松戸家

  • 0120-980-015
  • 0120-980-015
  • 営業時間:9:00~17:00 ※定休日:火曜日
  • 営業時間:9:00~17:00
    ※定休日:火曜日

未来のお墓研究所未来のお墓研究所

未来のお墓研究所

2022.02.10 

墓じまい

供養

 

いらない遺骨は捨てたら犯罪に。
遺骨処分に関わる法律と事例

いらない遺骨は捨てたら犯罪に。遺骨処分に関わる法律と事例

近年遺品整理をしていたら自宅から遺骨が出てきた、別件で自宅を捜査していたら床下から遺骨が出てきたなどのニュースを耳にすることがあります。
「お金がなくてお墓に入れられなかった」など経済的な理由から、遺骨の処分に困っている人も増えているようです。
一方で、石材店が改葬で請け負った遺骨を遺棄して逮捕されるという悪質なケースも出ています。今回は、遺骨を遺棄するとどうなるのか、法律についても紹介していきます。



1. 遺骨遺棄に関する法律

遺骨を捨てることは法律で死体遺棄罪として取り扱われ、罰せられます。刑法第190条では、遺体遺棄を次のように定めています。
死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてあるものを破壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。
いくら不要な遺骨であったとしても、遺骨を遺棄することは「死体遺棄罪」と同じように罰せられてしまうのです。

また、墓地、埋葬に関する法律第4条によると、埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。
と定められており、こちらも違反すると罰せられます。
ですから、遺骨は必ず許可された場所に埋葬する必要があるのです。

2. 遺骨遺棄で逮捕された事例

これまで遺骨を遺棄したことで逮捕されたケースにはどのようなものがあるのでしょうか?
いくつか事例を紹介いたします。

父親の遺骨を放置した息子
2019年11月、東京駅のトイレに別居していた父親の遺骨を放置した疑いで53歳の息子が逮捕されました。
両親は数年前に離婚し母親と同居していた容器者は、引き取り手のいなかった父親の遺骨を引き取りに行ったものの、母親に反対されて帰る途中に遺骨を遺棄したようです。

妻の遺骨をコインロッカーに遺棄
2017年1月、JR東京駅構内のコインロッカーに妻の遺骨を遺棄した疑いで夫が逮捕されました。
妻は2014年に病死し自宅に遺骨を保管。その後別の女性と一緒に住むことになり遺骨が邪魔になったと供述しています。

石材店経営者がマンションのゴミ置き場に遺骨を不法投棄
東京都足立区で「改葬」を請け負う石材店の経営者が、マンションのゴミ集積所に数回にわたり遺骨と骨壺を遺棄した疑いて逮捕されました。これらの遺骨は、改葬を請け負った際に出た遺骨だったとのことです。

遺骨の落とし物の8割が持ち主不明
2017年9月の毎日新聞によると、過去3年間で落とし物として全国の警察に届けられた遺骨は203件で、そのうちの8割が持ち主が見つかっていないといいます。

3. 引き取り手のいない無縁遺骨

遺骨遺棄が問題になる一方で、ここ数年のうちに、家族がいても引き取り手のいない「無縁遺骨」も増加傾向にあるといいます。日本では、遺体の引き取り手がいない場合、自治体が火葬から納骨まで遺族の代わりに行わなくてはなりません。
2018年に全国の自治体の中で最も遺骨の引き取りが多かった大阪市では、1年間に2366柱もの遺骨を市営霊園に安置したそうです。
また、遺体の身元が分かっていても家族や親族が遺体の引き取りを拒否するケースも増えています。その中には、疎遠になっていた遠い親戚のものだったり、ずっと昔に離婚して疎遠になっていた身内や経済的な理由から引き取りができないなど、ざまざまな事情があるようです。

社会環境の変化や経済的理由、死や家族に関する価値観の変化など、あらゆる理由から今後も「不要」となってしまう遺骨は増えてくるでしょう。しかしながら、遺骨を遺棄したり放置する前に、周囲に相談したり、安価で供養できる寺院の永代供養墓を増えているようなのでさがしてみるなど、それぞれができる死者の弔いの方法を探してみてはいかがでしょうか。