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2022.12.08 

樹木葬

お墓

樹林墓地とは?特徴や費用から、後悔しない選び方を解説

樹林墓地とは?特徴や費用から、後悔しない選び方を解説

樹林墓地は樹林・樹木を墓標とするお墓のことです。最近、お墓参りの利便性などから”都市型”も増えており、樹木葬・樹林墓地には申込みが殺到していると言います。この記事では樹木墓地について解説していきます。これから樹木墓地を検討する方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 樹林墓地とは

近年、環境への配慮と、遺した家族への負担の軽減から、「自然葬」が注目を集めています。自然葬の一種・樹木葬によって葬送され、樹木を墓標とした合葬墓地のことを「樹林墓地」と言います。「樹林型合葬埋蔵施設」というのが正式名称で、一つの樹木の下に複数人のご遺骨が合祀されています

都立霊園の樹林墓地と樹木墓地の違い

特徴
樹林墓地 一つの樹木の下に複数人のご遺骨が合葬される
樹木墓地 一つの樹木の下に一人のご遺骨が納められる

ただし、樹林墓地の明確な定義はないが、「一つの樹木の下に複数人のご遺骨が合葬される」合葬墓を指す場合が多い。同じ区画に血縁者のご遺骨を埋めることができる家族葬形式や、一つの樹木の下に複数人が埋葬される場合でも、区画が区切られ他人のご遺骨と混ざらない合葬形式もあります。どのように定義しているかは、事前に霊園へ確認をとっておきましょう。

2. 樹林墓地にかかる費用

樹林墓地にかかるのは、基本的に埋葬時にかかる初期費用のみで、相場は数万円~50万円ほどです。一般的な墓石を建てるお墓が100万円~費用が掛かることを考えると、かなり安くおさえられます。樹林墓地を管理しているのは主に「公営霊園」「民間霊園」「寺院墓地」の3つで、どこへ埋葬するかによっても費用が異なってきます。自分の樹林墓地の管理をしている団体に、あらかじめ費用を尋ねておくとよいです。



3. 樹林墓地の魅力

樹林墓地にかかるのは、基本的に埋葬時にかかる初期費用のみで、相場は数万円~50万円ほどです。一般的な墓石を建てるお墓が100万円~費用が掛かることを考えると、かなり安くおさえられます。樹林墓地を管理しているのは主に「公営霊園」「民間霊園」「寺院墓地」の3つで、どこへ埋葬するかによっても費用が異なってきます。自分の樹林墓地の管理をしている団体に、あらかじめ費用を尋ねておくとよいです。

後を継ぐ家族がいなくても入れる

樹林墓地は永代供養型のお墓です。永代供養とは、ご遺族の代わりに霊園や寺院がご遺骨を管理してくれる形のことを指します。一般的なお墓は、定期的にお墓参りに行ったり、法要を行ったりするなど、子孫が管理をしなくてはなりません。しかし、樹林墓地では管理や支払いの必要がないため、身寄りのない人、後を継ぐ人がいない人でも安心してお墓に入れます。

宗旨・宗派を問わずに入れる

樹林墓地は基本的に宗旨・宗派を問われずに入ることができます。ご遺骨の管理は霊園や寺院が永代で行うため、一般的なお墓に入る際のような、檀家になる必要もありません。寺院が母体の樹林墓地なら、宗派に則って祭祀が行われます。公営の霊園や民間の霊園では、定期的に合同法要を行っている所もあります。

自然に還ることができる

工業化が進む現代において、自然の中に還れる樹林墓地が注目されています。基本的には生前から契約ができるので、自分の意志で死後の形を選ぶことができます。同じ「自然に還る」葬送の形である「散骨」に対して、樹林墓地は樹木がシンボルとなり、ご遺骨が眠る場所が存在します。そのため、お墓参りも可能です。

費用を安くおさえられる

近年、少子高齢化が進み、家族の形が昔とは変わってきています。代々子孫がお墓を継いできていましたが、自分の死後、子孫に経済的な負担をかけたくない、という人も増えています。樹林墓地なら一般的なお墓と比べて、年間の管理費などの費用をおさえることができます。



4. 樹林墓地を選択する際の注意点

近年の家族の形や環境への配慮から、注目されている樹林墓地。一見、魅力的な要素が多いように思えます。しかし、樹林墓地ならではの注意点もあります。ここでは、樹林墓地を選ぶ場合に気を付けたいことをご紹介します。

後でご遺骨を取り出せない

樹林墓地は基本的に、複数人が同じ樹木の下に埋葬される「合祀」の形をとります。そのため、故人のご遺骨だけを後で取り出すことができません。また合祀では、同じ場所に何人ものご遺骨が埋葬されており、個人の場所の区分がありません。お墓参りに訪れても、手を合わせる場所をどこにしたらよいのかわからない、と迷ってしまう場合も。ご遺族の気持ちに整理がつくまでは、ご遺骨を手元に残しておくと、後悔しないですみます。

家族・親族から理解が得られない

樹林墓地は永代供養型のお墓のため、子孫に継いでいくことができません。ご家庭に歴史があり、先祖代々のお墓がある場合は、そこに入らない事に対して、家族や親族から理解を得られないことがあります。子孫とお墓が分かれてしまうことについて、子や孫から反対される場合もあるでしょう。樹林墓地に入りたいと思ったら、自分の死後の希望を、事前に周囲へ伝えておくことが大切です。

自然の中に埋葬するからこその注意点

樹林墓地の種類によっては、里山などの広大な自然の中に埋葬する場合もあります。その際は、墓地までの交通アクセスや足場が悪くなってしまう事が多く、お墓参りに訪れる子孫に負担がかかります。また、自然の樹木の中に埋葬するため、時間の経過や環境によって、樹木が荒れて景観が変わる場合もあります。事前にどこの樹林墓地に入るかや、霊園がどこまで管理をしてくれるかを確認しておきましょう。

5. 樹林墓地の事例

では、実際に樹林墓地にはどのような形があるのでしょうか。お墓としての景観や、お参りへ行く際のアクセスなど、気を付けたいポイントとともに事例を見ていきましょう。

庭園型

決まった空間に樹木や花を植えて埋葬するガーデニング型の樹林墓地です。大きな空間を必要としないため、都市部に多く、アクセスが良いのが特徴です。費用は公園型、里山型と比べて割高になります。しかし、お墓参りに来る子孫に、不便な思いをさせたくない人におすすめです。

公園型

庭園型より広いスペースに、樹木や花を植えた樹林墓地です。ある程度の空間が必要になるため、郊外に多く見られます。庭園型に比べ、アクセスは悪くなってしまいます。しかし、公園として整備されているため、広々とした美しい景観のお墓を求める人におすすめです。

里山型

山林のように大きな空間に、自然と共存する目的で建てられた樹林墓地です。山の中にあるためアクセスが悪く、お線香を買う売店や、バリアフリーなどの設備が整っていない所が多いです。自然の景観を壊さないように建てられた墓地なので、環境に配慮したお墓に入りたい人におすすめです。

6. 樹林墓地は、後世を思いやった埋葬の形です

「樹林墓地」は従来の墓石による埋葬方法とは違った新たなお墓で、時代背景にもマッチしているため、今後ますます検討する人が増えていくでしょう。ただしまだあまり一般的でないお墓なので、メリット・デメリット、検討している墓地の特徴やルールをしっかり理解した上で後悔のないお墓選びをしていきましょう。