備をするのが一般的です。
「あの世に想いを馳せるお彼岸」と「ご先祖さまを迎え入れて、送り出すお盆」では、大きく意味合いが異なります。しかし、お彼岸とお盆はともにご先祖さまの魂を身近に感じられる行事ですので、お墓参りに適した時期といえるでしょう。
意味や由来を知り、有意義なお彼岸のお参りを
お彼岸はほかの仏教諸国にはない日本独自の仏教習慣です。かつ、平安時代から執り行われている歴史ある行事でもあります。お彼岸に7日間という長い期間が設けられているのは、日々の生活がどれだけ忙しくても、7日間あればご先祖さまに想いを馳せることができるという意味合いも含んでいるのです。
普段、「お墓が自宅から遠い場所にある」「忙しくてお参りに行けない」という方は、お彼岸という機会にお墓参りをしてご先祖さまに感謝を伝えてはいかがでしょうか。
無宗教の場合お墓はどうする?


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無宗教の場合お墓はどうする?

日本では憲法で信仰の自由が認められています。そのため国内に存在する宗教法人の数は非常に多く、文化庁が発行する宗教年鑑によると、日本には399もの宗教・宗派・教団が存在するそうです。しかしながら一方で「自分は無宗教だ」と考える人は、国民全体の約7割にものぼると言われています。それでは無宗教の場合、お墓はどうすればいいのでしょう?今回は無宗教の場合のお墓についてご紹介いたします。
1. 無宗教とは
無宗教とは、特定の宗旨・宗派に属さず、特定の信仰を持たないことを指します。
例えば、両親の法事ではお坊さんにお経を上げてもらいお墓参りをするが、クリスマスを祝い、結婚式は教会で挙げ、お正月には神社に初詣に行く、なんて人も多いのではないでしょうか?日本ではこのような様々な宗教儀式が自然と生活に根付いています。ではこうした人はすべて無宗教なのでしょうか?間違えてはいけないのは、無宗教イコール無神論というわけではありません。
日本人の多くは、日常的に宗教を意識していなくても、先祖代々のお墓が菩提寺にあるなど、何らかの宗教に属しているのです。しかし、価値観の変化や核家族化、地方から都市へ引っ越すなどさまざまな理由から、日常的に宗教を意識していない無宗教化が進んでいるのです。
2. 無宗教でもお墓は建てられる?
宗教に属さなくても、冠婚葬祭を行ったりお墓を建てたりすることは可能です。その場合は民間の墓地や霊園で、宗派宗旨を問わないところを探す必要があります。公営の墓地であれば宗派宗旨は問われませんし、現在ではさまざまな形のお墓を公募しています。
たとえ寺院であっても、最近は檀家も減り、宗派宗旨を問わないところも増えてきていますので問い合わせしてみるといいでしょう。
それでは、お墓を立てるときに必要となる開眼供養や戒名はどうすればいいのでしょうか?
開眼供養
一般的にお墓を建てるときは、故人が安らかに眠れるようにお経を読んでもらい、開眼供養をしてもらいます。
開眼供養とは、お墓に魂を入れてもらうための儀式です。お墓は建てただけだと単なる石にすぎず、仏の魂を迎え入れて初めて礼拝の対象となるのです。宗派によっては開眼供養が必要な場合と必要ではない場合があります。
無宗教の場合はしなくても問題はありませんが、してほしい場合はしてくれる寺院を探す必要があります。
戒名
一般的なお墓には戒名が刻まれています。戒名とは仏門に入った証としてつけられるものです。
無宗教の場合は、必ずしも戒名が必要なわけではありません。墓石に戒名を刻む必要もありません。墓石に刻む場合は、文字も自由なので、生前の名前やメッセージなどを刻むことも可能です。
ただ、実家の菩提寺に納骨する場合や開眼供養を行う場合は必要になることがあります。
3. 墓石はどんなものがいい?
無宗教でお墓を建てる場合、墓石はどんなものを選べばいいのでしょうか?
