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未来のお墓研究所

2020.5.8

樹木葬

今話題の樹木葬。人気の背景とは

東京・神奈川・千葉のペットと入れる樹木葬

ここ数年、樹木葬を選ばれる人が急激に増加しています。
終活関連サービスを提供する株式会社 鎌倉新書が実施した「第11回 お墓の消費者全国実態調査(2019年)」では、実際に購入したお墓のうち、樹木葬を購入した人は全体の40%を超え、一般墓を大きく上回る結果となりました。
そんな大人気の樹木葬ですが、なぜこんなにも需要が高まっているのでしょうか。
今回は、樹木葬の人気の背景について解説していきます。

1. 樹木葬とは

そもそも樹木葬は、山の中に遺骨を埋葬しその上に樹木を植えるという、古くから存在した埋葬方法です。しかし比較的新しい形のお墓のため、霊園によって樹木葬の形はさまざまです。一般的に樹木葬は大きくわけて2つの種類があります。

里山型
里山の土地を一部購入してその場所に埋葬と植樹をするタイプです。「最期は自然に還りたい」という想いから、人気のスタイルです。しかし、墓標自体が判別しにくかったり、遠方にあるため、墓参りや掃除などが難しいといったデメリットもあります。

公園型
霊園内に個別区画を設けて埋葬する公園型では、シンボルツリーを植えたり、花壇のようにするタイプがあります。里山型に比べて都心にもあるので、比較的墓参りがしやすいのが特徴です。

2. 樹木葬人気の背景

樹木葬が近年注目を集めてきた背景には3つの要因があると言われています。
1.自然志向が支持されてきたこと。
2.少子高齢化&核家族化により、お墓を継承することが出来ない方が増加してきたこと。
3.首都圏を中心に墓地を作れる場所が減ってきていること。

【自然志向、自然回帰の風潮】
最近では、有名女優がご主人をなくされた際、「コンクリートの下に眠らせるのはかわいそう。自然に返してあげたい」と樹木葬を選び、自らもその場所を安息の地としたことで話題になりました。また環境問題が取り上げられ「自然志向」が世の中に定着してきたことで、樹木や花々の下で眠る樹木葬が注目を浴びてきています。

【お墓を継承できる人が少なくなってきた】
少子高齢化や核家族化が進行したことによって、お墓を継承していく方(墓守)が居なくなってしまった結果、お墓自体を存続することが出来ず「墓じまい」せざるを得ない世帯も多いようです。実際にここ1年間に10万件以上ものお墓が「墓じまい」されているのです。
※厚生労働省調べ。

【首都圏を中心に墓地を作れる土地が少なくなってきた】
東京などの首都圏は土地の値段も高く、土地自体もあまり広くないことから、1世帯で1つのお墓がある霊園を数多く作ることが出来ないという問題があります。
そのため墓地の承継者が必要なく、限られた面積の中で多くの遺骨を埋葬できる樹木葬は、首都圏の墓地用地不足解消の方法として脚光を浴びています。
都内では、都立小平霊園において霊園の一角に樹木葬スペースを設け募集を開始したところ、『死後は自然へと回帰する』というイメージも相まって、倍率が数十倍を超えるほどの人気となりました。
これをメディアがこぞって取り上げるようになると、全国各地でも樹木葬を設置してほしいとの要望が相次ぎ、各地の公営霊園で樹木葬が導入されています。

3. 進化する樹木葬

最近では、ただ樹木を植えてその周りに遺骨を埋葬する従来型の樹木葬だけにはとどまらず、樹木の周りにガーデニング庭園風の植栽を配置したり、骨壷に工夫を凝らしたり、家族だけで個室を利用できるタイプの樹木葬が登場するなど、民間霊園を中心に、顧客のニーズを反映させた樹木葬が相次いで登場しています。霊園によって樹木葬の形式や費用など異なるため、購入前には必ず見学にいき、話を聞くことが大切です。
樹木葬購入後に「こんなはずじゃなかった」などの後悔の声を多数聞くことがありますが、そのようなことが無いよう、知識を持った上でのお墓探しをお勧め致します。