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2025.11.26

供養

亡くなったらまず何をする?葬儀までの流れを時系列で解説

亡くなったらまず何をする?葬儀までの流れを時系列で解説

大切な方が亡くなられたとき、人は深い悲しみと動揺の中で「まず何をすればいいのか」を冷静に判断することが難しくなります。今回は、亡くなってから葬儀までの一連の流れを、病院・自宅・施設・事故などのケース別に紹介。また、当日から葬儀前日、そして葬儀後に行うことまで、必要な手続きと準備を順に解説します。

亡くなった場所・状況によって初動は異なる

亡くなった場所・状況によって初動は異なる

大切な人が亡くなって最初に行うべき手順は「亡くなった場所」と「亡くなった状況」によって少しずつ異なります。ここでは、病院・自宅(施設)・事故や突然死のケースに分けて、必要な行動や流れを見ていきましょう。

病院で亡くなった場合

病院で看取られた場合は、まず 医師が死亡を確認し、「死亡診断書」を作成します。死亡診断書は、火葬許可証の取得や死亡届の提出をはじめ、さまざまな手続きでも必要となりますので、あらかじめ数枚コピーを取っておくと安心です。

主な流れは次のとおりです。

  1. 1. 数時間以内に葬儀社へ連絡
  2. 2. ご遺体の搬送の時間を決める
  3. 3. 安置場所(自宅・安置施設)を決定
  4. 4. 近親者へ連絡

病院には数時間しか安置できないないため、早めの連絡がスムーズな流れにつながります。

自宅や高齢者施設で亡くなった場合

自宅や高齢者施設で亡くなった場合は、まず医師による死亡確認を受けることから始まります。

  • ・かかりつけ医がいればその医師へ連絡
  • ・夜間・休日は救急(119番)で医師の手配
  • ・死亡確認後、「死亡診断書」を受け取る

診断書をもらったあとは、病院と同様に葬儀社へ連絡して搬送を依頼します。

療養中の病気以外で亡くなられた場合は、事件性がないかを確認するため、警察による検視が行われます。検視の結果、死因が判明すれば「死体検案書」が発行されますが、原因がはっきりしない場合は司法解剖になることもあり、その際は書類の発行までに数日かかることがあります。

死体検案書の準備が整うと警察から連絡が入りますので、その案内に従って受け取りに行きましょう。

事故死・突然死などの場合

交通事故や不慮の事故、突然死などの場合は、医師の診断よりも先に警察が状況確認に入ることがあります。これは事件性の有無を確認するためであり、多くの場合、ご家族に過失や責任が問われるものではありません。

主な流れは次のとおりです。

  1. 1. 警察による状況確認
  2. 2. 必要に応じて「検案」(外表検査)
  3. 3. 「死体検案書」または「死亡診断書」の発行
  4. 4. 手続き完了後、葬儀社へ搬送を依頼

死体検案書は死亡診断書と同じく、火葬や各種手続きに不可欠な書類です。突然のことで気持ちが追いつかないことも多いですが、警察の手続きが終われば、あとは葬儀社がサポートしてくれますので、一つひとつ確認しながら進めていきましょう。

亡くなった当日にやること

亡くなった当日にやること

大切な方が亡くなられた当日は、悲しみや動揺のなかで多くの判断が必要になります。まずは「絶対に今日中に必要な手続き」だけを優先し、その他のことは翌日以降でも問題ありません。ここでは、当日に行うべき主な流れをまとめました。

葬儀社へ連絡し、搬送と安置を行う

死亡確認が済んだら、できるだけ早めに葬儀社へ連絡して寝台車で迎えに来てもらいます。電話をする際は、次の内容を伝えるとスムーズです。

  • ・故人の名前
  • ・連絡者(喪主候補)の名前
  • ・亡くなった場所(病院名・自宅・施設など)
  • ・搬送先(自宅または霊安室)の希望
  • ・お迎え希望時間

安置場所については、自宅での安置を選ぶ方もいれば、設備の整った霊安室(安置施設)を希望する方もいます。

また、亡くなった当日は、気持ちが追いつかず、葬儀の細かなことまで考えられない方も多くいらっしゃいます。無理にすべてを決める必要はありませんので、まずはご遺体の搬送だけお願いできる葬儀社を探すという方法もあります。

病院のスタッフや近親者、近所の方に聞いて、迅速に搬送だけ対応してくれる葬儀社を紹介してもらうのもよいでしょう。

近親者・関係者への連絡

ある程度落ち着いたら、近しい家族へ状況を伝えます。連絡する相手は、配偶者や子ども、親や兄弟姉妹、同居している家族などが中心です。

伝える内容は、細かい情報まで揃っていなくても問題ありません。まずは、「亡くなられたこと」「現在の安置場所」「葬儀社へ連絡済みであること」だけでも十分です。

すでに通夜や葬儀の日程が決まっている場合は、その旨も併せて知らせておくと、相手が予定を調整しやすくなります。

亡くなった翌日〜葬儀前日にやること

亡くなった翌日〜葬儀前日にやること

葬儀の日程が決まる前後の期間は、さまざまな準備や手続きが進むタイミングです。とはいえ、葬儀社が細かくサポートしてくれるため、すべて自分で抱え込む必要はありません。ここでは「主に翌日〜葬儀前日まで」に必要な流れを見ていきましょう。