基本的に無宗教の場合、お墓のデザインや墓石の種類などに決まりがないため自由に選ぶことができます。ただし、霊園によっては墓石の形式を他と合わせるように決められているところもありますので、確認が必要です。
墓石の種類は数多く、色合いや石の模様など同じ石の種類でも微妙に異なります。産地も国産だけでなく外国産も数多く出回っており、価格もまちまちです。最近では墓石の色も黒やグレーだけでなく、桜色や青緑など明るい色も好まれており、自分のイメージにあったものを選ぶことができます。
事前にいろいろ調べたり、自分のイメージを石材店に相談してみるといいでしょう。
4. 遺骨を納骨するには?
日本では墓地以外の場所へ埋葬または納骨をしてはいけない、と法律で定められています。
それでは、お墓を建てる以外に遺骨を納骨する方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
永代供養墓
霊園が永代まで供養・管理してくれるお墓です。他の人の遺骨と合祀されますが、継承者がいない人や費用を抑えたい人など、近年人気となっているお墓です。
樹木葬
霊園墓地内にある、樹木や草花の下に遺骨を埋葬する方法です。永代供養墓と同様に、他の人と一緒に合祀されますが、霊園によっては遺骨を骨壺に入れて供養してくれる場合もあり、永代まで供養・管理してもらえます。
樹木葬とは?
手元供養(自宅供養)
自宅で遺骨を供養・管理する方法です。遺骨の全部または一部を粉骨し、小さな骨壺やアクセサリーなどの身に着けるものに入れて持ち歩くことができます。
自宅墓とは?
5. お墓がいらない場合は?
無宗教の場合は、お墓を建てないという選択肢も可能です。その場合、遺骨はどうすればいいのでしょうか?
散骨
火葬した遺骨を粉砕して海や山などに撒く方法です。最近では山林や海だけでなく、宇宙までお骨をロケットや衛星で運んだりすることもあるようです。ただし遺骨をどこに撒いてもいいわけではなく、自治体によっては禁止している場合もありますので、事前に調べておくことが必要です。
火葬
遺骨もいらないという場合は、火葬場で遺骨をほとんど形の残らない灰にすることができます。遺灰は持ち帰ることもできますし、火葬場で処理してもらうこともできます。
ダイヤモンド葬
ダイヤモンド葬とは、遺骨の中の炭素成分に熱と圧力をかけて遺骨ダイヤモンドにし、手元に残す供養の方法です。
アクセサリーとして身につけることもできます。
6. 納骨先を決める際気をつけるポイント
遺骨の納骨先を選ぶ際は、無宗教だからと言って自分一人で勝手に決めていいわけではありません。後々トラブルにならないために以下の点を注意しておきましょう。
家族・親族とよく相談する
お墓というのはとてもナーバスな問題で、家族や親族の中でもそれぞれ意見が異なるものです。昔ながらのお墓を大切にする人もいれば、自由に決めていいのではと思う人もいるでしょう。そのため、納骨先については決める前にきちんと説明して、理解をしてもらうことが大切です。
遺骨の面倒を見る人はいるか
お墓を建てる場合は、遺骨を管理・供養する人が必要です。もしも継承者がいない場合は、遺骨の管理が不要なお墓を選ぶようにしましょう。
もし自分のお墓の場合は、生前購入ができるお墓にしておくと後の心配がありません。
宗教の意識が薄れ、親族との関わりも希薄になっている現代において、今後無宗教者はますます増えていくことでしょう。
しかしながらそれが悪いわけではなく、お墓や冠婚葬祭などそれまでのしきたりに縛られることなく自由に選べる時代になっている、ととらえ、いろいろと調べてみるといいでしょう。
故人を身近に感じながら供養できる手元供養とは?


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故人を身近に感じながら供養できる手元供養とは?

