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投稿日:2020.5.1
更新日:2024.3.14

供養

「母の日参り」とは?母の日の起源や、母の日参りにおすすめの花を紹介

「母の日参り」とは?母の日の起源や、母の日参りにおすすめの花を紹介

母親への感謝の気持ちを伝える日として、「母の日」には多くの人が慣れ親しんでいます。この日はプレゼントやカーネーションを贈り、母親と共に過ごす時間を大切にしますね。しかし、感謝を伝えたいのはこの世にいる母親だけではありません。亡くなった母親にも感謝の気持ちを抱くものです。

そこで注目を集めているのが「母の日参り」です。今回は、世界各国での母の日の過ごし方や、母の日参りに適した花、色ごとのカーネーションの花言葉をご紹介します。

母の日参りとは

母の日参りとは

最近では、ゴールデンウィークから母の日にかけて、亡くなった母親の墓前を訪ねたり、ご自宅の仏壇にカーネーションを供えたりする「母の日参り」の習慣が広がっています。母親の存命中は、母の日に感謝の気持ちを伝えていたという人は少なくないでしょう。その想いは、母親が亡くなってからも供養という形で表すことができます。

母の日らしい花形のロウソクや花の香りがするお線香など、普段とは異なるアイテムを用意し、亡き母を偲んで手を合わせるのも良いでしょう。

母の日の起源

母の日の起源

「母の日はいつだっけ?」と毎年疑問に思う方は少なくないでしょう。日本の母の日は日にちが固定されておらず、5月の第2日曜日と定められています。母親に感謝を伝える日として広く認識されていますが、実は母の日の風習は世界各地にあるのです。

日にちは国ごとに異なりますが、アメリカやカナダ、イタリアやトルコ、オーストラリアなどは日本と同じ5月の第2日曜日が母の日です。なぜこの日が母の日として定められたかは、母の日の起源に由来します。

母の日の起源は、1907年にアンナ・ジャーヴィスが社会活動家として知られる亡き母を偲び、母親が好きだった白いカーネーションを手向けたことにあります。翌年の1908年5月10日、アンナ氏の亡き母に対する思いやりに感動して集まった人々に対し、アンナ氏は白いカーネーションをプレゼントしました。こうして、母にカーネーションを贈って感謝を表すムーブメントが全米に広がり、1914年に5月の第2日曜日が「母の日」として制定されました。

日本で母の日が5月の第2日曜日になったのは最初からではなく、1931年には皇太后の誕生日、3月6日を母の日としていました。その後、アメリカ文化が日本に入ってくる中で、今と同じ5月の第2日曜日に定められたと言われています。

世界の「母の日」事情

世界の「母の日」事情

日本だけでなく、世界中で母の日に感謝を伝える風習があります。国ごとにどのような違いがあるのかは、とても興味深いものです。ここでは、いくつかの国をピックアップして、世界の「母の日」事情をご紹介します。

・アメリカ
アメリカでは母の日を「Mother’s Day」と呼び、5月の第2日曜日に定めています。アメリカでは、母の日の贈り物として、カーネーションや母の日デザインの風船、ケーキ、キャンディで作られたブーケが人気です。時間を共有することが大切と考え、特別なことをするのではなく一緒に過ごすことに重きを置いています。

また、自分の母親だけでなく、母であるすべての女性に感謝と敬意を表すのが大きな特徴です。

・韓国
韓国には「母の日」という特定の日はなく、5月8日を「両親の日」と定めています。韓国では社会的な上下関係も親子同様に見做す傾向があり、親同然に接してくれる「監督」や「大家さん」などにも感謝を伝えます。

家族で集まり外食をして過ごすのが一般的で、カーネーションのブーケや鉢植えを贈ります。韓国では誕生日などに両親にお金や商品券をプレゼントするケースが多く、両親の日にもお金や商品券をプレゼントすることが多いようです。

