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2020.6.19

お墓

墓石によく使われる御影石とは?よい墓石の選び方

墓石によく使われる御影石とは?よい墓石の選び方

霊園にあるお墓を見ると、色も模様も様々であることに気付くことでしょう。現在日本で使われている墓石のほとんどは「御影石」という種類です。御影石という名前は聞いたことがあると思いますが、実は御影石の種類は約300種類もあるってご存じでしたでしょうか?
今回は、この御影石について紹介いたします。

1. 御影石とは

岩石はできあがりまでの過程によって大きく3つに分けられます。
1つめは火成岩です。火成岩は、マグマが冷え固まってできた岩石で、御影石も火成岩の一種です。
2つ目は堆積岩です。堆積岩は、水中で砂や泥などが堆積したものが固まって岩石になったもので、石灰岩などがあります。
3つ目は変成岩で、もともと堆積岩や火成岩であったものが、熱や圧力が加わったことにより変質し結晶化されたものです。有名な大理石は変成岩です。

御影石が墓石によく使われるのは、マグマがゆっくり固まってできた火成岩であるため、硬質で耐久性が高いという特徴からです。その上、吸収率が低いので雨にも強く、屋外での使用に適しているのです。
御影石は産地によって様々な種類があります。日本ばかりでなく海外でも広く産出され、主な産出国は中国、インド、アフリカ、スウェーデンなどです。
岩石に含まれる成分の違いや割合などによって、同じ産地であっても色や模様が異なることもあり、その種類の豊富さも魅力の一つです。

2. 国産の御影石

日本には火山が多く地形も複雑なことから、様々な種類の御影石がありますが、その中の主な御影石の種類を紹介します。

庵治石(あじいし)
瀬戸内海沿岸は良質な石材の産出地として知られていますが、中でも香川県高松市で産出されるのが庵治石です。庵治石は最高級石材で、高度は御影石の中でも高く、一度加工すると変色や劣化が少なく、磨けば磨くほどその美しさが増していくのが特徴です。
青みを帯びた石目に黒雲母がまだらに入り、表面に斑(ふ)と呼ばれる文様が浮かび上がります。

大島石(おおしまいし)
大島石は古くから西日本の人たちに愛されてきた石材で、愛知県今治市の大島で産出されます。バランスよく青みがかかった目合いで、青磁のような上品な美しさが特徴です。吸収率が低く硬度があるため、美しさが長持ちし、今では関東地方でも広く人気のある石材です。

万成石(まんなりいし)
万成石は比較的種類が少なく、生産地は瀬戸内エリアに集中しています。
淡紅色の中粒を含み、桜御影(さくらみかげ)とも呼ばれる桜色の石材です。控えめな美しさが特徴で、記念碑や石碑などにも利用されています。和型墓石だけでなく洋型墓石、デザイン墓石などにも使われています。

3. よい墓石をえらぶためには

とても種類の多い御影石ですが、ではどのような墓石を選べばいいのでしょうか?
近年、霊園に行くとさまざまな色合いやデザインの墓石を目にします。お墓は先祖代々受け継いでいくものですから、よい墓石をえらびたいものです。そこで、以下の点に注意しながら、霊園の環境や故人の好みの石材を選んでください。

吸収率
墓石は屋外に置かれるものなので当然雨風にさらされます。いい墓石は吸収率の低いものと言われておりますが、吸収率が低いということはその石の密度が高いことを意味します。密度が高いと彫った文字の加工が美しく長持ちし、重厚感を感じさせてくれます。

産地
石は産地によって様々な特徴があります。そのため、お墓を建てる地域の環境にあったものを選ぶといいでしょう。
最近は外国産のものもたくさん出回っていますので、特に国産のものにこだわる必要はありません。国産は産出量も限られおり価格が高い傾向にありますので、予算と合わせて選ぶといいでしょう。

石の色や柄
墓石の色というとこれまでは黒や灰色などが一般的でした。しかし最近ではピンクや赤、明るい茶色、ブルー、緑などさまざまな色彩の墓石を目にするようになってきました。
また、色ばかりでなく光の具合や角度によって表情が変わる石、光る結晶のようなものが入っている石なども使用されるようになっています。
そのため、故人の好きだった色やイメージに合わせて墓石を選ぶのもいいでしょう。

石は自然の産物であり、一つとして全く同じものは存在しません。そのため、墓石を選ぶときはよく石材店と相談し、現物を見ながら、墓石を建てる場所の環境や故人の希望、予算に合わせて選ぶことをおすすめします。

詳しい石の種類はこちら >