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未来のお墓研究所未来のお墓研究所

未来のお墓研究所

投稿日:2021.12.15
更新日:2023.08.09

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【墓じまいの手続き・必要書類を解説】継承者のいないお墓は「墓じまい」を

【墓じまいの手続き・必要書類を解説】継承者のいないお墓は「墓じまい」を

近年、先祖代々のお墓を「墓じまい」する方が増えています。「継承者がいない」「遠方のため相続したくない」などの問題があるようです。この記事では、墓じまいの手続き・必要書類・注意点などを解説します。墓じまいを考えている人はぜひ参考にしてください。



1. お墓の継承(相続)の基本ルール

お墓の継承(相続)の基本ルール

墓じまいとは、お墓を撤去し更地にした土地を管理者に返還することです。遺骨を新しい納骨先に改葬するまでを墓じまいと考えるとよいでしょう。墓じまいには「改葬許可申請」という行政手続きが必要です。勝手に遺骨を取り出し、移動したり廃棄したりすることはできませんので注意してください。

・墓じまいとは、お墓を撤去し土地を管理者に返還して改葬すること。
・お墓は勝手に移動・撤去してはいけない。
・墓じまいをする際は「改葬許可申請」の行政手続きが必要。

2. 墓じまいする人が増えている理由

墓じまいする人が増えている理由

近年、墓じまいを検討する方が増えています。理由の1つに挙げられるのが、都市部への人口の集中です。先祖代々のお墓がある地元から離れ、遠方に住んでいるという子や孫の世代は増えています。

お墓を継承した子・孫世代が若いうちは、遠方のお墓参りも可能でしょう。しかし、その世代が高齢になって遠方のお墓を守り続けることが難しくなり、墓じまいするケースがあるのです。

都市部への人口集中が核家族化を進行させたことで、従来の「家を継ぐ」「家を守る」という価値観も薄れつつあります。同時に「先祖代々のお墓を継承する」という価値観が柔軟化し、自分たちが守りやすい場所・スタイルのお墓に変える方が増えているのです。

3. 墓じまいの手続き

墓じまいの手続き

ここからは、墓じまいに必要な手続き・書類について解説します。墓じまいには「改葬許可申請書」を自治体窓口に提出する必要があります。それ以外に必要な手続き・書類は自治体によって異なりますので、詳しくはお墓のある自治体のホームページなどで確認しましょう。

墓じまいの流れと手順

墓じまいの一般的な流れをご紹介します。墓じまいの検討段階から改葬までの重要ポイントを挙げていますので、参考にしてくださいね。

親族と相談する

お墓に対する価値観が柔軟化したとはいえ、考え方は人それぞれです。後々のトラブルを防ぐために、親族には事前に墓じまいの意向を伝え、同意を得ておきましょう。

新しい納骨先を決める

多くの場合、改葬許可申請書には改葬先(新しい納骨先)の住所を記入する欄があります。つまり、改装許可申請をする前に、改葬先を決めておく必要があるのです。

墓地の管理者に墓じまいの意思を伝える

現在のお墓の管理者に墓じまいの意思を伝えます。寺院墓地であればお寺に、霊園であれば管理事務所に連絡を取りましょう。また、墓地の管理者に「埋葬証明書」を発行してもらう必要があります。

行政手続きをする(改装許可申請)

自治体の窓口に改葬許可申請書を提出して手続きします。申請が受理されれば、「改葬許可証」が発行されます。改葬許可証は、現在のお墓の解体・撤去工事を石材店に依頼する際や、移転先の寺院や霊園に申し込む際などに必要です。

閉眼供養を行う

閉眼供養とは、お墓から魂を抜き出して墓石をただの石に変える、という意味を持つ宗教儀式です。宗派によって「魂抜き」「脱魂式」「抜魂式」などと呼ばれ、お墓から遺骨を取り出す前に、僧侶がお墓の前で読経供養を行います。

何度もお墓に足を運ばなくてもいいように、閉眼供養と同日に墓石の解体・撤去を行うケースがほとんど。早めに閉眼供養と墓石撤去の手配をしておきましょう。なお、無宗教であれば、必ずしも閉眼供養は必要ではありません。

墓石の解体・撤去を行う

石材店に墓石の解体・撤去を依頼します。お墓を購入した石材店に依頼するのが一般的ですが、分からなければ他社の石材店でも構いません。また、墓石解体の専門業者に依頼することも可能です。作業を行う業者を指定している霊園もありますので、事前に確認しておきましょう。

移転先のお墓に納骨する

移転先のお墓に納骨すれば墓じまいは完了です。新たにお墓を建てる場合や、永代供養でも位牌を持つ場合は、開眼供養が必要です。閉眼供養と同様、無宗教であれば開眼供養は必須ではありません。

一般的に開眼供養を必要としない永代供養・合祀墓・樹木葬などでも、希望すれば開眼供養を執り行ってくれる場合があります。開眼供養を行なって気持ちの区切りをつけた方は、事前に新しいお墓の管理者に確認するとよいでしょう。

墓じまいに必要な書類

墓じまいに必要な書類の種類・名称は自治体によって異なります。ここでは、一般的なケースをご紹介していますので、手続きの際には事前に自治体のホームページをご確認ください。