大切な人を失うことはとてもつらいことです。喪失感から何も手につかなくなったり、外出することが少なくなったりと、日常をなかなか取り戻せないこともあるでしょう。そうした中、近年少しずつ増えているのが手元供養という新しい供養の形です。今回は手元供養についてご紹介いたします。
1. 手元供養とは
一般的に火葬された遺骨はお墓に納骨し供養しますが、手元供養とは、遺骨の全てもしくは一部を分骨し、自宅で管理・供養する方法で、自宅供養とも呼ばれています。
全骨の場合はすべての遺骨を自宅に置きますが、骨壺に入れたままの場合と、遺骨を細かく粉骨して小さな骨壺に入れ替える場合があり、最近では骨壺を納められる仏壇も販売されています。
分骨する場合は遺骨の一部だけを手元におき、残りの遺骨はお墓に納骨します。
お墓は一般的なお墓や永代供養墓、樹木葬、海や山への散骨などさまざまなケースがあります。
もし火葬場で分骨する場合は、後々手元供養していた遺骨を納骨することになった場合必要となるため、分骨証明書や火葬証明書を受け取って保管しておくようにします。
2. 手元供養が増えている理由
大切な家族を失い悲しみから日常を取り戻せないでいる場合には、遺骨を身近に置くことは、故人を身近に感じながら少しずつ心を癒すために必要なことなのかもしれません。
気持ちの整理がつくまでそばに置いておき、落ち着いたら納骨することもできます。
また、お墓が遠くにあってなかなかお墓参りに行けないため、分骨して自宅で供養するケースもあります。
結婚や転勤などで地元から離れて暮らしていたり、体が不自由になって外出が難しくなって手元供養を選ぶなど、それぞれ事情は異なります。
他にも、経済的な理由からお墓を建てられず、比較的費用がかからない手元供養を選ぶこともあります。
いつまでに遺骨を納骨しなくてはいけないという決まりがないため、ゆとりができてからお墓を購入したり、永代供養墓や散骨などにして費用を抑え、一部を手元供養にすることも可能です。
このように様々な理由から、近年手元供養が広まってきているのです。
3. 手元供養のメリット・デメリット
手元供養にはメリットもあればデメリットもあります。
メリットの一つは、故人を身近に感じられることです。
故人の遺骨を自宅に置いたり身に着けたりすることで、お墓に納骨するより身近に存在を感じられ、心の支えとなってくれます。また、高齢になって体が不自由になってくるとお墓参りに行くことが難しくなってきます。
そうしたとき手元供養であれば、自宅でいつでも供養できお墓参りの必要はありません。
他には、前述したように手元供養なら一般墓を購入するよりは費用が抑えられ、永代供養を選べば子どもへの負担もなくなります。
しかし、手元供養にはデメリットもあります。一つは近年生まれた形であるため、親戚や家族から反対されるケースも多いようです。年配者によっては分骨することを「あの世で故人が迷う」と言う人もいます。
また、家族から家に遺骨があることを嫌がられることもあります。人によっては遺骨が怖いと思うこともあり、家族の説得が必要となるでしょう。
他には、アクセサリーなどで身に着けている場合、紛失したり壊れたりしてしまう危険もあります。供養する人が亡くなった後に遺骨をどうするかも手配しておく必要があります。
4. 手元供養の種類
手元供養は大きく分けて、自宅で遺骨を骨壺に入れて保管するケースと、身近に付けられるものに入れて持ち運ぶケースに分かれます。自宅で保管する場合は、ミニ骨壺やミニ仏壇、プレートなどがあり、身に付けるタイプはペンダントやブレスレット、指輪やキーホルダーなどがあります。
ミニ骨壺
遺骨は粉砕してパウダー状にしてからミニ骨壺に納めます。本来の骨壺よりもコンパクトサイズになっており、素材はガラス製や陶器、木製、金属製などさまざまなものがあります。部屋に置くことを前提に作られているので、モダンなデザインやインテリアになじむものなど、一見骨壺に見えないものもあります。
