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供養
お彼岸のお供え|失敗しない品選びと知っておきたいマナーまとめ

目次
お彼岸にお供えをする意味とは?
お彼岸は、春分・秋分の日を中心とした年2回の仏教行事です。太陽が真西に沈むこの時期は「彼岸(悟りの世界)」と「此岸(私たちの世界)」が通じやすいとされ、ご先祖さまへの感謝を伝える大切な機会とされています。
お供えは、「見守ってくれてありがとう」という気持ちを形にするもの。お墓参りや仏壇へのお供えを通して、ご先祖を偲び、家族のつながりを改めて感じる行事です。
お彼岸のお供えに選ばれる定番品
お彼岸にお供えする品物は、「故人への感謝を伝える気持ち」を大切に選ぶのが基本です。ここでは、よく選ばれる定番品や選び方のポイントを簡単にご紹介します。
定番のお菓子(和菓子・焼き菓子など)
お供え物の定番として人気なのが、和菓子や焼き菓子です。小分け包装で日持ちがするものは、仏壇へのお供えのあと家族みんなで分けやすく、無駄になりにくいのもポイントです。上品で落ち着いた印象のお菓子を選ぶと良いでしょう。
お菓子以外の選択肢(果物/花/お線香など)
お菓子以外では、果物やお花、お線香なども定番のお供え品です。果物は季節感を取り入れやすく、見た目も華やか。生花は仏壇やお墓を明るく彩り、お線香は香りで場を清める意味があります。相手やご家庭の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
避けた方がいい品(においの強いもの・肉類など)
お供えには控えた方がよい品もあります。においの強いもの、肉や魚など殺生を連想させるものは、仏教の考え方では避けるのが一般的です。また、派手すぎる包装や保存がきかない生菓子なども、状況によっては控えると安心です。
目的別|お彼岸のお供えの選び方
お彼岸のお供えは、贈る相手やシーンによって選び方のポイントが少し変わります。ここでは、自宅で供える場合や親族への手土産、遠方への贈り物など、それぞれの目的に合わせた選び方を見ていきましょう。
自宅の仏壇・墓前に供える場合
自宅やお墓に供えるお供えは、五供(ごく)と呼ばれる「香・花・灯燭(とうしょく)・浄水・飲食」を基本に選びます。和菓子や果物、お茶、生花やプリザーブドフラワーなどが定番です。食品は日持ちや匂いにも注意し、仏壇やお墓を清潔に保つことを心がけましょう。
実家や親族宅に持参する場合
実家や親族宅に伺う際は、法要の手土産を兼ねるケースが多いです。お菓子や果物、地元の名産品など、家族みんなで分けやすいものが喜ばれます。賞味期限や持ち運びやすさ、荷物の大きさにも気を配ると安心です。
遠方の親族・知人に贈る場合
遠方へのお供えは、宅配や通販を利用するのが便利です。お線香やお茶、プリザーブドフラワー、常温保存のお菓子など、輸送に向いた品を選びましょう。時間指定や梱包対応を確認し、相手に負担をかけないよう配慮することも大切です。
香典を供えるのはどんなとき?
お彼岸では、香典を特に用意しないご家庭も多いですが、地域性や家庭の慣習によっては必要な場合もあります。心配なときは、事前にご家族や周囲に確認しておくと安心です。
香典を包む場合は、一般的には3,000円〜5,000円程度が目安とされています。ただし、初彼岸などで自宅に住職を招いてきちんとした法要を行う場合は、1万円〜3万円程度を包むケースもあります。表書きは「御仏前」「御佛前」「御供物料」が一般的で、香典袋や不祝儀袋を使用します。
お彼岸のお供えに関するマナーと注意点
お彼岸のお供えは、感謝の気持ちを伝えるものだからこそ、失礼のないようにマナーも大切にしたいですね。ここでは、掛け紙の表書きや渡すタイミング、地域による違いなど、注意しておきたいポイントを見てみましょう。
掛け紙(のし紙)の表書き
お彼岸のお供えには、「御仏前」や「御供」と表書きするのが一般的です。水引は黒白や双銀(銀銀)の結び切りを選びます。のしは本来お祝い事に使うものなので弔事では不要ですが、贈答用には「外のし」(包装紙の外側に掛け紙をかける)で対応することが多いです。
渡すタイミング・郵送の仕方
お彼岸のお供えは、お彼岸の「入り」から「中日(春分・秋分)」までに届けるのが理想的です。手渡しの場合は訪問時に「お供えください」とひと言添えると丁寧です。
宅配で贈る際は、希望配達日を指定し、掛け紙対応をしてくれるショップを選ぶと安心です。法要に合わせて渡す場合は、法要の当日より前に届くように準備しましょう。
宗派や地域の慣習で異なる場合も
表書きや水引の色、渡し方のマナーは宗派や地域によって違う場合もあります。事前にご家族やお寺、地域の習慣を確認しておくと安心です。「相手に気持ちよく受け取ってもらう」という心遣いを大切にしたいですね。
故人を偲ぶお彼岸、お供えを通して伝える感謝の気持ち
お彼岸のお供えは、ただ物を贈るのではなく「故人を偲び、感謝を伝える」行いです。相手やシーンに合わせて気持ちが伝わるものを選ぶことで、ご先祖さまへの想いをしっかり形にできます。また、表書きや渡すタイミングなど、ちょっとしたマナーにも気を配ることで、相手により丁寧な印象を届けられます。ぜひ、ご自身やご家族のスタイルに合ったお供えを選んで、大切なご先祖さまを思う時間をお過ごしください。












