【東京・神奈川・千葉】ペットと一緒に入れる樹木葬がある寺院・霊園紹介

ペットの埋葬方法として注目されている樹木葬

2023年の「お墓の消費者全国実態調査」によると、お墓の購入者のうち過半数の51.8%が「樹木葬」を選んでいます。樹木葬は新しいお墓の形ではなく、スタンダードになりつつあるのです。樹木葬をペットのお墓として選ぶ方も多く、ペットを「自然豊かな環境で眠らせたい」「本来生きていた自然に還したい」という考えに加え、「ペットと一緒に入れる」ことも樹木葬が注目される理由に挙げられます。

そのほかのペットの埋葬方法

よく知られている方法には「ペット霊園」での埋葬が挙げられます。個別にお墓を建てる・納骨堂に埋葬するなど、霊園によって種類はさまざまです。「散骨」もペットの埋葬方法として利用されています。ペット霊園やペット専門の火葬業者の中には、散骨も行ってくれるところもあるので確認してみましょう。

遺骨を身近に置いておきたい方には「手元供養」がおすすめです。遺骨を骨壷に入れて置いておく方法と、アクセサリーに遺骨の一部を入れる方法があります。さまざまな供養の形がありますので、ライフスタイルやご自身の気持ちに添った方法を選ぶとよいでしょう。

ペット樹木葬の種類・費用相場

ペットを霊園等に埋葬する場合、「人とペットが一緒に入れる樹木葬」「人とペットを別に埋葬するタイプ」「ペット霊園の樹木葬」の選択肢が考えられます。それぞれの費用相場を見ていきましょう。

人とペットが一緒に入れる樹木葬

「ペットと完全に同じ空間で眠りたい方」は、人とペットが一緒に入れる樹木葬が最適です。ペット可の個別型・家族型区画を購入することになるため、合祀型とくらべてやや高額です。費用相場は、東京都内で40万円〜100万円、埼玉県で40万円〜80万円、千葉県で35万円〜60万円ほどになります。

人とペットを別に埋葬するタイプ

「同霊園内であればペットと埋葬区画が分かれても構わない方」は、人とペットを別に埋葬するタイプもあります。この場合、ペットにも樹木葬を選べるケースは少なく、納骨堂や墓地への埋葬になることが多いです。2万円〜９万円ほどと安価で利用できるので、ペット樹木葬にこだわらない方は検討してもよいでしょう。

ペット霊園の樹木葬

「価格を抑えて樹木葬を利用したい方」は、ペット霊園の樹木葬を選ぶとよいでしょう。1万5千円ほどと安価でペットの樹木葬が可能です。人とペットが一緒に眠ることはできませんが、「できるだけ価格を抑えたい」「ペットを自然に還してあげたい」という方は、ペット霊園の樹木葬がおすすめです。

東京都にあるペット樹木葬

東京都にあるペットと一緒に入れる樹木葬をご紹介します。

「谷中フラワージュ」／東京都台東区

西光寺の境内にある「谷中フラワージュ」。交通アクセスの便利な立地にありながら、静かで落ち着いた環境が人気を集めています。「谷中フラワージュ」はガーデニング型樹木葬で、四季折々に植え替えられるお花が、参拝者の目を楽しませています。

「フラワーメモリアル国立府中」／東京都府中市

多摩川が近くを流れる、住宅街の静かな環境です。花をテーマにした霊園で、専属ガーデナーが丹精込めて育てた花を、一年を通して楽しめます。当霊園内でペットと一緒に入れるタイプが、「樹木葬 フラワージュ」。合祀をせずに、永代にわたってペットと一緒に眠ることができます。

「小平メモリアルガーデン」／東京都東村山市

都立小平霊園に隣接し、交通アクセスに優れた立地。園内施設が充実しており、ガーデニング感覚あふれる環境でゆったり過ごせる霊園です。当霊園内でペットと一緒に入れるタイプが、「樹木葬 フラワージュ」。13年後に合祀にするか、永代にわたってペットと一緒に眠るかを選択できます。