ミニ仏壇・飾り台
仏壇がある場合は遺骨を仏壇に納めますが、ない場合はインテリアに合うミニ仏壇や飾り台などを用意するといいでしょう。
最近では、手元供養専用のミニ仏壇などもありますので、探してみるといいでしょう。
ぬいぐるみ
一見して遺骨が入っているとわからないように、クマなどのぬいぐるみに遺骨を入れられるようにしてあります。特にペットの供養などに選ばれているようです。
遺骨プレート
遺骨プレートとは、遺骨から不純物を取り除いてパウダー状にして金属化合物粉末と合成加工し、プレート状に加工したものです。プレートには故人の名前や死亡の年月日、故人の好きだった言葉など自由に刻印することができ、インテリアとして飾ることができます。
アクセサリー
身に着けられるようにアクセサリーの中に遺骨の一部をパウダー状にして入れられるものがあります。ペンダントやブレスレット、指輪、キーホルダーなどさまざまなものがあり、素材にプラチナやゴールドを使ったり、ダイヤモンドなどの石を装飾したりして高価なジュエリーに見えるものもあります。
手元供養をする場合は、必ず事前に家族や親族とよく話し合うことが必要です。
中には分骨をよく思わない人がいるため、後からトラブルにならないようにしましょう。
また遺骨を納める入れ物は様々なものが販売されており、費用も異なるため、ネットやお店などで調べてみるといいでしょう。
無縁仏とは?無縁仏になる理由と、生前にやっておきたい対策を紹介


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無縁仏とは?無縁仏になる理由と、生前にやっておきたい対策を紹介
目次
無縁仏とは
無縁仏とは、身寄りのないまま亡くなったり、お墓を管理する家族や親族がいなくなったりした遺骨のことを指します。昔は家族や親戚が近くに住み、互いに支え合い、強い繋がりがありました。しかし、現在は少子高齢化や核家族化が進んでおり、特に都市部では無縁仏の問題が顕著となっています。
総務省が令和5年3月に行った調査で、誰にも引き取られない無縁遺骨が約6万柱もあることが明らかになりました。この調査では、無縁遺骨の全体数を完全に把握しているわけではないため、実際にはもっと多くの無縁遺骨があると考えられます。
次のように、平成30年3月末から令和3年10月末までの約3年半で、無縁遺骨の保管数は30%以上も増加しています。
【引取者のない死亡人の遺骨の保管状況】
| 平成30年3月31日 | 令和3年3月31日 | 平成30年3月31日 | |
|---|---|---|---|
| 保管柱数 | 45,478 | 56,745 | 59,848 |
| 無縁遺骨を保管している市区町村の数 | 641 | 794 | 822 |
遺留金等に関する実態調査結果報告書(令和5年3月/総務省行政評価局)『基礎調査における引取者のない死亡人の遺骨の保管状況』より一部抜粋
無縁仏になってしまう理由
無縁仏になってしまう理由は、社会からの孤立だけではありません。ここでは、無縁仏になってしまう理由を見ていきましょう。
孤独死(無縁死)
無縁仏になってしまう大きな理由のひとつに孤独死があります。孤独死とは、一人暮らしの人が自宅などで亡くなり、長期間(数日から数週間、場合によっては数ヶ月)誰にも気づかれない状態のことです。
東京23区内における一人暮らしで、65歳以上の人の自宅での死亡者数は次のように年々増加しています。
また、総務省統計局が公表した令和2年の国政調査では、孤独死の総数は6,727人となっており、その中でもっとも多い年齢層は60〜69歳で全体の29.1%を占めています。死因の中では病死がもっとも多く、66.8%に上ります。
さらに次のように、単独世帯および夫婦のみの世帯が全体の約6割に増加しており、これに伴い孤独死のリスクも高まっていることが指摘されています。
お墓の管理者がいなくなる
