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投稿日:2022年3月18日

#9 どんな石がいいのか

現在、墓石に使用されている石のほとんどが御影石と呼ばれる花崗岩で、その90%は外国産です。石種は多種多様で同じ地域から産出する同じ名前の石でも、丁場によって石の目や石の色が微妙に異なりますし、同じ丁場から産出される石でも特級品、一級品、二級品がありますので、数百種類の石が流通しています。墓石に使用される石は一般的には水を吸いにくい、硬度が高い硬い石が良いと言われています。水を吸いやすい石は前の晩に大雨が降り、翌朝冷え込むと、吸い込んだ水が凍って、石が割れることがあるからです。
では、水を吸いにくい硬い石が最も価格が高く、硬さに応じて価格が決まるのかというとそうではありません。価格は石の色や石の目がきれいで人気があり、生産量が限られている石の価格が高くなっています。例えば、香川県から産出されている庵治石が墓石材では最も高価ですが、この石は掘り出した原石から墓石として使用をできるのは1割ぐらいで、特級品ともなればそのうちの半分以下ですから、当然高価になるわけですね。
逆に言うと安い石は品質が悪いとは一概に言えないということですね。なぜなら掘り出した石が全部使えれば、コストは安くなりますので安価になり、かつ全部使えるということは品質が安定しているということになるわけですね。
したがって、どんな石がいいのですかというご質問には、霊園や墓地をご覧になって気に入った石でお建てになれば良いのではとお答えしています。