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2026.2.27

供養

神道のお葬式とは?仏式との違いや流れ、参列時のマナーを解説

神道のお葬式とは?仏式との違いや流れ、参列時のマナーを解説

神道のお葬式に参列することになり、「仏式と何が違うのだろう」「マナーを間違えたらどうしよう」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。日本では仏式の葬儀が一般的なため、神道式の流れや作法に戸惑うのは自然なことです。この記事では、神道のお葬式の基本的な流れや、参列者として知っておきたいマナーを解説します。

神道式と仏式の葬儀の違い

神道式と仏式の葬儀の違い

神道式と仏式の葬儀では、儀式の流れや作法だけでなく、そもそもの考え方に違いがあります。参列する立場としても、この違いを知っておくと戸惑いを減らせるでしょう。

神葬祭の目的は「故人を祖霊として祀る」こと

仏式の葬儀は、亡くなった方の魂を極楽浄土へ送り出すための儀式とされています。一方、神道式の葬儀である神葬祭(しんそうさい)は、故人を「祖霊」として家に迎え、やがて家族や子孫を見守る存在になってもらうことを目的としています。

神道では、人は亡くなると終わりになるのではなく、祖先の霊とともに家を守る存在になると考えられています。そのため、神葬祭は別れの場であると同時に、新たな形でのつながりが始まる儀式でもあるのです。

この死生観の違いが、葬儀の作法や言葉遣い、香典の呼び方などにも反映されています。

葬儀が神社で行われない理由

神道では、死は「穢れ」と考えられています。穢れとは不浄という意味ではなく、生と死の境界に生じる特別な状態を指します。

神社は神様を祀る清浄な場所であるため、穢れを伴う葬儀は原則として行いません。そのため、神道式の葬儀は斎場や自宅、セレモニーホールなどで執り行われるのが一般的です。

この考え方を知らないと、「なぜ神道なのに神社でしないのだろう」と疑問に感じるかもしれませんが、神道の価値観に基づいた自然な選択だといえます。

神式葬儀の流れ

神式葬儀の流れ

神道式の葬儀である神葬祭は、一般的には仏式と同じく2日間にわたって執り行われます。流れ自体は仏式に近いものの、儀式の名称や作法には神道ならではの特徴があります。

通夜祭(神葬祭1日目)

通夜祭は、仏式の通夜にあたる儀式です。神職が祝詞(のりと)を奏上(そうじょう)し、故人の御霊を慰めます。

参列者が行う拝礼は、仏式の焼香ではなく「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」です。榊の枝である玉串に心を託して捧げる点が、仏式との大きな違いといえるでしょう。

流れ自体は神職の指示に従えば問題なく、事前に細かい作法を完璧に覚えておく必要はありません。

遷霊祭(せんれいさい)

遷霊祭は、通夜祭の中で行われる神葬祭の中でも重要な儀式です。故人の御霊を遺体から「霊璽(れいじ)」へと移すためのもので、「御霊移し(みたまうつし)」とも呼ばれます。

霊璽とは、神道において故人の御霊をお祀りする依代で、仏式でいう位牌にあたるものです。

この儀式では、会場の照明が落とされることがあります。参列者が何かを行う場面はなく、静かに見守るのが基本。突然暗くなることで驚く方もいますが、神道の葬儀では珍しいことではありません。

葬場祭(神葬祭2日目)

葬場祭は、仏式の葬儀・告別式に相当する儀式で、神葬祭の中心となる場です。神職による祝詞奏上のほか、弔辞や弔電の奉読、玉串奉奠が行われます。

参列者にとっては、故人と正式にお別れをする最後の場面になります。服装や立ち居振る舞いは仏式と大きく変わらないため、落ち着いて臨めば問題ありません。

火葬祭・埋葬祭について

葬場祭の後、火葬場で火葬祭が行われることがあります。また、後日あらためて埋葬祭が行われるケースもあります。

ただし、これらの儀式に参列するかどうかは立場や地域によって異なります。案内があった場合のみ参列すればよく、特に連絡がなければ無理に同行する必要はありません。

神道式葬儀での拝礼方法|玉串奉奠の作法

神道式葬儀での拝礼方法|玉串奉奠の作法

神道式葬儀では、仏式の焼香にあたる拝礼として玉串奉奠が行われます。初めて参列する場合でも、基本を押さえておけば過度に構える必要はありません。

玉串奉奠とは

玉串奉奠とは、榊の枝である玉串に心を託し、故人の御霊に捧げる拝礼のことです。仏式における焼香、キリスト教における献花と同じ位置づけと考えると分かりやすいでしょう。

