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未来のお墓研究所

投稿日:2021.12.13
更新日:2025.08.18

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墓じまいのお布施の金額相場とは|お布施のマナーや全体の流れも解説

墓じまいを考えたとき、「お布施はいくら渡せばいいの?」「どんな封筒を使えばいいの?」と悩まれる方は少なくありません。この記事では、お布施の金額相場や表書き・渡し方のマナーなどをわかりやすく解説します。事前に知っておくことで、心穏やかに準備を進められますので、ぜひ最後までご覧ください。

墓じまいのお布施の金額相場

墓じまいのお布施の金額相場

墓じまいのお布施は「お経をあげた対価」ではなく「感謝の気持ち」を表すもののため、金額には明確な決まりはありません。地域やお寺の慣習、僧侶との関係性によって変わるので、具体的に知りたい場合はお寺や知人に聞いてみましょう。

ここでは、主に行われる「閉眼供養」と「開眼供養」それぞれのお布施の相場をご紹介します。

閉眼供養

墓石を撤去する前に、先祖の魂を抜く儀式です。「脱魂式」「抜魂式」「御精根抜き」と呼ばれることもあります。公営・民営の墓地で、行うのが一般的とされています。

・相場:3〜10万円程度
・格式の高いお寺や代々のお付き合いがある場合は、20万円前後になることも
・僧侶手配サービス(ネット)では、3〜5万円と比較的安価なケースも

開眼供養

新しい墓地や納骨堂に遺骨を移す際、魂を宿すための儀式です。「魂入れ」「お性根入れ」とも呼ばれます。

・相場:3〜5万円程度
・寺院墓地では必要になるケースが多い
・民営・公営墓地や合葬・散骨では必須ではないが、僧侶を呼ぶ場合はお布施の準備を

墓じまいのお布施に関するマナー

墓じまいのお布施に関するマナー

墓じまいは何度も経験するものではないため、「どう渡せばいいの?」「どんな封筒を使うの?」と戸惑う方も多いでしょう。ここでは、墓じまいのお布施に関する基本的なマナーを4つに分けてご紹介します。

①封筒の種類(お布施の袋)

厳密な決まりはありませんが、「御布施」と印字された封筒や白無地の不祝儀袋が一般的です。コンビニや100円ショップでも購入可能です。宗派や地域によって風習が異なるため、不安な場合は事前に確認しておくと安心です。

②表書き・書き方

封筒の表面には、濃墨で「御布施」と記載するのが一般的です(印字されているものでもOK)。下部には「○○家」またはフルネームを記入し、裏面には住所や電話番号、金額を書く場合もあります。

「薄墨」はお悔やみごとの際に使うため、お布施では避けましょう。

③お札の入れ方

お札は、肖像画が表・上向きになるように入れます。新札でも古札でも構いませんが、しわが目立つ汚れたものは避けましょう。

なお、香典では古いお札を裏向きで入れるのが一般的ですが、お布施では入れ方が異なりますのでご注意ください。

④渡すタイミングと渡し方

お布施を渡すのは供養の前後どちらでも構いません。袱紗(ふくさ)に包んで持参し、取り出して手渡すのが丁寧な印象です。

・供養の前 →「本日はよろしくお願いいたします」とご挨拶の際に
・供養の後 →「本日はありがとうございました」とお礼の際に

墓じまいでお布施以外に必要なお金

墓じまいでお布施以外に必要なお金

墓じまいでは、お布施のほかに「御車代(おくるまだい)」や「御膳料(ごぜんりょう)」を渡すことがあります。これらは必ず必要なものではありませんが、状況に応じて用意しておくと安心です。

御車代

僧侶に遠方まで来てもらう場合の交通費の代わりとして渡すものです。

・相場:5,000円〜1万円程度
・必要な場合: 僧侶が現地に来る(電車・車・飛行機など)
・不要な場合: 菩提寺で供養する/遺族が送迎する
・新幹線や飛行機などでの移動がある場合は、実費相当額を渡すことも
・お布施とは別の封筒に包むのがマナー

御膳料

法要後の会食に僧侶が出席しない場合、お食事代の代わりとしてお渡しするお礼です。

・相場:5,000円〜1万円程度
・必要な場合: 僧侶が会食に参加しない
・不要な場合: 僧侶が会食に参加する
・複数の僧侶が来られた場合は、ひとつの封筒にまとめて渡してOK
・御布施・御車代とは別の袋で渡すのが基本

墓地ごとに見る墓じまいのお布施の注意点

墓地ごとに見る墓じまいのお布施の注意点

墓地には大きく分けて、寺院墓地・民営墓地・公営墓地の3種類があります。墓じまいの際に必要となるお布施の金額や必要性は、墓地の種類によって異なるため注意が必要です。こでは、それぞれの墓地タイプ別に、お布施に関するポイントをご紹介します。

寺院墓地

寺院墓地はお寺が管理・運営する墓地で、境内にある場合と、離れた場所にある場合があります。

・閉眼供養は基本的に必須で、お布施の準備が必要
・加えて離檀料(5〜20万円程度)を包むのが一般的

金額に明確な決まりはなく、僧侶に尋ねても「お気持ちで」と言われることが多いものです。金額を相談したいときは、「皆さんどれくらい包まれていますか?」とやんわり尋ねるのがおすすめです。同じお寺で墓じまいを経験した親族や知人に相談してみるのもよいでしょう。

民営墓地

民営墓地は、宗教法人や社団法人などから委託された民間企業が管理・運営している墓地で、宗教的制約が少ないのが特徴です。

・閉眼供養は必須ではない
・ただし、閉眼供養しないと石材店にお墓の解体を敬遠される傾向がある

そのため、閉眼供養を行い、僧侶にお布施を渡す方がスムーズと言えるでしょう。僧侶の手配は遺族側で行う必要がありますが、最近では僧侶手配サービスも増えており柔軟に対応できます。

公営墓地

公営墓地は、都道府県や市町村、または自治体から委託された企業が管理・運営する墓地です。

民営墓地と同様、閉眼供養は義務ではありません。ただし、供養を行ったほうがトラブル防止につながるため、実施される方が多いです。閉眼供養をする場合は、もちろんお布施も必要になります。

安心して墓じまいを迎えるために|お布施の準備をしっかりと

安心して墓じまいを迎えるために|お布施の準備をしっかりと

墓じまいでは、供養をお願いした僧侶へ感謝の気持ちとしてお布施を渡すのが一般的です。相場は3〜10万円ほどで、御車代や御膳料が必要になることも。渡す際は表書きした袋にお札を入れ、袱紗から丁寧に渡しましょう。不安な点は事前にお寺や親族に確認しておくと安心です。感謝の気持ちを大切に、落ち着いて当日を迎えてくださいね。