改装許可申請書

改葬許可申請書は、自治体から墓じまいの許可を得るための書類です。自治体役所の窓口でもらうか、自治体のホームページでダウンロードすることも可能です。埋葬されている人の情報や改葬の理由、改葬先の住所などを記入します。

改葬する遺骨が複数人分ある場合、人数分の改葬申請書が必要です。自治体によっては申請書1枚でも受理される場合がありますので、事前に自治体に確認しましょう。

埋葬証明書

埋葬証明書とは、お墓の管理者に、「確かに遺骨がこの墓地に埋葬されている」ということを証明してもらう書類です。「納骨証明書」「埋蔵証明書」などと呼ばれることもあります。改葬許可申請書と一体になっている場合は、そちらに署名・捺印してもらいましょう。墓地管理者が独自に用紙を持っている場合は、それを使用してもかまいません。

受入証明書

受入証明書とは、遺骨の受け入れ先を客観的に示すための書類で、改葬先のお墓の管理者に発行してもらいます。自治体への改装許可申請には、改装許可申請書に加え受入証明書の提出も必要です。
改葬許可申請書に、受入証明書の記入欄が含まれている場合もあります。

承諾書

墓地の名義人と改葬許可申請を行う人が異なる場合、改葬許可申請書に加え承諾書の提出も必要です。承諾書は自治体の窓口やホームページで入手できるほか、改装許可申請書に記入欄が含まれている場合もあります。

申請書の身分証明書

多くの場合、申請者の身分証明書が必要です。また、印鑑が必要な場合もありますので、事前に自治体の窓口やホームページで確認しておきましょう。

改葬許可証

改葬許可申請が受理されると、自治体から改装許可証が交付されます。改葬許可証は、お墓の解体・撤去工事を石材店に依頼する際や、移転先の寺院や霊園に申し込む際などに必要となります。



4. 墓じまいする際の注意点

墓じまいする際の注意点

墓じまいをスムーズに進め、後々のトラブルを防ぐための注意点を見ていきましょう。

必ず親族と相談する

墓じまいで起こりやすいトラブルの1つが、親族との意見の食い違いです。「先祖代々のお墓を守るべき」「お墓の距離が遠くなる」「新しい供養方法が受け入れられない」などの理由により、親族から反対されるケースが多いようです。

墓じまいした後にトラブルになると、親族との関係に修復できない溝ができてしまう恐れも。必ず事前に親族と話し合い、双方が納得いく解決策を見つけましょう。

墓じまいの時期

墓じまいの時期は、寺院や霊園の繁忙期であるお盆・お彼岸・お正月を避けるのがベターです。また、雨の日はお墓の撤去作業が難しいため、梅雨の時期も避けた方がよいでしょう。降雪地域では、雪の多い時期も避けましょう。

墓じまいには、事前の相談まで含めると数ヶ月〜数年単位の期間がかかることがあります。「いつまでに墓じまいを済ませたい」という時期がある場合は、スケジュールを逆算して余裕を持って動き出しましょう。

墓じまいにかかる費用を確認する

お墓の撤去等ににかかる費用は約20~30万円が相場ですが、お墓の立地やお寺の事情によっては倍以上かかることもあります。また、新しい納骨先への移転費用も必要です。合計で数百万円以上かかることも珍しくないため、墓じまいをする際は費用をしっかり確認しておきましょう。誰が費用を負担するのかについても、親族と話し合っておく必要があります。

・墓石解体工事費:約8~10万円/㎡
・お布施代:約1~5万円
・離檀料:約1~20万円
・改葬許可証 交付手数料:300円程度

高額な離檀料に注意する

離檀料とは、お墓を撤去して檀家をやめる(離檀)ときに、お寺に感謝の気持ちを込めて納めるお金のことです。費用の相場は1~20万円程度ですが、言い値で決まるものであり法律やルールがあるわけではありません。お墓を建てるときの契約書に取り決めがない限り、支払い義務はないと考える人も多くいます。

離檀料は曖昧な部分も多いため、トラブルが起こることもあります。よくあるのは、高額な離檀料を請求されるケース。中には数百から数千万円請求されたケースもあるようです。高額な離檀料を請求されたときは、1人で悩まずお寺の本山に相談するか弁護士や行政書士などの専門家に相談しましょう。

5. 墓じまいの手続き代行を利用することも可能

墓じまいの手続き代行を利用することも可能

墓じまいの手続きを1人でやるのは大変なことです。「手続き方法が分からず不安」、「時間がない」という場合は、代行業者に依頼するという方法もあります。代行できる範囲は業者によって異なり、見積もりから納骨までまとめて代行、または行政手続きだけを依頼することもできます。

<代行費用の相場>
・すべてを代行:16~30万円
・行政手続き:4万円~
・墓石の解体・撤去:10~30万円
・遺骨の取り出し・納骨:7万円~

6. 余裕を持ったスケジュールで、正しく墓じまいを行いましょう

余裕を持ったスケジュールで、正しく墓じまいを行いましょう

墓じまいをする際は、お墓がある自治体役所での手続きが必要です。ここでは、墓じまいのおおまかな流れや改葬許可申請の方法を紹介しましたが、ケースバイケースのお部分も少なくありません。分からないことや特殊な事情がある場合は、役所窓口に相談してみるとよいでしょう。親族や関係者が納得いく墓じまいができるよう、事前にしっかり話し合い、余裕を持ったスケジュールで進めてくださいね。