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2021.08.18 

供養

 

お布施とは何か?
そもそもの意味や金額相場、マナーをここで確認!

お布施とは何か?そもそもの意味や金額相場、マナーをここで確認!

葬儀や法事、法要などで僧侶へ渡す金銭であるお布施ですが、どのような意味があるかご存知でしょうか。
またこのお布施には渡し方、包み方にもマナーが存在します。今回はお布施の意味やお布施に関するマナー、金額相場などを解説します。

1. お布施とは

お布施とは、読経をしていただいたり、戒名をつけていただいたりしたお礼として僧侶に渡す金銭のことを指します。原則として、お布施は僧侶のおこなった読経や戒名などに対する対価ではなく、ご本尊に捧げるものです。
このお布施がご本尊をお守りする寺院の維持や活動費となります。対価や給料といった位置づけではないため、基本的にお布施の金額に決まりはありません。

2. お布施が必要なタイミング ・渡すタイミング

お布施は、葬儀や法事、法要の際には準備しておく必要があります。葬儀では、読経料や戒名料として、法事、法要では読経料や御食事代としてお布施を僧侶へお渡します。それぞれ、どのタイミングで渡すのかについてみていきましょう。

葬儀でお布施を渡すタイミング
明確な決まりはありませんが、葬儀が始まる前に渡すのが一般的です。葬儀当日は葬儀社スタッフから僧侶到着の連絡があり、葬儀前に僧侶へ挨拶をする際にお布施も渡すのがスムーズです。
もちろん葬儀前に時間が取れなかった場合は、葬儀後に渡しても問題ありません。葬儀当日に渡せなかった時は、後日お寺へ訪問して渡しましょう。

法事・法要でお布施を渡すタイミング
法事や法要でも渡すタイミングに明確な決まりはありませんが、こちらも法事が始まる前に僧侶へ挨拶をおこなう時に渡すのが一般的です。もちろん終わった後にお渡しする場合もあります。

お布施を渡す際のマナー
葬儀や法事、法要でお布施を渡す際にはマナーが存在します。封筒に入れた状態で、そのまま僧侶に手渡しするのはマナー違反です。一般的には「切手盆にのせてお渡しする」もしくは「袱紗にお布施を包んだ状態で持参、僧侶の前で袱紗から取り出してお渡しする」のがマナーとなりますので注意しましょう。

切手盆にのせて渡す際のマナー 
小さな黒塗りのお盆を切手盆と呼びますが、葬儀社にお願いすると貸し出してくれますので、持参が難しい場合は借りておくようにしましょう。お布施を切手盆にのせてお渡しする際の基本的な手順は以下です。

①お布施を自分に向けて切手盆にのせる
②お盆の右上を右手、左上を左手で持つ
③お盆を右回りに回して、相手から見て正しい向きにお布施が見えるようにする
④僧侶に差し出す
⑤僧侶が受け取り、切手盆を返されたら受け取る

袱紗から取り出して渡す際のマナー
お布施を封筒のまま持参することはしません。必ず袱紗に包んだ状態で持参して、僧侶の前で袱紗を開き渡すようにしましょう。お布施を袱紗からお渡しする際の手順は以下の通りです。

①畳んだ袱紗にお布施をのせて、両手で僧侶へ差し出す
②お布施が僧侶から見て正面に来るようにする
③僧侶が受け取り、袱紗を片付ける

3. お布施の金額について

お布施は読経や戒名に対する対価ではなく、ご本尊に捧げるものですので明確な金額は定まっていません。また、地域や葬儀、法要の規模やお寺との関係性によっても大きく変化するものです。以下でご紹介するお布施の金額はあくまで相場なので、一つの目安としてご確認ください。

通夜・葬儀の場合
通夜・葬儀でのお布施相場は、15~50万円と言われています。地域や宗派によってもお布施の金額は大きく異なりますので、相場金額にもかなりの幅があります。
葬儀でお渡しするお布施には読経料と戒名料が含まれているため、法要に比べると高額な傾向にあります。

法要の場合

四十九日法要 3~5万円程度
一周忌法要 3~5万円程度
三回忌法要 1~5万円程度
七回忌法要 1~5万円程度

命日から四十九日後に故人が極楽浄土に行けるかの最後の審判を受けるという仏教的思想に基づき、故人が極楽浄土へ渡れるようご遺族が祈る盛大な法要が四十九日法要です。この四十九日法要のお布施相場は、3~5万円と言われています。一般的に法要のお布施は、葬儀に近いものほど金額が高くなります。上記は七回忌法要までのお布施の相場ですので、参考にしてください。

納骨時の場合
故人の遺骨をお墓に納骨する際におこなわれるのが、納骨法要です。納骨法要は四十九日法要と同時におこなうこともあり、納骨法要のお布施相場は1~5万円です。
また納骨時には、お墓に故人の魂を宿らせる開眼供養をおこなうこともあります。開眼供養のお布施相場も同様に1~5万円ほどになります。

お盆の場合
お盆の際に行う法要の場合、お布施相場は5千円~2万円です。ただし、四十九日法要後初めてのお盆である新盆の場合は、3万円~5万円程度です。

4. お布施の意味や金額、マナーを押さえておこう

お布施は僧侶にそのまま手渡しするものではありません。奉書紙か封筒で包んで渡す必要があります。また、表書きなどのマナーも存在します。ここでは、お布施を準備する方法や手順を紹介します。

お布施の包み方
お布施は奉書紙か白い封筒で包んで渡すのが一般的です。奉書紙で包む場合は、中袋を準備しておきましょう。中袋に包んだお布施を、奉書紙の裏面、真ん中から左に置きます。その後、「左→右→下→上」の順で折ります。奉書紙は、つるつるした面が表面、ザラザラした面が裏面となります。白い封筒でお渡しする場合は、無地のものか「御布施」と記載されているものを使用しましょう。表面に郵便番号や住所を記載する必要はありません。郵便番号が記載できる封筒を使うのはマナー違反なので注意が必要です。

お布施の書き方
封筒の表面に「御布施」または、「お布施」と表書きをしましょう。裏面には、「住所・氏名・金額」を記載する必要があります。また金額の数字は、漢数字の代わりに用いる漢字、いわゆる「大字」で記載する必要があるので注意しましょう。例えば「一」は「壱」、「二」は「弐」と記載します。

水引は必要ない
香典には水引付の封筒が必要となりますが、お布施の場合は不要です。水引には「不幸を追い払う」という意味合いがありますが、お布施は僧侶に渡すものであり、お寺への不幸があってお渡しするものではないため水引は不要となります。

5. お布施の意味や金額、マナーを押さえておこう

葬儀や法事、法要の際に僧侶へお渡しするお布施は対価ではなく、明確な金額は決まっていません。読経をしてい
ただいたり、戒名をつけていただいたりしたことに対してお渡しする金銭であると思いがちですが、正しくはご本尊に
対して捧げるものです。地域や宗派によってもお布施の金額は異なるものですが、初めてでお布施の金額が不安な
場合は、今回の記事に記載している相場を参考にしてみてください。

また、お布施は渡すタイミングや渡し方にもマナーが存在します。封筒にお布施を入れて、そのまま僧侶へお渡しす
るのではなく、正しいマナーで渡すことを心がけましょう。