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2022.08.04 

お墓

墓じまい

供養

 

墓じまいのトラブルにはどんなものがある?事例を交えて解説します

墓じまいのトラブルにはどんなものがある?事例を交えて解説します

現在のライフスタイルに合わせてお墓を選び、より良い供養を目指す墓じまいですが、そこではどんなトラブルが起こり得るのでしょうか。円滑な墓じまいをするために、いくつかのトラブル例とその解決方法を紹介していきます。



1. 墓じまいに関するトラブル事例

墓じまいには多くの人が関わってくるため、その分生じる問題も多様です。
以下、大きく三つに分てトラブル事例を解説します。

石材店とのトラブル

お墓の石材店選びには、指定石材店制度などいくつかの条件があります。
また、撤去費用の相場は1平方メートルでおおよそ10万円程度です。
個人の遺骨を取り出す作業を依頼した場合、一柱3万円程度になります。

高額の撤去費用を請求される

想定よりも高額な撤去費用が請求される、というケースです。
相場よりも高い工事費用だった上、工事後に他の石材店に工事内容を話すと、そこではもっと安い値段で行えるものだったということもあります。
墓じまいの費用には定価がありません。お墓の立地や構造、重機が入れるかどうかでも費用は変動します。
石材店選びでは、相見積もりを行うことが重要なポイントです。

業者選び、相見積もりができない

公営墓地以外の民間墓地や寺院墓地では、提携先の石材店があるのが一般的です。それらを指定石材店といいます。
頼みたいと思う石材店があったとしても、指定石材店以外の業者が霊園・寺院に出入りすることはできません。その場合、複数の石材店を比較するための相見積もりも出すことはできないのです。



2. 菩提寺とのトラブル事例

菩提寺とは、檀家のお墓を守り、葬儀や法事を請け負ってくれるお寺のことです。
檀家とは、その寺院に所属し、お布施などで寺院の経済的支援をする家系をいいます。
このように代々関係を築いてきた檀那寺と檀家ですが、墓じまいの際、トラブルになることも多いようです。

改葬が認められない

近年、特に地方部などでは過疎化が進み、檀家が減り続けているという寺院も多くあります。檀家が減るということは、寺院の経営が成り立たなくなるという死活問題でもあります。
したがって寺院との折り合いがつかず、改葬許可申請書に署名・捺印をしてくれない、閉眼供養をしてくれないなどのケースもあるようです。
また、これまで先祖代々お墓を守ってきた寺院に、決定事項として改葬を言い渡すということは一般常識的にも失礼にあたります。墓じまいをする側の対応や進め方についても、十分に注意すべき点があるのです。

高額な離檀料を請求される

墓じまいにおいて必要になるお布施は、基本的に「閉眼供養(魂抜き)」の法要に対してのみ発生します。
しかし墓じまいに伴い離檀となる場合、これまでお世話になった感謝の気持ちを込めてお布施を渡す習慣があります。法的根拠はないので支払い義務はありませんが、昔からの風習として、墓じまいでは必要なマナーです。通常数万円〜20万円程度が相場になります。
この離檀料ですが、前項で述べた様な寺院側の事情により、法外な金額を要求されるというケースがあるようです。払えない場合離檀を認めない、遺骨を引き取らせないなど、問題が拗れてしまうこともあります。

許可を取らずに墓石工事を行おうとした

墓石工事を行うには、「改葬元の許可を得ている」ということが必須の条件です。
改葬元に墓じまいの意思を伝え納得してもらった上で、指定石材店の有無を確認し、工事の許可をとります。何より墓地で大掛かりな工事を行うため、事前に墓地管理者には話をしておく必要があります。
また、工事の前には住職による法要「閉眼供養(魂抜き)」が行われるのが仏事の慣例です。
この閉眼供養を行なっていないと、工事をしてくれない石材店も存在します。



3. 親族とのトラブル事例

お墓には多くの人が関わりを持っています。価値観や生活環境の違いがある中で、どのようなトラブルが起きるのでしょうか。

他の親族の了承を得ずに墓じまいをしてしまう

親族との話し合いが不十分のまま墓じまいを進めてしまい、その後関係性が悪化する、疎遠になってしまうケースです。
またその継承者の独断で墓じまいを執り行い、他の親族がお墓参りに行った際、初めて墓が無くなっていることに気がつくケースも実際にあります。
両親が子供に迷惑をかけまいと自分の墓じまいをして合祀墓などに移し、子供がその後改葬しようとしても、遺骨は二度と戻らないということもあります。
墓じまいの賛否はもちろん、その後の改葬先の供養方法などで食い違いが起こることもあるので、十分に話し合い、より多くの親族が納得できる形で進めなければなりません。