お墓の管理者や継承者がいなくなると、無縁仏の状態になります。日本では家の長男がお墓を継承する風習が根強いですが、家族構成の変化に伴い、この風習を維持するのが難しくなっています。
未婚で生涯を送る人や、子どもを持たない選択をする人も珍しくありません。こうしたことからお墓を継ぐ人がいなくなり、結果として無縁仏になるケースが増えています。
お墓の管理料が支払われない
お墓の維持にかかる管理料が支払われない場合、遺骨は最終的に無縁仏となり、お墓は撤去されます。管理料の未払いが長期にわたると、管理者は官報への掲載や墓地内への立て札設置によって関係者に連絡を取ろうと試みます。しかし、一年間表示しても関係者から申し出がなければ、法律に基づき管理者は遺骨を無縁仏として改葬することになるのです。
新しいお墓を購入する際には、主に2つの費用がかかります。1つは墓石の費用、もう1つはお墓を建てるための土地、すなわち墓地の使用権に対する費用です。墓地は土地そのものを購入するのではなく、その使用権(永代使用権)を購入しています。
墓地は、お寺や霊園などの管理者が所有しているものであり、購入者はその管理者から土地の使用権を得て、自分の墓石を設置している状態です。したがって、管理費の滞納がある場合、管理者はその土地の使用権を取り消し、土地を回収する権利を持っているのです。
霊園や寺院の廃業
霊園や寺院が廃業してしまうことがあります。その際、通常は施設側がお墓の継承者に連絡をとり改葬を進めるため、無縁仏になることはありません。ただし、お墓の継承者に連絡を試みても応答が得られない・継承者が見当たらないといった場合、無縁仏となってしまいます。
無縁仏になると共同墓地に合祀される
孤独死を迎えた場合でも、身元が分かり家族との連絡が可能なケースもあります。しかし、家族が「関わりたくない」「縁を切っている」といった理由で遺体の引き取りを拒否するケースが増えています。
このように、身元不明や引き取り拒否により無縁仏になる場合、地方自治体が遺体を引き取り、火葬した後、行政が管理する共同墓地に合祀されます。
お墓に納められていたが無縁仏となる場合は、お墓の管理料が支払われないケースと同様に、官報への掲載などによってお墓の継承者に連絡を試みます。しかし反応がなければ遺骨は取り出され、共同墓地に合祀されます。
共同墓地への合祀では、遺骨の一部のみを合祀するか、体積を減らすために細かく砕いた状態での合祀が行われることがあります。これは、無縁仏の数が増加している中で、合祀スペースの問題も出ているからです。合祀後に引き取り者からの連絡があったとしても、一度合祀されると遺骨を取り出すことはできません。
無縁仏にならないための対策
誰にも看取られず、供養されないことはその人の尊厳に関わる問題です。多くの人が孤独死を避けたいと願い、無縁仏にならないための対策を取りたいと考えるでしょう。ここでは、無縁仏にならないための具体的な対策をご紹介します。
孤独死を防ぐ
無縁仏にならないために、孤独死を防ぐことが大切です。そのための具体的な方法を6つ見ていきましょう。
・親族に気にかけてもらう
親族とこまめに連絡を取り、気にかけてもらうことを意識しましょう。今はスマートフォンのLINEアプリなどで簡単に連絡をとることができます。「毎日○時」など定期連絡のタイミングを決めておくとよいでしょう。
万一、定期連絡が途絶えた場合、親族から自分の近所の人に連絡を入れて様子を見に来てもらうなど、対処方法も決めておいてください。
・コミュニティに参加する
習い事や地域の集まりなどに参加し、身近な知り合いを作っておく方法も有効です。毎日散歩に出かけたり家の前を掃除したり、決まった時間に外に出る習慣を作るのもよいでしょう。
毎日ご近所と顔を合わせて挨拶することで、いざという時に「今日は○○さんいないな、おかしいな」と異変に気づいてもらいやすくなります。とにかく、自宅にこもり切りにならないことが重要です。