神道では、玉串を通して神や御霊に敬意と哀悼の気持ちを表します。形式よりも、故人を思う気持ちを大切にすることが基本です。

玉串奉奠の基本的な流れ

玉串奉奠は、神職や係の案内に従って行えば問題ありません。一般的な流れを、順番に見ていきましょう。

1 神職と遺族に一礼し、玉串を両手で受け取る。
受け取る際は、玉串を胸の高さで丁寧に持つよう意識する。
2 玉串を正面に立てるように持つ。
玉串を時計回りに回転させ、根本が祭壇側を向くよう持ち替える。
3 祭壇へと進み、玉串の根本を祭壇側に向けて供える。
玉串台が用意されている場合は、指定された位置に静かに置く。
4 二礼・二忍び手・一礼の順で拝礼する。
忍び手とは、音を立てずに行う拍手のこと。
5 数歩下がって遺族に一礼し、席へ戻る。

動作に多少の違いがあっても、厳しく咎められることはありません。周囲の様子を見ながら、落ち着いて行動すれば十分です。

神道式葬儀の香典マナー|玉串料の準備方法

神道式葬儀の香典マナー|玉串料の準備方法

神道式葬儀では、仏式の香典にあたるものとして「玉串料」を用意します。呼び方や表書きに神道ならではの決まりがあるため、事前に確認しておくと安心です。

香典は「玉串料」と呼ばれる

神道式の葬儀では、「香典」という言葉は使いません。代わりに、「御玉串料(おたまぐしりょう)」「御榊料(おさかきりょう)」「御霊前」「御神前」といった表書きを用います。

これらはいずれも、玉串奉奠の代わりに金銭をお供えするという意味を持っています。迷った場合は、「御玉串料」と書いておけば失礼にあたることはありません。

一方で、仏式で用いられる「御香典」「御仏前」などの表現は避けるようにしましょう。

玉串料の金額目安

玉串料の金額は、仏式の香典と同程度で問題ありません。故人との関係性や立場に応じて、無理のない範囲で包むのが基本です。

一般的な目安は以下のとおりです。

故人との関係 金額の目安
自分または配偶者の親 3万円〜10万円
自分または配偶者の兄弟姉妹 3万円〜5万円
自分または配偶者の祖父母 1万円〜5万円
叔父・叔母・親戚 5千円〜3万円
会社関係者・知人 5千円〜1万円

不祝儀袋の選び方と表書き

不祝儀袋の選び方と表書き

不祝儀袋は、蓮の花が描かれていないものを選びます。水引は黒白、または双銀の結び切りが一般的です。

表書きの下段には、自分の氏名をフルネームで記します。夫婦連名の場合は、中央に夫の氏名を書き、左側に妻の名前を添えます。

内袋がある場合は、表面に金額を大字で、裏面に住所と氏名を書きます。金額は「金壱萬圓也」のように表記します。

形式に不安がある場合でも、最低限これらを押さえていれば、マナー違反になることはありません。

参列者が気をつけたい神道式葬儀のマナー

参列者が気をつけたい神道式葬儀のマナー

神道式葬儀では、仏式と共通する部分が多い一方で、参列者が気をつけたい独自のマナーもあります。事前にポイントを押さえておけば、当日戸惑うことはありません。

数珠は持参しない

神道式の葬儀では、数珠は使用しません。数珠はもともと仏教の読経と結びついた道具であり、神道の儀式では用いられないためです。

誤って持参してしまっても大きな問題になることはありませんが、基本的にはバッグに入れずに参列するのが望ましいでしょう。

服装は仏式と同じ喪服で問題ない

服装については、仏式と同様の喪服で問題ありません。男女ともに黒を基調とした礼服を着用し、靴やバッグ、ストッキングなどの小物も黒で揃えます。

華美なアクセサリーは避け、結婚指輪程度に留めるのが無難です。神道式だからといって、特別な服装を用意する必要はありません。

お悔やみの言葉に注意

神道式の葬儀で特に気をつけたいのが、お悔やみの言葉です。神道と仏教では死生観が異なるため、仏式特有の表現は避ける必要があります。

区分 言葉の例
避けたい言葉
(仏式表現)
ご冥福をお祈りします
成仏されますように
往生されました
供養いたします
宗教を問わず使える言葉 謹んでお悔やみ申し上げます
この度は誠にご愁傷様です
心よりお悔やみ申し上げます
神道式で使われる言葉 御霊(みたま)のご平安をお祈りいたします
心より礼拝させていただきます
御霊が安らかに鎮まられますようお祈り申し上げます

迷った場合は、宗教的な表現を避けた一般的なお悔やみの言葉を選ぶとよいでしょう。

神道のお葬式に参列する際は、故人を偲ぶ気持ちを大切に

神道のお葬式に参列する際は、故人を偲ぶ気持ちを大切に

神道のお葬式は、仏式とは考え方や作法が異なるため、参列する際に戸惑う場面もあります。ただし、通夜祭や葬場祭の流れ、玉串奉奠の作法、玉串料や言葉遣いといった基本を押さえておけば、特別な準備は必要ありません。

細かな違いにとらわれすぎず、故人を偲ぶ気持ちを大切にして参列すれば、失礼にあたることはありません。事前に基本を確認し、落ち着いて神道のお葬式に臨みましょう。