・中国
中国の母の日は、日本と同じ5月の第2日曜日です。カーネーションを贈ることが多いですが、お守りを贈ったり親孝行をしたりします。

日本では肩たたきがあるように、中国では親の足を洗うことを親孝行としています。食事に出かけたり離れて暮らす母親に電話をしたりするなど、過ごし方は日本と変わりません。

・ブラジル
中国の母の日は、日本と同じ5月の第2日曜日です。カーネーションを贈ることが多いですが、お守りを贈ったり親孝行をしたりします。

自身の母親だけでなく、すべての母に「ありがとう」や「おめでとう」と声を掛けるのが特徴です。

・イギリス
イギリスの母の日は「マザーズデー」や「マザリングサンデー」と呼ばれ、3月〜4月にあるイースターサンデーの3週間前です。日付は毎年変動しますが、日曜日であることは決まっています。ちょっとしたプレゼントや感謝の気持ちを込めたカードを渡すことが多いですが、バラやチューリップなどの花束も定番プレゼントして選ばれています。

母だけでなく祖母にも同じように感謝の気持ちを伝えるため、母の日カードの売り場には祖母向けにデザインされたカードも並びます。子どもたちが朝食を用意し、母親にはその日をゆっくりと楽しんでもらう「ブレックファスト・イン・ベッド」という習慣が特徴的です。

・フィリピン
フィリピンの母の日は5月の第2日曜日とされ、日本と同じく母への感謝を伝えます。フィリピンは家族を一番に考える文化があり、母の日は特別な日、重要度の高い日と認識されています。

花のプレゼントが定番ですが、カーネーションではなくバラが人気です。数輪のバラや花束にしたバラをプレゼントし、チョコレートやケーキを贈ることもあります。

・タイ
タイではシリキット王妃(プラミンン前国王の王妃)の誕生日である8月12日が母の日です。学校では母親を招いて式典が行われ、子どもたちが感謝を伝えます。贈り物は「プアンマーライ」と呼ばれる数珠状につないだジャスミンの花が一般的です。

タイ全土でパレードや祭典が催され、母親たちは水色の服を着ます。タイでは生まれた曜日によって色が決まっており、シリキット王妃の誕生日の色が水色だからです。

・イタリア
5月の第2日曜日を母の日とし、大きな広場でアザレアの鉢植えが販売されます。イタリアでは、特に花を贈る風習がありますが、母親をとても大切にする文化があり、日頃から母親への感謝の気持ちを言葉や態度で示しています。

そのため、母の日にそれほど特別感はなく、日常に少しプラスして感謝を伝える日と捉える人も多いようです。

・フランス
フランスでは「フェット デ メール」と呼ばれる母の日が、5月の最終日曜日に定められています。

子どもから母親へ感謝を伝えるだけでなく、夫から妻へ感謝を伝える日でもあります。花やプレゼントを贈りますが、「お母さんの休日」という意味合いが強いため、母親はすべての家事・育児を休み、代わりに夫や子どもたちが奮闘する日と捉えられているようです。

・オーストラリア
5月の第2日曜日を母の日とし、プレゼントは菊が定番です。菊は英語で「chrysanthemum」と言い、「Mum(マム)」と略されることから母の日に贈るようになりました。

一緒に出かけたり食事をしたりしてプレゼントを渡しますが、プレゼントに決まりはなく、花以外ではチョコレートやカード、実用品など人によってさまざまです。

母の日参りに供えたい花

母の日参りに供えたい花

母の日には、母性愛の象徴とされるカーネーションがよく贈られます。赤いカーネーションが一般的ですが、ピンクやオレンジ、白など様々な色があり、色によって異なる意味を持ちます。選ぶ色によって伝えたいメッセージを変えることができ、母の日参りの際にどの色を選んでも問題ありません。亡くなった母親へのお供えには、白いカーネーションを選ぶ方が多いようです。