・自治体のサービスを利用する
孤独死の問題は社会全体の取り組みが求められており、全国の自治体が孤独死対策に力を入れています。
たとえば、世田谷区では高齢者向けコミュニティの充実・電話訪問による見守り・見守りを必要とする高齢者の把握など、より早く異変に気づくための取り組みが行われています。
自治体ごとに孤独死対策の取り組み内容は異なるため、お住まいの福祉科などに問い合わせましょう。
・民間の見守りサービスを利用する
状況や目的に合わせて、柔軟にサービスを利用したい場合は民間の見守りサービスもおすすめです。
セキュリティ会社などが提供する見守りサービスは、センサーやカメラを自宅に設置し、異常を感知するとセキュリティ会社が対応します。家族はカメラからの画像や音声を確認でき、24時間の見守りが可能です。
家電や電球などに見守り機能を搭載し、利用したタイミングで家族に通知が届くサービスや、食事の配達時に見守りの機能を果たす配食サービスなどもあります。
費用や手軽さ、見守りの程度などはサービスにより異なるため、生活状況や性格に合った方法を検討しましょう。
・孤独死対策アプリを利用する
スマートフォンのアプリを活用してみるのもよいでしょう。
孤独死対策に取り組むアプリは、有料・無料どちらもさまざまなサービスがリリースされています。アプリを登録するだけで、スマートフォンの利用状況から家族へ安否情報がメールで配信されるサービスや、スマートフォンを持ち歩くことで家族が高齢者の位置情報を確認できるなど、多様なサービスがあります。
高齢者でも扱いやすいよう、複雑な操作を必要としない仕様になっているのが特徴です。
・老人ホームに入居する
老人ホームなどの介護施設では、スタッフによる健康管理や安否確認が24時間行われるため、見守りという意味で最も安心です。家族以外と接触する機会が増えることや、イベントやレクリエーションなどの充実も魅力です。
老人ホームは、入居できる対象の方・費用・サービス内容など、タイプによってさまざまです。人気の施設は数年単位の入居待ちが発生することもあるので、希望の方は早めに情報収集することをおすすめします。
エンディングノートや遺言を残す
葬儀や供養に関する自分の意志を信頼できる人に伝えるために、エンディングノートや遺言を残しましょう。
エンディングノートを配布している自治体もありますが、市販のノートでも問題ありません。家族や友人の連絡先や葬儀の希望、生前契約したお墓がある場合はその情報も記しておきます。
エンディングノートに記載された内容は、法的な相続の効力がありません。そのため、相続に関する内容も残したい場合は、専門家と相談して遺言書を作成しましょう。
墓じまいをしておく
自分が亡くなった後、お墓を管理する人がいなくなる場合は、無縁仏になる前に墓じまいしておきましょう。
墓じまいとは、墓石を撤去し、更地にした墓所の使用権を管理者に返還することです。お墓に納められている遺骨を取り出し、新しい納骨先に改葬します。お墓の跡継ぎがいない場合の改葬では、霊園や寺院に永代にわたって供養してもらえる永代供養墓が人気です。
墓じまいをする際には、後々のトラブルを防ぐために、家族や親族に事前に相談し、同意を得ておく必要があります。
永代供養墓を生前契約しておく
近頃、身寄りのない方や子どものいない方、お墓の跡継ぎがいない方が生前に永代供養墓を申し込むケースが増えています。自分で永代供養墓を準備しておくことにより、自分の死後に無縁仏になるリスクや、お墓を継いだ人が墓じまいをする苦労を避けられるからです。
お墓の後継ぎが遠方にいる場合、お墓を継承した子や孫世代がいつまでも元気にお墓参りできるとは限りません。子や孫が年を重ねて遠方のお墓参りが難しくなると、お墓は管理されなくなってしまいます。お墓の後継ぎが遠方にいる方にとっても、無縁仏の対策として永代供養墓の生前契約は有効です。
無縁仏はお参りしてはいけない?
