投稿日:2022年1月28日
#2 お墓を建てるのは人間の証
あらゆる動物の中で人間の心にだけ発生する死者への愛と追憶の気持ちを形に残す営みとして、人類は太古の時代からお墓を建て続けてきました。フランスの哲学者アランは著書の中で、人間と動物の違いはお墓を建てるか建てないかだと明記しています。すなわち、お墓を建てるのは人類が人類であることの証というわけですね。また、アランは「人類唯一の崇拝とは死者の崇拝である。人は時によって生者を支配し聖者の良き手本となる。私たちは死者を崇拝し祈ることによって生き、立ち直ることができる。」と言っています。
アランの言うように亡き人を想い祈るためにはお墓はなくてはならないものですし、先祖を敬うという日本人の心を見失わないためにもお墓作りを大切にしていきたいですね。