墓じまいの費用負担で揉める

墓じまいには様々な費用がかかります。墓石の撤去・解体費用、申請手続きや、新たな改葬先での費用も必要です。
それらの費用を誰が負担するのか、しっかりと費用の内容を明確にし、後からトラブルが発生しないよう慎重に話し合いをすることが得策です。

祭祀継承者(お墓の管理・維持を引き継ぐ人)について

祭祀継承者は民法で「慣習に従うか故人の指名で決める」とされているので、指名がない場合はその地方の親族内の慣習によって決められます。つまりほとんどの場合、親族内での話し合いで決定することになります。その多くは長男・長女に譲る場合が多いようですが、法的には他家に嫁ぎ、姓が違う場合でも祭祀継承者になることは可能です。
しかし、そのお墓に入らないにもかかわらず祭祀継承者になるということについて、異議を唱える親族もいるでしょう。また、古くからの寺院墓地の場合、祭祀継承者を血縁者以外に認めていないなどの場合もあります。法的には血縁者以外でも問題ありませんが、寺院側との折り合いがつかない場合、親族間でも意見が食い違うこともあるようです。

4. 墓じまいでトラブルになってしまった場合の解決方法

このようなトラブルが起きた場合、どのような解決方法があるのでしょうか。
それぞれに解説していきます。

弁護士や専門知識を持った第三者に委ねる

石材店からの請求額があまりにも高額であれば、明細を問い合わせてみる、自治体の補助があるかどうかを調べてみる、弁護士などの第三者に委ねる、などの方法もあります。
また、詳細を明記した見積書、工事内容や金額、支払い時期や引き渡し時期などを細かく記載した工事請負契約書を作成しておくと安心です。

菩提寺との丁寧な対話を心がける

まずはお世話になった方々に日頃の感謝を伝え、改葬を検討している段階で相談をしましょう。意思と思いやりを持って、粘り強く話をすることです。
きちんと理由を伝えても離檀、改葬を認めてもらえない場合は、行政書士などの第三者に相談、もしくは寺院の宗派の本山に相談するという手段もあります。
本来、寺院規則にその記載がない限り、離檀を支払わなければならない義務はありません。憲法20条の「信教の自由」に反するためです。離檀の拒否、高額な離檀料の請求にあったら、やはり専門家に委ねましょう。

親族と綿密なコミュニケーションを図る

お墓の維持管理の権限は祭祀継承者にありますが、お墓を大切にしたいという親族の気持ちは尊重されるべきです。トラブルになってしまった場合は今一度真摯に話し合い、両者が納得のいく方法を取るほかありません。人間関係のトラブルは今日明日で解決できる問題ではありませんが、お墓は故人や先祖を大切に供養する場所です。気持ちよく眠ってもらうためにも、少しずつ対話を重ねていきましょう。

5. トラブルを起こさないためにできること

トラブルを事前に回避するために、どのようなことができるのでしょうか。
三つのポイントを紹介します。

信頼できる業者を探す

墓地や墓石について、初心者の人も多いことでしょう。しっかりと相談や質問ができ、信頼できる業者を探すことが重要です。書面の契約書がない、大幅な値引きをしてくるなど、少しでも不審に思う点がある場合は、他を探しましょう。
また、石材店に限らず、墓じまいにかかる費用には様々な項目があります。その費用相場を知っておくだけでも、見積もりを見る際の基準になります。金額の交渉や、不審な点にも気付きやすくなるので、事前に調べて知識をつけておくこともポイントです。

見積もり、打ち合わせを慎重に行う

石材店とのトラブルの場合、やはり事前の情報収集と見積もりが何よりも大事になります。可能な限り複数の石材店から見積もりを取り、比較検討する他ありません。
また、自分の要望をしっかり伝える、わからないことや不安な点を一つ一つ質問する、情報の共有をきちんとするといった、綿密な打ち合わせをしていきましょう。

親族、寺院・霊園、石材店とのコミュニケーションを大切に

トラブルの原因はコミュニケーションの不足や、そのやり方にある場合が多いのです。
親族、寺院・霊園は特に、日頃からのコミュニケーションを大切にすることがトラブルを避けるためのポイントになります。
普段からどれくらいの意思疎通が図れているかで、重要な話し合いがスムーズに進むかが決まるとも言えます。
また石材店では、自分の要望をしっかりと伝え、わからないことはきちんと質問し、内容を把握しておくことが大切です。

6. 墓じまいの際のよくあるトラブルを確認し、準備を行いましょう

前向きな気持ちで新しい供養を始めるための墓じまいですが、関わる人が多い分、その間で起こるトラブルも様々なものになります。

トラブルが起きた際は決して一人で抱え込まず、周りの人や専門家と一緒に解決していきましょう。