「妙経寺 八王子アルヴェアージュ」／東京都八王子市

妙経寺は、日蓮宗の寺院で、子宝・安産・子育て成就の御本尊「鬼子母神」を祀っています。境内には認可保育園「まや保育園」を併設し、地域の乳幼児の健やかな成長を支えています。檀信徒の先祖供養や各種ご祈祷を行い、宗派を問わず多くの方とのご縁を大切にしています。※墓地と妙経寺は別の場所にあるため、ご注意ください。

「あきる野 西光寺フラワージュ」／東京都あきるの市

本尊は阿弥陀如来で、文明2年（1470）に順興法師を開基とし、亮千が創建したと伝えられています。寛永13年（1636）に再建され、現在に至ります。境内は秋川の渓流を望む自然豊かな地にあり、ケヤキの巨木は市の名木・巨木百選に指定。四季折々の花や紅葉が訪れる人の心を和ませます。

「葛飾 源照寺アルヴェアージュ」／東京都葛飾区

京成高砂駅から徒歩圏、江戸時代の箏曲家・山田検校の墓所がある源照寺。檀家義務や宗派制限がなく、ペット共葬区画も備えたガーデニング型樹木葬です。寺院管理のもと、静かな住宅街で花々に囲まれて眠れます。

神奈川県にあるペット樹木葬

神奈川県にあるペットと一緒に入れる樹木葬をご紹介します。

「横浜 磯子フラワージュ」／神奈川県横浜市

鎌倉時代から続く歴史ある寺院 金蔵院にある「「横浜 磯子フラワージュ」。宗旨・宗派不問で誰でも利用でき、檀家になる必要もありません。年1回の合同供養方法で、住職が手厚く供養を行います。ガーデナーが年2回花の植え替えを行うので、いつでも季節の花々を楽しむことができます。

「湘南 茅ヶ崎アルヴェアージュ」／神奈川県茅ヶ崎市

四季折々の花が咲く歴史ある寺院 長善寺。「湘南 茅ヶ崎アルヴェアージュ」はその境内にあります。アルヴェアージュ専用のオリジナル骨壷「六華」は九谷焼を用いたもの。気品あふれる美しさが人気です。納骨室は最大6名まで、ペットも含めて家族一緒に入ることができます。

「相模原 向得寺 樹木葬フラワージュ」／神奈川県相模原市

相模川が近くを流れ、閑静な住宅街にある向得寺。その境内に「樹木葬フラワージュ」があります。アクセス良好で設備も充実しており、参道が広く整備されているため、ご年配の方も安心して来園できます。埋葬から7年後の合祀となりますが、13年に延長することも可能です。

「厚木 戒善寺フラワージュ」／神奈川県厚木市

厚木 戒善寺フラワージュは、平安時代の創建と伝わる戒善寺の境内にある、明るく開放的な樹木葬霊園です。「気さくなご住職と、案内や説明のわかりやすさで決めました」との声も。歴史と人のぬくもりが感じられる、安心して選べるお墓です。

千葉県にあるペット樹木葬

千葉県にあるペットと一緒に入れる樹木葬をご紹介します。

「千葉中央霊園フラワージュ」／千葉県千葉市

東金自動車道「中野IC」より車で３分の立地。人気のフラワーガーデン墓地や芝生墓地のある霊園です。園内はバラと四季折々の花で彩られ、参拝者の目を楽しませています。ご家族最大5名で利用できる完全個室タイプのほか、１名と1匹から利用できる通常タイプもあります。

ペットと一緒に眠るなら、納得いく樹木葬を選ぼう

仏教の考え方に「畜生道」というものがあり、人間とペットを一緒に埋葬することをよしとしない宗派も存在します。しかし、近年はペットも家族の一員であるという考え方が浸透しつつあり、ペットと一緒に眠れる樹木葬も多くなっています。今回は、東京・神奈川・千葉のペットと一緒に入れる樹木葬を紹介しました。愛するペットを納得いく方法で供養できるよう、ぜひ現地に足を運んで雰囲気を確かめてから選んでくださいね。