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2020.7.10

樹木葬

樹木葬に使用される琉球ガラス製骨壺「ククルチア」とは

樹木葬に使用される琉球ガラス製骨壺「ククルチア」とは

お墓に遺骨を埋葬する際使用される骨壺。しかし、樹木葬の場合、骨壺は必要なのでしょうか?もともと樹木葬は「自然に還る」ことを目的に広まったものであり、多くの樹木葬では遺骨は骨壺から出して専用の布袋に入れたり、そのまま埋葬されたりしています。しかしながら、最近ではさまざまなタイプの樹木葬があり、専用の骨壺に入れて埋葬し一定期間後に骨壺から遺骨を取り出して合祀する場合や、土に還りやすい骨壺を使用する場合もあるようです。
今回は、人気の樹木葬で使用されている琉球ガラス製の骨壺「ククルチア」についてご紹介いたします。

1. 琉球ガラスとは

琉球ガラスというのを聞いたことがあるでしょうか?
琉球ガラスは沖縄の伝統工芸品のひとつで、カラフルな色合いと気泡が入った独特の美しさが人気です。特に沖縄の海を思わせるブルーの琉球ガラスは、日本だけでなく海外の観光客も人気のお土産として購入されています。
琉球ガラスの歴史は明治時代に長崎や大阪からやってきた職人たちによって伝えられたと言われています。その後、在留アメリカ兵が使用していたジュースや酒の瓶の廃材を砕いて溶かし、原料にすることで、独自の風合いをもった琉球ガラスが誕生したのです。琉球ガラスの特徴であるカラフルな色は、アメリカ人が捨てたガラス瓶についたさまざまな色を効果的に使用することで生まれました。現在は、着色料としてコバルトやマンガンなどを使用し、より鮮やかで美しい色合いを作り出しています。

2. 琉球ガラス製骨壺「ククルチア」とは

人気の樹木葬がある小平メモリアルガーデンやフラワーメモリアル国立府中で使用されているのが、琉球ガラス製骨壺「ククルチア」です。

「ククルチア」の名前の由来は、琉球方言で心を表す「くくる」とラテン語で光を表す「ルチア」を合わせて「心が光り輝けるように」という想いを込めて「ククルチア」と名付けられたと言います。
直径9センチのスリムな筒形の骨壺で、琉球ガラスの鮮やかな色と美しいデザインが魅力で、職人が一つひとつ手作りで作っているため同じものは存在しません。この「ククルチア」の魅力に惹かれて樹木葬を選んだ、という人も少なくないようです。

ククルチア

3. コンパクトなサイズ

ククルチアはとてもスリムでコンパクトな骨壺です。一般的な骨壺は、直径が21センチであることに対し、ククルチアの直径は9センチと2分の1の大きさです。そのため、樹木葬だけでなく墓じまいや小型墓地にも利用することができます。
都内で最近主流となりつつある小型の墓地では骨壺が1つか2つしか入らないというものも多く、先祖代々のお骨をまとめて入れることが難しいです。実際に0.33㎡の小型墓地で実験をしました。従来の21センチの骨壺では2つしか入らなかったのに対し、ククルチアは15本も入れることができました。

0.33㎡のお墓で実験しました

21センチの骨壺

21センチの骨壺 2個

ククルチア

ククルチア 15本!!

田舎の大きなお墓から都内の小型の墓地へ、今までは入りきらなかったお骨をやむなく布袋に移し替え積み上げる事も多くありました。しかし、布袋ではなくきちんとした骨壺で供養をしたい、大切なお骨をいつまでも残したいと思われる方は多くいらっしゃいます。同時にククルチアはガラス製だけど強度は大丈夫なの?と疑問に思われた方も多いはずです。しかし、ククルチアのガラスは美しい琉球ガラス、強度はお墓で使われる御影石とほぼ同じでお骨を粉骨して入れた後は蓋をしっかりと閉めますので異物が入る心配もありません。大切なご遺骨はきちんと骨壺に納めていつまでも供養を続けていきたいですよね。更に、小さなスペースでも収骨数を増やせるのがククルチアです。小型墓地でも先祖代々のお墓を建てることができます。

今やお墓も自由に選べる時代となってきました。同様に骨壺にもさまざまなタイプが生まれています。いつか入る自分のお墓を選ぶ際には、骨壺にもこだわってみるといいかもしれませんね。