よく「無縁仏をお参りしてはいけない」「無縁仏に手を合わせてはいけない」といわれますが、ご先祖様のお墓と同様に手を合わせてお参りしても問題ありません。
「無縁仏お参りしてはいけない」とされたのは、「故人が寂しさから、お参りに来た人をあの世に連れて行く」という迷信に由来しています。お線香やお花などのお供物を準備し、通常のお墓と変わらない方法でお参りしましょう。
無縁仏にならないよう、生前準備をしておきましょう
孤独死やお墓の管理者不在などの問題により、無縁仏の数が増えています。親族と定期的に連絡を取る、自治体や民間のサービスを活用するなどして、孤独死対策を心がけましょう。葬儀や供養に関する自分の意志をエンディングノートなどで伝えることも大切です。
また、お墓の継承者がいない、遠方に住んでいるなどの理由で無縁仏になることへの不安がある場合、墓じまいを行い、生前に永代供養墓を契約しておくなどの対策を検討しましょう。
知っておきたい樹木葬 購入時にかかる費用


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知っておきたい樹木葬 購入時にかかる費用

2020年5月29日に樹木葬の費用について紹介しましたが、
今回は、樹木葬購入時に必ず知っておきたい5つの費用について紹介します。
1. 樹木葬にかかる5つの費用とは
樹木葬は基本的には永代供養になるので、永代供養料を支払うことになります。永代供養料以外にかかる費用として、管理料、納骨手数料、護持費、彫刻費、パウダー(ふんこつ)費用などが発生する場合があります。
霊園によってはそれらがすべて販売価格に含まれている場合もあれば、別にかかる場合もあります。
合計したら意外と高かった、ということにならないためにも、それぞれが何の意味があり、費用が何に使われるか知っておくとがよいでしょう。
2. 管理料とは
一般的にお墓は購入する際、管理料が発生します。その管理料は、墓地や霊園を維持管理していくための費用となり、わかりやすく言うと、マンション購入時に発生する設備その他共用部分の維持及び管理をするために費用と同じになります。
また、生前だけ発生するものや、一定期間のみ管理料がかかる場合もあります。
樹木葬の場合、寺院、墓地、霊園が管理してくれるのでほとんどの場合費用はかかりませんが、一部管理料がかかる樹木葬もあるので事前に確認しましょう。
3. 納骨手数料とは
納骨手数料とは、樹木葬に遺骨を納めるためにかかる費用になります。
樹木葬の種類によっては、本体に含まれる場合や納骨の際にかかる場合もあるため、事前に樹木葬の運営者に確認しましょう。
納骨の時期に決まりはありませんので、気持ちが整理つくまで故人様のそばにいたい、早く納骨をすませたいなど、自分たちが希望する日を納骨の日とすればよいでしょう。
納骨のタイミングがわからない人は、四十九日や、一周忌や、三回忌など節目の時に行うのが良いでしょう。
4. 彫刻費とは
一般的には寺院墓地にお墓を建てるためには、檀家に入らないといけません。
この檀家の会費が「護持会費」になります。相場は15,000~20,000円程度。
樹木葬の多くが、檀家にならなくてもいい樹木葬になりますが、護持費がかかる樹木葬もありますの確認が必要です。
5. 護持費とは
近年ネームプレートを使用する樹木葬が増えてきています。一般的には故人の名前や『〇〇家』と刻む場合が多いようです。
なかには、故人の好きな言葉、想いや感謝の言葉、飼っていたペットなどを刻むことができる樹木葬もあるようです。
名前を残す墓誌がない樹木葬は、銘板を作るか作らないかをオプションとして選択することができる樹木葬もあります。
6. パウダー(ふんこつ)費用とは
「粉骨」は簡単に説明するとお骨を細かく粉のような状態にする事です。埋葬する際に通常の骨壺のままではなく、ご遺骨をパウダー状に粉骨(ふんこつ)して一人一人専用容器に入れて納骨したり、供養袋に移し替えて土の中に直接埋葬することがあります。
樹木葬購入にかかる費用は、それぞれの霊園によって異なります。何か含まれて何が含まれないのか、トータルでいくら必要なのかを事前に必ず確認しておくようにしてください。
また、今回紹介した費用以外にも発生する場合がありますので、その場合はそれが何のための費用なのか質問してみるといいでしょう。