葬儀社との打ち合わせ

葬儀社との打ち合わせでは、次のような内容を決めていきます。

  • ・葬儀の日程(通夜・告別式の日時)
  • ・斎場・式場の決定
  • ・火葬場の予約
  • ・参列者の人数の見込み
  • ・料理・返礼品の手配
  • ・会場設営や祭壇の形式

内容をもとに見積もりが提示されるため、費用に不安がある場合は遠慮なく相談して大丈夫です。納得した上で準備を進めることがとても大切です。

必要書類・手続きの対応

翌日以降に行うべき行政手続きがこちらです。

  • ・死亡届の提出(7日以内)
  • ・火葬許可証の申請・取得(2日目)

死亡届は、死亡診断書と一体になっている用紙を役所に提出します。また、火葬を行うためには火葬許可証が必要なため、亡くなって2日目には必ず取得しておきます。役所に死亡届を提出する際に、併せて火葬許可証も申請しましょう。

ただ、役所への手続きは葬儀社が代行してくれる場合が多いので、負担を減らすためにも任せられる部分は任せてしまって大丈夫です。

葬儀の詳細準備

葬儀の規模や形式によって必要な準備が異なりますが、一般的には次のような内容を進めます。

  • ・喪主・受付担当者の決定
  • ・日時と場所
  • ・葬儀の形態(宗教など)
  • ・参列者数の把握
  • ・供花・供物の手配
  • ・料理(通夜振る舞い・精進落とし)の確認
  • ・返礼品の準備
  • ・故人の写真(遺影)を用意
  • ・全体的な予算の決定

決めることが多く、大変に感じるかもしれませんが、一つひとつ葬儀社と相談しながら進めていけば大丈夫。サポートを受けながら落ち着いて準備を進めていきましょう。

お通夜を執り行う

お通夜は、一般的には僧侶の読経や焼香が行われ、静かな雰囲気のなかで故人を偲びます。地域や宗派によって進行は異なりますが、当日は葬儀社のスタッフが導いてくれるため、初めてでも心配はいりません。

ご家族が行うこととしては、喪主を決めることをはじめ、参列者のお迎えや受付の対応、式中に行う代表挨拶、そして参列者のお見送りなどがあります。これらを家族で役割分担しながら進めていきます。

葬儀当日〜葬儀後にやること

葬儀当日〜葬儀後にやること

葬儀当日は、通夜とはまた違い、故人との最後のお別れを正式に執り行う大切な時間です。また、葬儀が終わったあとは、ご自宅での後飾り祭壇の準備や香典返しなど、いくつかの対応が続いていきます。

葬儀・火葬を執り行う

葬儀は、故人を正式にお見送りするための大切な儀式で、僧侶の読経や焼香を中心に進みます。式中の動きやタイミングは葬儀社のスタッフが丁寧に声をかけてくれるため、特別な準備をしておく必要はありません。

葬儀が終わると、出棺し、火葬場へ向かいます。最期のお別れを済ませたあと、棺を霊柩車に乗せて移動しますが、一般的には喪主が霊柩車に同乗し、その他のご家族はタクシーや自家用車などに分かれて向かう形となります。

参加者の人数や車の台数を事前に確認し、必要に応じてタクシーを手配しておくと、移動がスムーズです。火葬後は収骨を行い、ここでひとつの区切りを迎えます。

葬儀後の対応(後飾り)

葬儀が終わったあとは、ご自宅に小さな祭壇(後飾り祭壇)を設置し、四十九日法要や納骨までの間、故人を偲ぶための空間を整えます。後飾り祭壇は葬儀社が設置してくれることが多く、日常の中で静かに手を合わせる場所として役立ちます。

また、葬儀後は香典返しの準備や、仏壇や位牌の用意、お墓に関する相談など、いくつかの決めごとが続きます。

遺品の整理や処分が必要になる場合もありますが、すべてを急ぐ必要はありません。専門会社や周囲の助けを借りながら、無理せず一つひとつ進めていきましょう。

流れを知って、心の負担を少しでも軽く

流れを知って、心の負担を少しでも軽く

亡くなってから葬儀までの大まかな流れを知っておくことで、「次に何をすればいいのか」が見えてきて、心の負担を少しだけ和らげることができます。慌てなくてよい場面、葬儀社に任せてよい工程、ご家族で相談しながら決めていくこと——それらを事前に知っておくことで心の余裕につながります。つらい時期だからこそ、無理をせず、支えてくれる人やサービスに頼りながら進めていきましょう。