カーネーションに限らず、故人の好きな花を選ぶのも良いでしょう。お供え用の花束やアレンジメントには、柔らかく優しい色合いが好まれる傾向にあります。トルコキキョウやカスミソウ、ユリ、アマリリスなどの花を用い、白を基調に淡いピンクや優しい紫、明るい黄色などを組み合わせると、温かみのある贈り物になります。

色で異なるカーネーションの花言葉

色で異なるカーネーションの花言葉

「母の日と言えばカーネーション」「生前はいつもカーネーションを贈っていた」というように、カーネーションには多くの人にとって特別な思い出があるかもしれません。

カーネーションにはさまざまな色があり、それぞれの色には独自の花言葉があります。カーネーションを選ぶ際には、その花言葉に注目して色を選ぶのはいかがでしょうか。

・赤色のカーネーションの花言葉

花の色 花言葉
母への愛、熱烈な愛、愛を信じる

母の日の定番である赤色のカーネーションは、「母への愛」「熱烈な愛」「愛を信じる」という花言葉を持ちます。具体的に「母」という言葉が含まれていることが、赤いカーネーションが母の日の定番になっている理由でしょう。

・深い赤色のカーネーションの花言葉

花の色 花言葉
深い赤 欲望、心の哀しみ

一般的な赤色のカーネーションと比較して、少し深い赤色に変わると花言葉も「欲望」「心の哀しみ」へと変化します。落ち着いた雰囲気をまとう美しい色ですが、ネガティブな意味合いを含むため選ぶ際には注意しましょう。

・白色のカーネーションの花言葉

花の色 花言葉
純血の愛、尊敬、あなたへの愛情は生きている

白色のカーネーションは、「純粋な愛」「尊敬」「あなたへの愛情は生き続ける」という花言葉を持ちます。その美しい外見と、母を偲ぶ気持ちを表す花言葉により、白いカーネーションは母の日の供花に最適です。

・ピンク色のカーネーションの花言葉

花の色 花言葉
ピンク 温かい心、感謝、気品、上品、美しい仕草

ピンク色のカーネーションは、「温かい心」「感謝」「気品」「上品さ」「美しい仕草」といった花言葉を持ち、母の日にぴったりです。ピンクの暖かさと優しさ、そして花言葉の意味が合わさり、故人を偲ぶ心を表現するのに適しています。

・黄色のカーネーションの花言葉

花の色 花言葉
黄色 美、友情

黄色のカーネーションは「美」「友情」という花言葉を持ち、母への感謝の気持ちを明るく表現できます。黄色が持つ「幸せ」や「元気」の意味は、元気で過ごしていることや亡き母に対して安心して欲しいという気持ちを伝えるのにも最適です。

・オレンジ色のカーネーションの花言葉

花の色 花言葉
オレンジ 純粋な愛、清らかな慕情、あなたを愛しています

オレンジ色のカーネーションは、「純粋な愛」「清らかな慕情」「あなたを愛しています」という花言葉を持ちます。母への深い愛情を表現でき、受け取る人を幸せな気持ちにさせる色といえるでしょう。

・青色のカーネーションの花言葉

花の色 花言葉
永遠の幸福

青色のカーネーションは「永遠の幸福」という花言葉を持ちます。母に感謝し、母の幸せを願うメッセージを静かに伝えられます。

・紫色のカーネーションの花言葉

花の色 花言葉
気品、誇り

紫色のカーネーションは、「気品」「誇り」といった花言葉を持ちます。故人を敬う気持ちや尊ぶ気持ちを表現でき、紫色が上品な印象を与えることから供花としておすすめです。

「母の日参り」で亡き母へ思いを馳せませんか?

「母の日参り」で亡き母へ思いを馳せませんか?

「母の日参り」とは、母親の墓前を訪れたり自宅の仏壇にカーネーションなどを供えたりすることで、亡き母への感謝を表す習慣のことです。時間が経っても母親への感謝の気持ちは色褪せることがありません。今年の母の日には、母親を偲びながら選んだ花を供え、心からの感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?